『HUNTER×HUNTER』推しキャラ座談会

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『HUNTER×HUNTER』をこよなく愛するBookLive!書店員による特別企画"推しキャラ"座談会!書店員7名が各自の"推しキャラ"の魅力と、それぞれのキャラが活躍するイチオシのコマについて熱く語りました!
■紹介キャラ:クロロ、キルア、ヒソカ、マチ、ビスケ、アルカ、ネテロ
※本特集には作品のネタバレが含まれます。

書店員プロフィール

おにぎり 30代女性。マーケティング担当。基本は主人公チーム箱推しだけど、幻影旅団のような格好いい敵集団に弱い。推しはクロロ。
アンコウ 20代男性。マーケティング担当。少年のような心を持ったキャラが好き。推しはキルア。
らむ 20代女性。少年・青年マンガ販促担当。自信たっぷりでプライドが高く、かつ実力の伴う強キャラが好き。過去に闇を抱えているとなお良し。推しはヒソカ。
ふる 20代男性。インフラエンジニア。何かのきっかけでいきなり性格変わるキャラが好き。推しはマチ。
キョージュ 20代男性。マーケティング部の(ほぼ)新入社員。強いのにコンプレックスを持っている女性キャラクターが好き。推しはビスケ。
おだわら 20代女性。コミック編集部の新入社員。性別が不明になりがちなキャラクターが好き。推しはアルカ。
うにわか丸 20代男性。マーケティング部の新入社員。「強い」噛ませ犬キャラが好き。推しはネテロ。

推しキャラ座談会

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        ――それでは、『HUNTER×HUNTER』をこよなく愛する書店員7名による"推しキャラ"座談会を始めます。皆さん推しキャラについて語ってください。まずはおにぎりさんから。

        おにぎり 最初に言っておくと、冨樫義博先生作品でオールバックのキャラが髪をおろした時の色気増、ハンパない! クロロもそうだし、幽助、ヒソカ、などなど。

        うにわか丸 真理ですね。

        おだわら 分かりすぎます。

        おにぎり まずクロロは第34巻、天空闘技場でのヒソカとの闘いで、あの人外すぎるヒソカを相手に「………人とは 本当に面白いな」と言うシーンが印象的ですね。ヒソカを「人」扱いできるのはクロロくらいでは。

        キョージュ 自分自身は「人」の枠の外にいると思っている感じがしますね。

        おにぎり 第12巻ではクロロに捕らえられたゴンに「なぜ自分達とかかわりのない人達を殺せるの?」と聞かれて「なぜだろうな」と考え込むシーンがあって。クロロは快楽主義のようでありながら自己没入的でもあり、「自分とは何か」「人とは何か」と、今も壮大な自分探しをしている途中なんですよね。

        らむ 自分と関わりのない人間にはどこまでも冷徹なのに、自分探し中の26歳…繊細なシリアルキラーって感じでマンガのキャラとしてすごく魅力的。

        おにぎり で、イチオシのコマは第35巻の船上シーン(※1)。基本的に幻影旅団は「頭が死んでもクモは動き続ける」と割り切っていて、自分の覚悟において死んだ者(ウボォーやパクノダ)に対しては、それを納得して受け入れているところもあるけど、コルトピとシャルナークがヒソカに殺された時に割り切れない感情を持て余しているのがにじみ出ていて好きです。他人に頓着しないようでいるけど、まだ自分自身すら定めきれてなくて、その葛藤に悩んでいる姿を見ると、団長とはいえ彼もまた人間なのだなと思います。

        ――では次にアンコウさん、お願いします。

        アンコウ 少年のような心を持ったキャラが好きなので、推しはキルアです。初期ではスケボー乗っているんだよね。途中から乗らなくなっちゃうけど。あとお菓子が好きとか、自分が気に入った人としか仲良くしない、それから自分の力を過信している、ってところも。子どもっぽくて良いですね。

        らむ 少年のような心で、気に入らない相手の心臓を平気で抜き取るという…。

        キョージュ すかしているくせに実は女性とデートしたことがないんですよね。そんなところも可愛いですね。

        アンコウ 好きなコマは第2巻、ネテロ会長が持つボールを、ゴンと二人で奪い取るゲームをして、キルアだけ先にギブアップした後のシーン(※2)。「あれ以上やってたら、殺してでもボールとりたくなっちゃうもんな」と言っているんだけど、この時のキルアでは絶対ネテロは殺せないはず(笑)。そんな過信も可愛い。

        おにぎり 兄弟スキーな自分としては、ゾルディック兄弟のこじらせてる関係性も好きです。例えば長男のイルミは、暗殺者として素質のあるキルアを教育して操って自分に依存させようとしてるけど、実は依存しているのはイルミの方なんだな、というのがにじみ出ている。

        おだわら 分かりますねえ…。

        ――次、らむさんお願いします。

        らむ 実力の伴うビッグマウスなキャラが好きなので、ヒソカ推しです。自分が最強だと理解しているゆえに、見込みのある人間はすぐに死なせずあえて生かして、自分の実力に釣り合うレベルになるまで待つという…格闘狂が行き過ぎているところ、最高です。そして相手の成長のために、時々面倒見の良さを発揮するところにキュンとします!

