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ユーザーレビュー

  • LONESOME隼人 ローンサム・ハヤト

    Posted by ブクログ

     この本の腰巻(本に巻いてある帯様の紙のこと)には郷隼人歌文集とあります。ということはこの著者は「知る人ぞ知る」という人なんですね。だいたいこの郷隼人という名前ですけど、この名前はおわかりと思いますが、ペンネームのようなのです。名前から察して鹿児島出身の人のようです。なぜペンネームかといいますと、それには理由があります。腰巻にはさらに小さな字で「終身刑で米国の刑務所に20年間暮らす歌人の魂の叫び―」と記してあります。そう彼は殺人罪で終身刑を宣告されて収監中の身なんですね。
     郷隼人さんは独学で短歌を学び、アメリカの刑務所から朝日新聞紙上の「朝日歌壇」に投稿を続けています。一九九六年にはじめて入

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    2010年04月02日
  • LONESOME隼人 獄中からの手紙

    Posted by ブクログ

    「ホームレス歌人のいた冬」の中で出てきた郷隼人さんの本を読んでみた。

    郷隼人さんは若くして渡米し、殺人を犯してしまい、アメリカの刑務所にいる終身服役囚です。そして、日本の朝日新聞の短歌投稿(ものすごくレベルが高いことで有名だそう)で何度も入選している歌人でもある。

    この本は郷さんの2冊目の本で、1冊目は、アメリカの刑務所のわりといい面や良い人たちのことを書いたらしいんだけど(読んでないのですが)、こちらの本は、そうではない場面や人(^^; のことを書いたそう。

    ”信じられないだろうが、米国のプリズンではなんでもありだ。”

    (^^;
    私の生きてる世界とはまるで違う世界の話で、非常に興味深

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    2021年10月05日
  • LONESOME隼人 ローンサム・ハヤト

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    著者は「朝日歌壇」の短歌の常連投稿者。短詩の素養などまったくない私だが、氏の作品に初めて触れたとき、刑務所に囚われた心を歌った重い内容に心をゆさぶられた。「アメリカ」とカタカナで記された居住地もその紙面では珍しく、印象深く記憶に残った。しばしば掲載される歌を読み続けるうちに、殺人の罪で無期懲役の刑に服していること、鹿児島出身であること、故郷に老いた母がいることを知った。

    本書には獄中歌人の約500首の歌、10本のエッセイ(大阪朝日新聞に連載)、そして数点のスケッチ画が収められている。これを読んで、名前はペンネームであること、長く会っていない娘さんがいること、そして日本には彼の歌から慰めと勇気

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    2011年11月15日
  • LONESOME隼人 獄中からの手紙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    朝日歌壇で常連の郷隼人。
    この本を読むかぎり冷静で起用そうな(花壇を作ったりお寿司を握ったり)人がなぜ終身刑を言い渡される殺人、および殺人未遂の事件を起こしたのか…そこが語られないまま、
    望郷や母を思う短歌、刑務所暮らしの短歌が綴られている。

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    2014年05月28日
  • LONESOME隼人 ローンサム・ハヤト

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    実家の母からの「救援物資と一緒に送られてきたシリーズ」第3弾!
    ゆっくりと落ち着いて読めば心に残る詩が幾つか見つかることでしょう。

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    2009年10月04日

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