秋水社ORIGINAL作品一覧
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-恋人の部屋を訪れた時、私が目にしたのはベッドの中で見知らぬ女と裸で愛し合う彼の姿だった…!? そのまま別れて半年以上経つが、未だにショックから立ち直れない。妹の万里子は新しい恋人でも作ったら? と気軽に言うが、そんなに早々と切り替えられない。万里子の婚約者の北沢が現れる。婚約者同士の2人は周囲に気が回らない。意識していなくても、こちらの失恋気分を見事に逆なでしてくれる。2人の邪魔をしてはいけないと去ろうとすると、自分達は誰がいても気にしないと言う。それはそうでしょうよ。海に旅行に行く相談へ一緒に行こうと言う。正直、今はまだ海は見たくない。そんな私の気持ちなどお構いなしに待ち合わせの店へ連れいかれる。待っていたのは金髪碧眼の外人、ジョーク。英会話教室の先生で一緒に旅行するパートナーを探している。彼にも誘われるが元彼との幸せな時間を思い出して辛くなりそう。それに、わざわざ妹達の仲を見せつけられに行くなんて、それこそ冗談ではない。だが万里子に半ば脅され結局行く事に。よりによって伊豆の海…。だが、どこまでも青く、そして深く澄み切った海が少しずつ私の心を解きほぐしていく…。今、沈黙の愛が始まる…!!
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-おかしい…何か変だ。部屋を見渡して奈美子は呟く。何か盗られた訳ではない。でも誰か私の留守中に入り込んでいるような気がしてしょうがない。鍵はしっかり掛けている。だから余計不気味だ。会社の同僚は、気のせいじゃないの? 奈美子は潔癖症だから。引っ越したばかりでまだ部屋に馴染んでいないのよ。などと言うが、そうは思えない。だって帰って来る度に部屋の感じが変わっている。半分だけ閉めたはずのカーテンが締め切ってあったり、テーブルの上の物の位置が変わっていたり…。押し入れやトイレのドアをいきなり開けてみるものの誰もいない。やっぱり気のせい? そうじゃなきゃ困る。自分の部屋が一番物騒だなんてたまらない。ふとタンスを見ると、なんと下着を入れていた引き出しが開いている!? 細かい所が気になって気付かなかった。ここ2~3日に渡って1枚ずつ下着が盗まれていたのだ!! 部屋の鍵は3本。その内の2本は私が持っている。残りの1本を持っている大家が怪しい。下着泥棒の相談を兼ねて大家を訪ねると、前の住人がスペアキーを作っていたかもと言う。その人物は、なんと美奈子と同じ会社に勤めていた…!?
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-「――きれいなピンク色してるよ」ドSな先輩を前にとろとろになってしまった奥は、自分でもわかるくらいひくついている…。そんな恥ずかしがる私をみながら、先輩はさらにソコを愛でるように舐めだして…!?高校時代、優しくしてくれた先輩に抱いていた淡い恋心。その相手である仁科先輩が会社の上司として現れた。だけど、彼は素っ気ない態度で――。虚しい気持になった明里は作業中、先輩が声を掛けてきても冷たく返すと…。目が合った瞬間優しい顔になったと思った先輩が、次やったらおしおきだといいだして…!?私の知ってる先輩が完全ドSにキャラ変していました!?
