ヴィリエ・ド・リラダンの作品一覧

「ヴィリエ・ド・リラダン」の「残酷物語」「未来のイヴ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 残酷物語
    -
    1巻2,750円 (税込)
    11世紀に発するフランス屈指の大貴族の家系に生まれ、ボードレール、マラルメをはじめワーグナーら当時の錚々たる詩人・芸術家たちの友情と畏敬を勝ち得るほどの才能に恵まれながら、もっぱら美と崇高への奉仕に専念し、時流と大衆に迎合した一切の文章を書くことを拒んだために、生涯を洗うがごとき赤貧のうちにおいた孤高の文学者、ヴィリエ・ド・リラダン伯爵。その得がたい批評精神の真髄を伝える28篇の全訳をリラダン研究に半生を費やした詩人、斎藤磯雄の彫琢の訳文で贈る。
  • 未来のイヴ
    4.6
    1巻1,980円 (税込)
    魅惑的な美貌と肉体を持ったアリシアを運命の恋人としたエウォルド卿は、やがて彼女のあまりの軽薄さに幻滅してしまう。絶望の淵にあった彼に手をさしのべたのは、エジソンだった。偉大な発明家はついに、アリシアを完璧に模した肉体に高貴な魂をそなえた機械人間〈ハダリー〉を生み出すが……。アンドロイドSFの元祖、待望の新訳!

ユーザーレビュー

  • 未来のイヴ

    Posted by ブクログ

    物語の筋や整合性を追うよりも、ひたすら「人間にとって愛とは何か?」を考えさせる作品だと思いました。

    前半の長大な独白は斜め読みしつつも、ハダリーが登場するあたりからは、その鮮明な描写に一気に引き込まれました。

    時代性を感じる女性蔑視の記述については、あえて男女を逆転させ「現代の男性にも同様の事例はあるな」と身近な人物に当てはめて読んでみましたが、これが非常に面白い試みとなりました。

    昨今の倫理観の高まりを好ましく思う一方で、剥き出しの言葉に触れることが思考を深める重要な契機になり得ると実感できたことは、私にとってここ数年で最も忘れがたい読書体験となりました。

    0
    2026年04月26日
  • 未来のイヴ

    Posted by ブクログ

    令和のエンタメに慣れすぎた僕の読書筋肉を鍛え直してくれる「古典西洋SF文学の大著」だ(しかもSは「スペキュレイティブ」のほうだ)

    現代視点では眉を顰めざるを得ない部分と、現代視点でも先見の明に唸らされる面とがあってなかなか得難い読書体験だった

    0
    2026年01月30日
  • 未来のイヴ

    Posted by ブクログ

    思うことが、いっぱい有り過ぎて、感想がまとまらない。
    いろいろな意味で規格外な作品。
    800頁近い大作で、読むには時間が掛かったが、飽きずに食い入るように読ませてもらった。
    これだけ、面白く読めたのは、古典新訳文庫として、僕のような無知無学な人にも分かりやす翻訳して頂いたおかげだ。
    このシリーズの古典文学は、今後も読んで行こうと思う。

    0
    2024年06月24日
  • 未来のイヴ

    Posted by ブクログ

    人間は機械で再現できるのか、アンドロイドの作り方の講釈を延々と続けるエジソン。冗長だがそれがいい。そして魂とはなにかが延々とした講釈の後に現れる得体の知れない恐怖感。素晴らしい。

    0
    2019年08月20日
  • 未来のイヴ

    Posted by ブクログ

    スチームパンクって現代人の懐古趣味とSFを合体させた発明だと思ってたが違った! 作者はエジソンと同時代人のリアルスチーム世代なのです。これは衝撃。今のSFってちっとも進化してないってことなのか?

    本作は1886年に刊行されたアンドロイドものの古典作品。近年でもさまざまな作品に引用されているのに、知らなくて恥ずかしい。先日見た『屍者の帝国』にもエジソンとハダリーが出ていたなー。
    19世紀の小説とは思えないスピード感があり、面白かった。(分かりやすさはどうやら新訳のおかげらしい)
    まだの人は、ぜひ。

    0
    2019年01月16日

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