浅見和彦の作品一覧
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Posted by ブクログ
原文は想像以上に短い。推敲を重ね、無駄を削ぎ落として残ったものが、方丈記であり方丈庵なのだろう。
「完璧とは、何も足すものがなくなったときではなく、何も引くものがなくなったときに達成されるものである」を思い出した。ドラッカーとかジョブズとか多々引用されてるが、オリジナルは確かサン=テグジュペリだったか。
対句で物事を鮮やかに対比、列挙。繰り返しの語句による独特のリズムが味わい深い。
接続詞の使い方が印象的。語の意味や込められた思いは言うに及ばず、生み出される間が絶妙。冒頭の「しかも」は秀逸。
章分けはもとより段落や句読点も底本にはなさげ。著者が読み易さを考慮して追加か。読点がいい味を出しているが、多用しすぎの感も。
今なら、すわ盗作かと炎上しそうな箇所も少なからずある。解説によると、傑作を巧みに取り込んだ良質のオマージュ。
著者の長明愛が深い。好きすぎて、思い入れ思い込みが強すぎて、独断と偏見に基づく長明贔屓の解釈、推測、空想、妄想が解説に散見される。だが、それがいい。自覚はあるようで、一般には受け入れられていない自説には、定説ではない旨がちゃんと記されている。
なんか語りたくなる文章、超長文になったので以下割愛。