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-離婚したばかりの女性専門のカメラマン、キースは、11歳の1人息子アーウィンと新しい街に引っ越してきた。通りすがりの可愛い女性を見つけたアーウィンに「あの娘、どう?」と乗せられ思わず品定めしてしまうキース。「足がいい。ヒップも小さい割にセクシーだし」「髪は?」「いいねえ、あのクシャクシャしたとこが。顔が見たいな」オープンカーに乗って真横を低速で走りながらボソボソ言っているので会話が丸聞こえ!? 当たり前だが失礼な話なので彼女は怒りでヒクヒクしている。アーウィンが笛を吹いて「ヘイ!! いいけつしてるよ、ねーちゃん!!」なんて声を掛けたから、もう大変!! キースは思いっ切りビンタされて車の中でひっくり返ってしまう。新居に着いたキースは、すっかり落ち込んでいるがアーウィンは意に介さず早速、両隣の部屋に挨拶に行こうと言う。右隣が19歳のスーザン・コーツ。左隣が33歳のジョーン・マティス。双方ともに独身。そんな情報どこで仕入れたんだ!?「むろん右だ!! 右にしよう!!」立ち直りが早いキースは当然のように右を選ぶ。アーウィンが挨拶用の花束を持ってノックすると出た来たのは、なんと先程キースに平手打ちを喰らわせた女性、スーザンだった…!?
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3.5「俺の形をここで覚えてくださいね」信頼していた後輩から突然の調教宣言!?淫らに変えられていく体は止まらない――…。事故により性格も人生も全て変わってしまった颯のストレス発散方法は、事故の原因と言われている後輩・櫂人に性的な命令をすること。ある日、櫂人が自分のことを庇っている場面を見てしまう。これまでの行いを謝罪することに決めた颯だったが、櫂人から「先輩を調教する」と迫られ…!!薬を飲まされ目を覚ますと、既に櫂人の調教は始まっていて!?我慢できずにお漏らししてしまい…興奮した体は、どんどんと櫂人を受け入れていき――。“先輩を理解できるのは俺だけ”強い執着愛からはもう逃げられない…。
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-その町の丘の上の一等地には、人々から羨望の思いを込めて瑠璃屋敷と呼ばれる大きな病院とその家族が棲む屋敷があった。芙由子の母は下町のおんぼろ診療所で看護師をしていて、芙由子も時々手伝っていた。病院の仕事と匂いが芙由子は好きだった。父を早くに亡くし母が子連れで、あちこちの病院に住み込み芙由子を育てた。そのせいで病院の匂いが懐かしいに違いないと芙由子は思っていた。ある日、母が交通事故に遭った!? 病院に駆け付けると母のベッドの横には見知らぬ初老の男が。初めて見たはずなのに奇妙な懐かしさを覚える。その男は母に死んだと言われていた父親だった!? 母の死後、芙由子は父親の許、瑠璃屋敷に引き取られる事になったが…!?
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-爪を噛む癖を直せ!! 週に2回はジムに通ってあと5キロ体重を落とす事。髪に枝毛なんてもってのほか。エステにも欠かさず通う事。日頃から立ち居振る舞いに気をつけて、お茶やお花、知性教養を磨いて僕のために最高の花嫁になっておくれ。嘉之さんは私と会う度に、そう言ってくれる。大阪と東京で嘉之と遠距離恋愛をしている芙美子。今夜も彼は大阪に行ってしまった。またこれでしばらく会えない。家に帰ったって薄情な家族がいるだけ。若い娘の帰りが遅ければふつう心配するものだけど昔からウチは放任主義。言い換えれば全くの無関心。愛されてないんだって本気で悩みもしたけど私にはもう嘉之さんがいるのよ。私の事をあんなに考えて色々言ってくれる嘉之さんが…。彼と一緒ならきっと幸せになれるわ。だからどんなに厳しい事を言われたって平気。彼が思い描いている理想の女になってみせる。どんな辛い事だって耐えて見せる。私は貴男の事信じてるもの。なのに驚愕の事実が判明してしまって…!?
