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「お金とは何か」から暗号通貨を捉え直し、ブロックチェーンの可能性をゲーム理論で追究する。ビットコイン、イーサリアム、リップル……暗号通貨(仮想通貨)はいかにして「お金」になるのか。技術・経済・社会の大転換期、この革命的な技術が世界をどう変えるのか、総合的に把握するための一冊。暗号学×経済学=暗号経済学の誕生。ナンダ、そういうことだったのか!◎RSA暗号・楕円曲線暗号解説も収録。
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Posted by ブクログ
帯に書いてあるとおり、「お金とは何か」から暗号通貨を考えるための本。第7章以降のゲーム理論と絡めた説明が非常に面白かったです。 以下第9章から引用しますが、この部分が最も印象に残りました。 『ビットコインが生まれたとき「こんな、何にも使えず、政府の保証もない単なるデジタル情報が、お金になれるわけ...続きを読むない」と考えた人がたくさんいました。しかし、そういう人たちは「お金がなぜ、お金たり得ているのか」ということについて考えが足りないのです。 「みんながそう信じるから、自分も信じるのが妥当」というナッシュ均衡が、お金を成立させます。暗号通貨も、現在、そういうナッシュ均衡を確立しつつあると言えます。』
様々な例や論文の引用を用いて今後仮想通貨が主流通貨となる可能性があるのかを述べていた。 結構わかりやすいからいいね
暗号通貨の基礎的な説明、貨幣の成立条件についての各種モデル(サミュエルソン、清滝・ライト)が学べた。薄く広い感じ。 次読みたい本 『宇沢弘文の数学』
今ひとつ、食い入るようによむべきだ、というメッセージを、字面からは感じづらいのだな。この人の本は、内容は面白そうなんだけれど、メチエや新書のような体裁だと、数学チックな内容とアンマッチで、読者に響かないのかも。
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暗号通貨の経済学 21世紀の貨幣論
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小島寛之
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