作品一覧

  • 愛をこうひと 分冊版 1
    完結
    3.0
    全6巻119円 (税込)
    「母さん、なぜ私を生んだの?」虐待を受けながら育った娘は、ずっと自問していた―。一度は自分を捨てた母に、父の死後引き取られ、ともに暮らすようになった照恵。しかし、それは実の母親から壮絶な虐待を受ける、地獄のような日々の始まりだった。やがて自らも母となり、やっと穏やかな生活を手に入れた照恵だったが、1本の電話が、彼女の封印してきた過去の記憶を呼び覚まし…。虐待により踏みにじられた魂の再生を、曽根富美子が描ききった感動作。分冊版で登場!! ※こちらの作品は『愛をこうひと』を6話に分冊したものになります。ご注意ください。
  • 愛を乞うひと
    3.7
    1巻528円 (税込)
    複雑な家庭事情により、孤児院に預けられていた照恵は、十歳の時、再び母に引き取られた。だが、いたいけな少女にとってそれはあまりにも苛酷な日々の始まりだった。情容赦のない母の仕打ち。何度も殺されかけた八年間。それでもひたすら母に愛を欲した。だが、祈りは届かなかった……。母への限りない憎しみと愛への渇望。その狭間で何年も彷徨い続けた照恵はいま、親子の絆をさがす旅へと向かう。各界から絶賛を浴びた生命を余すところなく描ききる感動の長編小説。
  • 愛をこうひと
    完結
    4.3
    全1巻660円 (税込)
    【ページ数が多いビッグボリューム版!】「母さん、なぜ私を生んだの?」虐待を受けながら育った娘は、ずっと自問していた――。一度は自分を捨てた母に、父の死後引き取られ、ともに暮らすようになった照恵。しかし、それは実の母親から壮絶な虐待を受ける、地獄のような日々の始まりだった。やがて自らも母となり、やっと穏やかな生活を手に入れた照恵だったが、1本の電話が、彼女の封印してきた過去の記憶を呼び覚まし…。虐待により踏みにじられた魂の再生を、曽根富美子が描ききった感動作。原作のその後を描いたオリジナル番外編『闇がひらかれるとき』、原作者・下田治美氏の解説文も収録した完全版。

ユーザーレビュー

  • 愛を乞うひと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    虐待という悲惨な出来事の描写もあるが、胸糞な気分にもならず最後まで読み通すことができました。過去の傷は消えないかもしれないけど、主人公が少しだけ救われた展開で良かったです。(実際の虐待サバイバーはこの描写をどう思うか分からないけど)

    0
    2021年04月22日
  • 愛を乞うひと

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    血のつながりの、いったいどんな意味があるのだろうか?母親に何度も殺されかけた娘の復讐と親子の絆を探す物語。

    20年程前にこの本を読んだ時の衝撃は今でも忘れられない。愛を乞う乞食だったという描写が未だに忘れられずに頭にこびり付いていました。妻に勧めた事を切欠に再読。
    虐待のシーンは読んでいて未だに辛くて、読んでいて胸がぎゅーっと苦しくなります。人が苦しんでいるのは創作でも苦手な私。
    でもこの本で主人公は娘と亡き父に支えられてひたすらに光に向かって歩き続けます。次第に明かされていく出生と父の生い立ち。次第に霧が晴れて来るのに、何で母がここまで自分を虐待したの

    0
    2017年02月05日
  • 愛をこうひと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでいる間ずっと胸が苦しかった。母親がひどすぎて、主人公が哀れすぎて。救いは素晴らしい家族を得られたこと。虐待の連鎖が止まって本当によかった。読み終わった後もずーっと重たいものが残ります。

    0
    2016年09月30日
  • 愛を乞うひと

    Posted by ブクログ

    大学時代に
    「あ、これ、映画になってた」
    と思い、何気なく手に取りました。

    衝撃です。

    母親の娘に対する虐待を描いてるんですが…。
    怖いはず。怖いはずなのに
    目が放せない。先を読みたい。

    自分的にはビリーミリガンを読んだときに近いくらいはまって一気に読んでしまいました。
    なんか、こういうのを読んでしまう自分の残酷さみたいなものを感じた作品でもあります(笑)

    0
    2009年10月04日
  • 愛を乞うひと

    Posted by ブクログ

    虐待には様々な種類がある。だが、どんな仕打ちを受けその相手を呪おうとも、心の底に転がっているものはその現実とは相容れないものであったりする。母が娘をいたぶる。娘はそれでも「母」ではなく「母親」というものを求める。なんて哀しいことか。「そうだ、このやわらかさなのだ、おかあさんというのは。子どもが抱きついたとき、自分の体の肉をほんのひとけずりして、そのくぼみにちいさなからだを埋め込むことがでくるひとなのだ」

    0
    2009年10月04日

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