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-胸の大きく開いたドレスにパールピンクのマニキュア。けだるく切ない声。バスタブの中で煙草を吸い、夜毎のパーティーにシャンパン。多くの男達とのスキャンダル。そして…宙に舞ったキャデラック。惚れっぽくて気まぐれで陽気で、それでいて脆くて、後3センチ細いウエストよりも、1センチ高い鼻よりも、愛を欲しがった女。それがマーシィの母親、女優シェラ・ウッドワードだった。母親としては最低の女だったが女優としては最高の女だった。シェラは10年前、名門キャラダイン家の御曹司リチャード・キャラダインを同乗させた車で事故を起こし死んだ。マーシィが最後に見た母親の姿は、濡れたブロンド、ちぎれたネックレス、血に染まったハイヒール…。身寄りが無くなったマーシィはリチャードの弟アンソニーに育てられた。だが未だにシェラを崇拝しているアンソニーの事をマーシィは自嘲気味に「私の飼い主ってだけよ」と語る。いつまでも自分の事をシェラの娘で、まだ子供だという扱いをするアンソニーに反抗するマーシィ。だが2人の心の裏には自分でも気が付かない別の想いがあった…!?
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-会社の同僚と恋愛していた涼子。だが彼は私を捨てて重役の娘との結婚を選んだ。失恋して都会から逃げ出して辿り着いた北国の小さなペンション。ここに初めて来た時、なぜか会社の社長令嬢と勘違いされてしまう。それ以来年に1度来る度に、みんな令嬢として接してくれる。彼と別れて職場も変えて何年も経つというのに、その私が社長令嬢を名乗っているなんて皮肉なものだわ。でもここは、いつの間にか私のオアシスになっていた。暖かくてアットホームで今更嘘ですなんて言えなくなってしまった。毎年バレやしないか、それが心配。私が令嬢なんかじゃなくて、そこの会社に勤めるただのOLだって事。そうよ私はただのOL。ただの冴木涼子と言う名の平凡なOL。でも、だからこそこんな夢を見ていたい。年に1度だけでも…。ペンションに来るバスで一緒だった男性が、何故かずうずうしく声を掛けて来る。でもちょっと素敵。だけどこの人…私に話しかけてるのかしら? それともご令嬢の方に? 明日一緒に滑ろうと誘ってくる。ちょっと強引だけど、こんなにはしゃいだ気分は何年ぶりかしら。とりあえず彼に感謝しなくちゃ。でも嘘はどこまで行っても嘘。いつかはバレるもの…!?
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-結婚して3年…別居して半年の梨香子と秀平…。今、2人を繋ぎ止めているのは結婚前に共同で始めたデザイン事務所。建築士とインテリアデザイナー。仕事上のパートナーならともかく夫婦として大失敗。仕事だって事務の女の子を1人置くのが精一杯で毎月の支払いにも四苦八苦している。そんなある日、叔父が娘の美保を預かって欲しいと言ってきた。家がゴタゴタしていて、美保が来年受験なので夫婦仲のいい私達の所の方が落ち付くんじゃないか、という事らしい。急にそんな事言われてもと躊躇していると「引き受けてくれたら会社の仕事を重点的に回す」との条件が!! すかさず秀平が「もちろんお世話させて頂きます!!」と即答。確かに喉から手が出るほど仕事(お金)が欲しい。背に腹は代えられぬ。でも秀平の奴、いくら事務所のためとはいえ二つ返事で引き受けちゃうなんて。かといって事務所開設や結婚の時にお世話になった叔父さんの手前、別居してるなんて言えない。美保に何かあったのか聞いてみると、なんと仕事一筋の叔父さんが浮気して、それが叔母さんにバレて大騒ぎ!? 自分の両親が離婚した時のことを思い出す。毎日あんなに傷つけ合う姿を見せられるのは2度とゴメンだわ。でもその私が今似た様な事をやってるなんて…!?
