近藤和彦の作品一覧
「近藤和彦」の「イギリス史10講」「民のモラル ――ホーガースと18世紀イギリス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「近藤和彦」の「イギリス史10講」「民のモラル ――ホーガースと18世紀イギリス」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
イギリス史の大家による新書。イギリス史の始まりから現代までを非常にコンパクトに、興味深くまとめられている。コンパクトではあるが、全体を貫く緊張感は知的な心地よさを感じる名著である。
10講とあるので、教科書的な叙述を想起させるのだが、内容はまったく教科書的ではなく、むしろ逆に教科書で書かれているような内容を最新の歴史学、イギリス史研究の成果をもって覆しつつ、それでいて小難しくないところが良い。
たとえば、中世末。「長い16世紀」を迎える直前の、第1次百年戦争の叙述。本当の争点は、クラレット、「すなわち鮮明な赤ワインこそ、百年戦争の第三の、いや本当の争点だったかもしれない。」(63ページ)。
Posted by ブクログ
先史時代から現代までのイギリス通史。
帯に「基本書」とあるが、ある程度の知識がないとなかなか厳しい。
後半は政治に関する話も多く、正直一読では半分も理解できず……。
ただ、合間に挟まる王室のエピソードや首相の生い立ちなどは読んでいて楽しい→
個人的にヴィクトリア女王のエピソードが好き。素敵なご夫婦。お子さんはドラ息子になっちゃったけど(笑)
昔から女王がいる国だから男女平等が根付いているのかと思ったら、最近まで女性には選挙権もないなど、意外と日本と似ているな、と思ったり。
18世紀には自国に特産品が少なかったのも驚き→
中国や日本の陶磁器に勝てないから、ウェッジウッドは様々な工夫を経て成