        おにぎり トリックスター総選挙やったら間違いなく1位になれるキャラ。

        らむ 好きなコマは第6巻、天空闘技場の200階でゴンとキルアが来るのを待ち伏せし、彼らに「このフロアに足を踏み入れるのはまだ早い」と言って先に通さないシーン(※3)。念能力を何も身に着けていない状態で200階の連中と戦っても、潰されてしまうだけだってことを彼は分かっていて、鍛えて出直して来いという…いつか二人が自分好みに育つよりも先に死なれたくなかっただけなんでしょうが、それにしても優しいなと。

        うにわか丸 グリードアイランド編でのレイザーとのドッチボール対決で仲間になったところ、胸アツでした。

        おだわら 敵としてあまりにも凶悪すぎるので、味方になった瞬間のキター!感がすごいですよね。

        らむ 格闘狂で嘘つきで人を裏切るだけで悪い人ではないと思うんですが、作中で色んな人に嫌われまくっていて、何だかかわいそうでもあります。格闘狂で嘘つきで人を裏切るだけなのに…。

        ――男性キャラが続きましたところで、マチ推しのふるさん、魅力を語ってください。

        ふる 天空闘技場ではデートに誘ってくるなど、ちょくちょく気のある素振りを見せてくるヒソカに対してずっとツンツンしていたのに、第33巻でのクロロとの戦いでヒソカは死んだと思った途端、急にデレるんですよ(※4)。それまでヒソカにこんな風に自分から優しくするようなことはなかったのに。

        らむ 男性はツンデレが好きですね~(偏見)

        ふる あと能力が糸というところも好きで。第11巻でマフィアを吊るし上げるシーン、格好いいです。

        おにぎり 必殺仕事人っぽい感じですよね。

        おだわら 能力と気の強い性格が仕事人感を出していますよね。同じ女としても格好よさを感じます。

        うにわか丸 意外に筋力があるところ、ギャップがあって良いですよね。

        ――続いて女性キャラ繋がりでビスケ推しのキュージュさん、お願いします。

        キョージュ ビスケの良さは能力がすごく高いのに、元の姿にコンプレックスがあるため、異性からのアプローチに弱いところです!イチオシのコマは33巻で、クラピカに「儚げな少女」と言われて、ぽーーっとなっているところです!(※5) 普段の自分の姿にコンプレックスがあるからこそ、彼女はこうして女性扱いされるのが嬉しいんですよね。コンプレックスのある女性は素敵です!

        うにわか丸 僕もここは三度見しました。

        ふる 別意見を残しておくと、当初その容貌で可愛らしいキャラクターだと思われていたのに、第14巻でのビノールトとの戦闘で、実はめちゃくちゃ強いということが分かって爽快感を味わえるのも良いですね。

        キョージュ 最強の女性が実はメンタル面でもろい…バリバリのキャリアウーマンが恋愛に奥手、みたいなシチュエーションに通じる良さがあります!

        ――魅力を語るというよりも、萌えどころを語る会になっている…それでは、おだわらさんお願いします。

        おだわら アルカの好きなところは、アルカ自身には特に何の戦闘能力もないところですね…。だからキルアも「オレが守ってあげなきゃ」と思っている。第31巻で、「自分の存在が家族にとって邪魔かも…」と思うアルカに対して、キルアが「世界中でお兄ちゃんだけはアルカのことが好きだよ」と言ってあげた時のアルカの表情、大好きです(※6)。それまでアルカは正体不明の異質な存在のように描かれていたのですが、このコマで年齢相応の表情が見られてホッとしました。

        アンコウ この時のアルカの顔がお餅みたいになっているの可愛い。

        うにわか丸 僕はアルカの中にあるもう一つの存在であるナニカも好きです。

        おにぎり そういえばアルカが、ナニカは自分と対立する存在ではないから、キルアに「私だけじゃなくてナニカのこともちゃんと守ってあげて!」って怒るシーンがあったよね?

        おだわら そうなんです!! アルカにとってナニカは憎むものではなく、もう一人の自分として共に生きるもの、と考えています。一方、当初のキルアはアルカとナニカは別物で、ナニカを「異物」と認識していたため、アルカから引きはがそうとしていました。でもアルカにとってナニカは大事な存在だった。だからキルアに反抗した、というシーンですね。ナニカのために大好きなお兄ちゃん相手にも怒れるアルカ、尊いです。

        ――それでは最後、うにわか丸さんどうぞ。

        うにわか丸 強いおじいちゃんが好きなのでネテロ推しです。作中最強クラスの使い手なのに、キメラアント編で最初で最後となった、たった一回の戦闘で死んでしまう儚さ…最高でした!戦闘シーンの間に挟まれる過去の修行の描写とか、能力「百式観音」の圧倒的な強さとか、少年心がくすぐられます!

        おにぎり キメラアント編での戦闘といえば、ネテロは会長としての責任感もさることながら、生粋のバトル狂としてメルエムにリスペクトを感じて対峙してるところが好きです。

        ふる 「そりゃ悪手だろ」の悪そうな顔、いいですよね。

        うにわか丸 イチオシのコマはメルエムとの戦闘を自分がこれまでずっと望んでいた全身全霊の戦いとして捉え、この戦いに繋げてくれた過去の全てに感謝をする、というシーンですね(※7)。この戦闘は最終的にネテロが死に、敗北に終わるわけですが、死にざまが生きざまを表している、格好いいキャラクタ―だと思います。

        ――これで全員ですね。キャラの魅力、思う存分語っていただけたでしょうか。ご参加ありがとうございました。

座談会中に紹介した各書店員イチオシのコマ