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-結婚式当日の朝、私は1枚の書置きを残して敵前逃亡した。このまま結婚してしまったら今までの人生が終わってしまうような気がして…。しばらく1人になって考えてみたかったのだ。事の起こりは1週間前の同窓会だった。結婚に対して不安はあったものの、同級生達の結婚生活の実態や愚痴を聞かされ…ショックだった。いつもなら聞き流せたはずの話が心の中に食い込んで来た。私は友人の恵美子の部屋を訪ねた。「結婚なんて人生の墓場」そう言って5年近く付き合っていた恋人に別れを告げ、恵美子は半年間の留学に旅立って行った。おかげで寝る所には困らない。私も彼女くらい颯爽とした人生を送っていきたいのに、私の方は逆に恋人に別れを告げられて、ヤケになって見合いして、怖くなって逃げだして…。もう寝よう。眠って眠ってトロケるまで眠って、こんな行き当たりばったりの人生、終わってしまえばいい。でも人間やっぱり睡眠過剰じゃ死ねないようにできている。公園でボーッとして、定年退職したおじさんの愚痴を聞いていたら、なんとそこに結婚相手が現れて…!?
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-私は、とある山奥のひなびた無人駅で降りた。恋人の圭が闇金から借りた金を踏み倒したまま逃げ回っているため、私の勤める店にまで取り立てがやって来て暴力を振るうようになったからだ。身の危険を感じた私達は圭の会社で扱っていた山奥の別荘に隠れる事になった。駅を降りると、うっそうとした森に囲まれ、暗くて人気も無い。なんだか不気味で寒気がする。突然カラスの群れが大きな鳴き声と共に羽ばたき飛び交う。余りの恐怖に思わず悲鳴を上げ、一緒に来ていた圭の弟分の準也にしがみつく。ちょうど到着した圭の車のヘッドライトに驚いたようだ。私達は圭の車でさらに山と森の奥に入り、ぽつんと立つ豪勢な屋敷にもぐり込んだ。翌朝、目を覚ますと準也の姿が見えない。夜には気が付かなかった沼が屋敷の近くにあった。その岸に準也が来ていた上着が!? 準也がいなくなっても気にもしない圭。彼は私が準也に魅かれているって知ってるんだわ…。まさか圭が準也を…。でも、もし私と準也が肉体関係を持ってしまった事に気が付いていたら…!?
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-秘書課のマドンナだった杏子の夫、神村が浮気相手のマンションで転落死した。事故か、それとも自殺か…!? 神村の同僚、広瀬は焼香に行った帰りに神村の自宅の近くで1人の女を見掛ける。どこかで見た事がある。神村の浮気相手は課で良く接待に使っていた銀座のカトレアという店の矢崎麻美というホステスだった。そうか、あの時どこかで見たと思ったのは麻美だったのだ。だが、どうしてあの女があんな所に…。再び杏子を訪ねた広瀬は麻美を見かけた事を話した。すると杏子は激しく動揺し、コーヒーポットを落として割ってしまう。カケラを拾い集める杏子。「痩せましたね。杏子さん」と声を掛けると杏子は静かに涙を流した。その姿を見ている内に思わず広瀬は杏子に口づけてしまう。そして2人はリビングで、そしてかつての夫婦の寝室で互いを求め合ってしまう。広瀬は杏子の事を愛していた。なぜ神村を押しのけて名乗りを上げなかったのかと後悔していた。やすやすと杏子を手に入れた神村をずっとうらやんでいたと杏子を抱きながら語った。広瀬が帰ろうとした時に杏子は「私を救ってくれる?」と不思議な事を言った。あれはどういう意味なんだ…!?
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-新人教師として初出勤の日に遅刻!? このままじゃ絶対間に合わないっ!! 目についたバイクに飛び乗って登校。朝礼中の校庭に乱入し校長室で説教。やっぱりこれはいきなりクビかしら。しかもバイクを拝借(?)した相手が、まさかの同僚!? なんか馴れ馴れしい。でもまさかこんなトントン拍子に行くとは。私なんかじゃよっぽど強力なコネでもない限り教員採用試験の合格は無理なはず。まさに教師の鑑と言われた親父の怨念としか思えない。死んだ後も私を貴方の型にはめ込むつもりね。私が試験を頑張ったのも学校へ出勤するのも、みんなお嬢様育ちのお母さんのため。だから私が教師を辞める時はお母さんを傷つけずに誰もが納得する結婚退職しかない訳よ!!
