作品一覧

  • 理系企業と文系企業 何がどう違うのか?
    3.5
    1巻1,400円 (税込)
    そもそも著者が企業を理系と文系に分けてみようと思ったきっかけは、典型的な理系企業と文系企業に在籍した体験からだった。最初に著者が勤めたカネボウは文系人間の多い文系企業、その後転職したキヤノンは典型的な理系企業、その差は雰囲気や習慣にとどまらず言語にまで及んだという。知的興味を掻き立てられた著者はさらに色々な企業を調べていくうちに、文化の違いを生むのは理系人・文系人の違いにとどまらず、創業者やそれを受け継いだ企業DNAであることを突き止めた。本書はその成果を主として就活中の学生、転職希望者向けに紹介したものである。企業を理系と文系に分けてみると、これまでにない面白い視点から会社が分析できる。後悔しない会社選びのために、一度は読んでおきたい一冊である。

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  • 経営学よりためになる 「会社学」のすすめ
    3.0
    1巻850円 (税込)
    世に「経営学」「会計学」「経済学」はあっても、「会社学」はない。本当に経営について勉強したければ、生身の会社を研究するのが実は一番いい。それが著者の提唱する「会社学」である。そもそも著者がこの発想に辿りついたのは転職がきっかけだった。典型的な文系企業カネボウと、典型的な理系企業キヤノンに在職した経験を持つ著者は、企業風土と盛衰の関わりに興味を抱き、多くの企業について調べてみた。その結果、会社とはまさに生き物であり、その行く末を左右するのは会社のDNA(企業遺伝子)であるということ。そこで本書では、国内外の代表的企業32社を取り上げ、そのDNAを探ってみた。長寿企業、成功企業とは一体どんなDNAを持っているのか。成長と存続を続ける秘密が明らかになる。企業理念や企業風土といった、数字では決して分析できない要因に光を当てた、新しい学問の誕生である。改めて会社の奥深さに気づかせてくれる。

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  • キヤノンとカネボウ
    3.2
    1巻660円 (税込)
    戦前、日本最大の民間複合企業として君臨し、その後凋落していったカネボウ。町工場から出発して日本を代表する企業に成長、経団連会長まで出したキヤノン。「感性」で勝負する文系企業と、「知性」による研究開発で発展してきた理系企業。全く対照的な両社に勤めたサラリーマンが、「内側から見た企業文化」を描き出す。繊維業界の風習や、発展の原動力となった「キヤノンの常識」など、貴重な証言も満載。

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ユーザーレビュー

  • 理系企業と文系企業 何がどう違うのか?

    Posted by ブクログ

    3.5
    理系と文系を比較した本。縦割りすぎる感もあるが結局は自分野以外にも理解があり目標設定できるのが大事。研究畑は、細部だけになりがちだが全体を見る癖が必要。
    理念や社歴から文系と理系企業に分けた論点が面白く、会社の生き残り条件、文系と理系社長の資質、ソニー研究五箇条「新ビジネス開拓になるか、社内のどの技術に役立つか、どこにオリジナリティがあるか、世界トップレベルか、事業部が取りに来る程魅力的か」やトヨタの7つのムダ「造りすぎ、手持ち、運搬、加工そのもの、在庫、動作、不良を造る」の話はなるほどと感じた。

    0
    2016年08月28日
  • キヤノンとカネボウ

    Posted by ブクログ

    これはすごく勉強になりました。カネボウに23年、キヤノンに10年間務めた現役の社員さんが書いたもの。その変の業界研究本とちがうのは、やはり社員が書いたということで現場の生の声が聞けるということですかね。2時間程度で読み終わります。

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    2009年10月04日
  • 理系企業と文系企業 何がどう違うのか?

    Posted by ブクログ

    期待外れでした。
    もう少し掘り下げた考察を期待していたんですが、表面的な考察に終始している感があります。
    結論も、要は「文理のバランスが大切」と言っているだけ。
    そりゃあそうでしょ。

    就活生を主な対象とした本のようなので、仕方ないのかな…。
    まあ、切り口は面白かったので、辛うじて★★★☆☆かと。

    0
    2014年12月21日
  • キヤノンとカネボウ

    Posted by ブクログ

     有名な会社の名前が二つもタイトルとして使用されており、二者間の比較でもされているのかと、気になり読んだ本。
     本書は元カネボウ、現キャノン(本当の会社名は「キヤノン」なのだが、いちいち打つのが面倒なので「キャノン」とする)の社員によって書かれた、二社間の環境・体質の違いを当事者から見た記録である。
     他の方もレビューしているように、この本にはさっと目を通す程度の情報が含まれており、企業研究には一応使えるかという内容しかないように思われる。筆者が現役のキャノンの社員ということもあり、企業のイメージアップともとれるような文章があるのも事実である(個人的にあまり元経団連会長にいいイメージを持ってい

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    2013年03月13日
  • 経営学よりためになる 「会社学」のすすめ

    Posted by ブクログ

    様々な会社の成り立ちや面白いエピソードが集まっている、という意味ではネタ帳になる一冊なのだが、筆者が言いたい「会社学」ってのは若干無理があるしそこを押したいのであればもっと系統だってまとめるべきだったなぁと思う一冊でした。

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    2012年08月14日

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