売野機子の作品一覧
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Posted by ブクログ
【2026年9月28日現在、7巻まで刊行、まだ結構続くのか展開次第かな】
ありす、宇宙(どこ)までも と読みますが。。。面白い!
表紙の女の子が宇宙飛行士になる(はず)までが描かれる物語だと思います。この作品では主人公のありす(表紙の女の子)は、生まれや育ちの環境から、セミリンガルと呼ばれる、多くの国の言葉に触れ、母国語と呼べる言語のないままにいずれの言語も習熟できていない未熟な段階のまま清涼してしまっている状態であることが題材として挙げられています。
多くの言語に親しむことは端から見るといろんな言語に慣れて外国語を学ぶ際に楽そうだなーとか、一見優秀な人なのかも?と感じるかもしれないが、母国語というものが無い、というのはかなり大変なことなのだということに気づかされる。
例えばこの文を読んでいる人は大抵日本語を母国語として生きてきた人で、色んな思考を日本語で考え、それをそのまま言葉として発することができる。そして、幼少期にはできなかった複雑な感情や思考を言葉で表現できるようになってきたはず。そうやって、使いこなせるようになった言語を取り上げられる、ということは海外で過ごす際に感じる「あれ、この言葉って〇〇語ではどう言うんだろう?」という次元ですらなく、この自分の感覚を表現する言葉を見つけられない。。。この状況をリアルにイメージすることは難しいが、自身の知識と言語習熟度はかなりリンクしているんだなと感じさせられるのが、この1巻であり、母国語で勉学に取り組める日本の教育機関がこの上なくありがたい存在であったことも実感させてくれる。
で、まぁそのセミリンガルである女の子がどうやって宇宙飛行士に?と思うかもしれないが、その大変な状況からでも勉強することでそれを克服し、勉強の楽しさを教えてくれる存在があるんですが、教員の立場としては「学びの楽しさ」を教えるのはかくあるべきだなと考えさせられるし、自分もこのような師に出会いたかったなと素直に感じる(まぁこんな風に教えてくれる存在なんてのはやはり漫画でしかありえないなとも同時に思いますが。。。)。