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-デザイン事務所に勤める志帆子は、まだどこのショップにも出していないはずのサンプルと同じデザインの服を着た女性を見かける。一昨日の展示会で見たばかり。それをどうして着て歩いている人間が…。だめだ、見失ってしまった。翌日、カタログの打ち合わせの帰りに、同じ服を着たあの女性を見かけ後を追う。事務所の管理はきちんとしているから盗まれたはずがない。誰かが持ち出してきている? でもあんな背の高い女性がいたかしら。彼女は事務所のデザイナー、桐島のマンションに入って行った。恋人? 一番妥当な線よね。だがその女性は女装した桐島だった!? 彼はオーナーの恋人だったのだ。桐島には哀しく悲惨な過去が。それは悲劇を巻き起こし…!?
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-「夜が待ち遠しくてしかたなかったよ」友達を裏切った男、そうわかっているのに。吾川の触れる指先もキスもすべて優しさに溢れていて…。強く抱きしめられながら、奥に彼を感じるたび、甘く痺れる――。大学に通う晴香は、彼氏の浮気で号泣する友達・アッコのために復讐を決意!泣きながら教えてくれた男の名前は、以前コンパで晴香に声をかけてきた吾川だった!痛い目に遭わせるため吾川を探る晴香だったが、その彼に突然話しかけられてしまい!?勢いで階段から突き飛ばしてしまう!不本意ではあるが、弱みを握るためにも怪我をさせた二股の最低男・吾川のお世話をすることになり――?
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-ピンク映画に出演し続け、ついに一般作の主演を掴んだ絵理。人気に拍車を掛けるため写真集を出す事になる。カメラマンは国際的な賞も取っている露木征彦。顔合わせの日に初めて会うと、これから付き添いも無しで2人だけで撮影すると言う。絵理が連れて行かれたのは森の奥深くにある豪奢な別送だった。少し怖いけど好奇心をかきたてられる。別荘のリビングに綺麗な女性の絵が飾ってある。画家だったという露木の父が描いたのだろうか。見とれていた絵理は近くの花瓶を落として割ってしまう。すると中からピストルが…!? それは露木の父が自殺した時に使ったものだった。次第に露木に惹かれていく絵理だが露木には狂気ともいえる過去の秘密があった…!?
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-30年前に嫁いできた駒子は今では自治会長を務めている。自治会で最近越してきた澤田という男の事が話題に上がる。身長2メートル近くある大男で、なぜか大きなクマのぬいぐるみを背負っている。仕事もせずに昼間からゴミ拾いをしており恐怖感を抱いている住民もいる。このままでは子供達を外で遊ばせられないと言うので、駒子は澤田を空席だった自治会の会計にする事を提案する。皆、澤田の事を知らないから怖いのだ。仲間に入って貰えば安心するに違いない。駒子は嫁いで来てすぐに夫を亡くし子供もいないので誰かの世話を焼きたくてしょうがない。お節介が性分、生まれ持ったものなのだ。だが澤田には誰にも言えない生まれ持った性分があった…!?
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2.0「おまえ…孤児になったんやって……?」小学2年のクリスマスイブに親に捨てられ、私の「ぼっち」人生ははじまった――。幼少期、初孫として愛されて育ったカオルは、働き者で頭がよく明るい人柄の父が大好きだった。ところが、お店の経営に失敗してしまい、借金のため夜の仕事を始めた母と父の関係が悪化すると、カオルの幸せの歯車は狂いはじめる――。日に日に悪化する両親の喧嘩をどうにか止めようと頑張るカオルだが、ある日、母が刃物を握り父に襲い掛かかった。反撃に出た父は、母の首をきつく締めて…!?父からの虐待や、母のネグレクトなどetc…。毒親に育てられた著者の「ぼっち」人生を描いたコミックエッセイ。
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-東京に来てから3年。こっちで独り暮らしをしてると自然に本音と建て前が分かれてくる。私は使い分けできるタイプだけど心から愛する男性は不器用がいい。ましてや結婚を考えるなら。これってわがままかしら? 秘書課の小宮美彩が超一流企業のエリート中のエリートで超イケメンの羽佐間亮一を振った!? 社内の女性陣は大騒ぎ。確かに美彩は男どもが高嶺の花だとあがめているけど、まさか羽佐間まで手が届かなかったなんて。美人だし秘書としても無能で有名な専務のフォローだって完璧にこなすスーパー秘書兼男性社員の憧れの的。だが彼女には裏の顔があった。プライべートでは派手な格好とメイクのベテラン遊び人。男の裏の顔なんてお見通しなのだ…!?
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-久し振りの客…いや、調教しがいのありそうな奴隷だこと。今夜は特別にたっぷり可愛がってあげるわ、と鞭打ち。今夜は前にも増して良かったと喜ぶ男に「誠意はお金で見せてちょうだい」と請求書を出すと今月は苦しくて少しまけてくれないか? ですって!? せちがらい世の中になったものだわ。まさかSM業界で値切られるようになるとは…。だけど何より辛いのは私の快楽の源、奴隷達の出足が鈍って来た事…。そんな時、出世のために男に捨てられた女が女王様になって男に復讐したいと言って面接に来た。そんなクズみたいな男への復讐なんて、個人的な問題は個人で処理しなくちゃ。そう、趣味の範囲でね。でもその恨み、私が晴らしてあげてもいいわよ…!?
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-水村久美子が殺された。事件を知った探偵事務所の尾崎は先月行った素行調査を思い出す。仲田曉子という女性から夫、仲田正弘の素行調査を依頼されたのだ。妻に送った調査報告書には久美子が不倫相手として出ていた。死亡推定時刻直前に仲田が彼女の部屋を訪れ、帰宅後、車で出たまま現在まで行方不明。久美子の死因はネクタイによる絞殺でネクタイは仲田のものだった。現場の状況と言い仲田の取った行動と言い犯人は仲田以外に考えられない。だが曉子は久美子が夫の不倫相手だという事を事件の前に知っていたはず。曉子への疑惑を抱いた尾崎が家を訪ねると、曉子は抱いてくれと言う。ずるずると関係を続ける尾崎。これでは俺はまるで共犯者だ…!?
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4.1「やっぱり恭子さんは僕の女神だ」 弱冠21歳で、純文学賞を受賞した新進気鋭の若手作家・橘凛太郎。彼の夢は官能小説でデビューすること。「官能小説家として売りだせないなら小説はかかない」といいだし、恭子がデビューまで担当することに。 肝心のHシーンが壊滅的な橘のため、恭子は「初体験を題材にしてみては?」とアドバイスをするが、「僕 童貞なんです」と返されてしまう。経験不足の橘のためなんでも手伝うと告げた恭子に、橘は小説のモデルになってほしいと提案する。はじめはちょっとした触れあいだけだったのに、胸をしゃぶられ揉みしだかれて…。濡れたアソコに彼の熱いモノを擦りつけられ――!?
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-人気アイドル、緒田公人の付き人になった佐野葉子。テレビや雑誌では優しくて好青年というイメージだったが、実際には言葉も態度も粗暴な公人に振り回されてしまう。撮影現場では見惚れてしまうほどカッコ良いが、終わった途端にスタイリストの女の子と消えてしまう。かつては事務所社長の片桐女史がマネージャーをしていたが、彼女が事務所立ち上げと同時にマネージャーを降りてから、どのマネージャーも長続きしなかったらしい。公人は片桐社長と愛人関係にあったのだ。片桐との関係を断ち切りたい公人は強引に葉子を抱き辛い思いを打ち明ける。それを知った片桐は陽子をクビに。片桐に別れを告げに行く公人。それが全ての悲劇の始まりだった…!?
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-縁の名を語り俺の横で満ち足りた顔をして眠っている、この女は一体誰なんだ。縁が旅行に出かけたのはゴールデンウィーク直前の事だった。それから10日。俺の知っている縁は、まだ帰って来てはいない。全く面識の無い人間の名を名乗る事は出来ない。俺を訪ねて来たあの夜も迷いもせずに俺の名を呼んだ。臆する事も無く俺の腕に飛び込んで来た。まるで以前からの恋人の様に。まるで縁が乗り移ったかの様に。一体何時からこの女は自分を縁と思い込むようになったのだろう。俺は時々、縁は眼の前にいるこの女じゃないのかと錯覚しそうになる。俺は貪るように何度も何度も女を抱く。俺は何をしているんだ。この女からは縁の血の匂いがすると言うのに…!?
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-元夫が、再婚相手と下の子どものために、喘息の長男を引き取れと言ってきた!? 私がどんなに頼んでもお金の力で取り上げたくせに!! 私の子である貴文より再婚相手との子を跡取りにしたいって訳ね。2度と会わせないわ。養育費は勿論、私と貴文に対する慰謝料もがっぽり頂くわよ!! …たく、なんて男かしら! 自分の子供をモノみたいに扱うなんて。いいわよ、見てらっしゃい! 貴文は私が立派に育てあげてみせるから!! 引っ越し先で出会った人間形成学の医者、志賀に貴文の喘息の理由を告げられた香は、失われた歳月を取り戻すかのように愛情を注ぐ。貴文が見違えるほど元気になった時、元夫と元姑が、いきなり貴文を引き取ると言って現れた…!?
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-2カ月前、俺はこの小さな漁師町の突端にある岬で頭から血を流して倒れていた所を山根寛子によって発見され一命をとりとめた。10日後に病院のベッドで意識を取り戻した時には自分がどこから来たのか何者であるのかも忘れてしまっていた。身元が分からないまま行く当ても無く病院を退院する事になった俺を受け入れてくれたのは、この町立病院で事務の仕事を始めたばかりの寛子だった。俺は一体何者なんだ? 一体あそこで何があったんだ? 何をしたんだ!? 昼間1人でいると不安でたまらなくなる。あの夢。俺が女の首を絞めているあの岬。あれは俺が倒れていた場所だ。警察は事故か自殺を図ったのではないかと言うが寛子を抱く度にあの夢を見てしまう…!?
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-美しい者には残酷になる資格がある。そう言ったのは、あなたよね。営業の芝原が専務の娘と見合いしたと同僚達が噂している。彼は地方旧家の御曹司で一流私大卒のイケメンだ。さらに平成商事との大口契約を成立させたのが決めてになったらしい。経理部の地味OL、金井範子は芝原が扱っている平成商事の入金金額が通知書よりも5千万円も少ない事に気がつき、芝原に問い合わせる。なんとかするから目をつぶってくれと言う芝原に「あなたの頼みなら」と承知する範子。2人は秘密裏に関係を持つが、専務に知られ関係の清算を迫られた芝原は、範子を騙して会社の裏金を持ち出させる。芝原のためにと必死に犯罪に手を染めた範子を彼は冷たく捨て去るが…!?
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-「社長のここも…たっぷりかわいがって差し上げますよ」はだけたシャツのなかから見える乳首――。私の舌で吸われるたび社長がビクッて感じて、その姿に興奮しちゃう…ッ。社長付秘書としてチーフを務める金剛寺えりかは、周りから「鉄の処女」と呼ばれていた。だが、実際は頭のなか煩悩まみれ!そんなことを考えているのは誰にもバレていないはず…。ある日、ビビられながらも男性後輩からふたりで飲みに誘われた。だけど、ふたりでいても社長のエッチな妄想をするときみたいに萌えなくて…?そして、えりかたちの前に突然現われたのは、社長!?いったいどうなっちゃうの――!?
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-病院の医療事務で働く千鶴。ある日、処方箋について尋ねるため薬局を訪れると女性陣が殺気立っている。先月、内科に入って来た美人の立花先生のお気に入りで、若くていい男だと噂の製薬会社の営業が来院するという。立花先生は、その会社の薬ばかり使うから、前の病院でも評判だったらしい。噂の2人がツーショットで現れるのを皆で待ち構える。立花先生とやって来た男を見た瞬間、千鶴は思わずフリーズしてしまった。彼、北村暁は学生時代の千鶴の恋人だった。ロフトを運営したいという夢を叶えるため、千鶴の制止を振り切って大学を辞めてしまった。だが、ある日、他の女性と抱き合っているところを目撃してしまい、そのまま別れた男だった…!?
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-その女優の失踪記事が新聞の片隅に載ったのは1年ほど前の事だった。ドラマ「小夜子」で見せた瑞々しい感性は高く評価され、まさにこれからという時だっただけに、かなり話題を呼んだ。彼女の行方は未だに誰にも分からない。私が深沢寛演出のドラマ「恵利華」に出演してみないかと声を掛けられたのは、その同じ局でアルバイトをしていた大学3年の時だった。その時は、まさかヒロインの恵利華を演じる事になるとは夢にも思っていなかった。深沢は失踪した小夜子をドラマで演出し、名声を得た演出家だ。マネージャーの谷口さんは「恵利華を演じればいい」と言うけれど、やって行けるのかしら? そんな時「小夜子は生きていると思う?」と問われ…!?
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1.0全寮制の女子大。ひと月前から臨時講師としてやって来たハンサムな苑田は、若い異性の存在しないこの環境において女生徒の熱い注目を集めるのに十分過ぎる男だった。そう私も、ついこの間までは。だけどあの日、私は見てしまったのだ。図書室で司書の先生と抱き合う苑田を!? キスしながら服を脱がし乳房に口づけ揉みしだく。快楽に悶える司書。心臓が破裂しそうに激しく打った。白い太ももを抱え、その間に腰を進める。司書が大きくのけぞり苑田の動きに合わせて腰を蠢かせる。次々と体位を変えて性交が続く。汚い…!! 不潔よ!! でもそれ以上に不潔なのは金縛りにあったようにその場を動けなかった私。食い入るように見つめていた私…。この感覚は何…!?
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-「なかまですげーぐちょぐちょで…オレまで気持よくとかされそう」酔ってるからじゃない…。恥ずかしいほど甘く蕩ける彼に、強烈な快感が襲ってきてもう何も考えられない――ッ。彼氏に二股され勝手にフラれた、イブの夜。ひとり虚しく帰るも、結花は収まらない怒りを家の蛇口にぶつけて壊してしまった。そこに来てもらった水道業者の倉橋さんは見るからに不機嫌で…。イブの予定を潰したお詫びに人気店のケーキを食べてもらうことに。幸せそうな表情になる彼の顔をよくみると、イケメン!!しかし「ケーキ好きなんですね」といった途端、「彼女が!です!」と必死に彼女アピールされてしまい…!?
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-杏子は同じ会社の芳明と2年間付き合っていた。散々好き勝手してきて自由に羽根を伸ばして私達の関係に満足していると思っていたのに、ある日「愛しているなら何も聞かないで別れてくれ! 俺を自由にしてくれよ!」と言って出て行き、そのまま失踪。あんな別れ方をしたままじゃ私の気がすまない。問い詰めてやらなくちゃ。探偵に依頼して住所を突き止め会いに行くと、芳明は若い女と結婚して高級住宅に住んでいた!? 邪険に追い返された杏子に追い打ちをかけるように機密情報漏洩の疑いが掛かる…!? それは杏子がベッドで芳明に語った事だった。まさか私との事は全てお金のため!? 絶望する杏子に探偵事務所所長の相馬が持ち掛けたのは完全な復讐だった…!?
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-友人達は大学4年だから就職説明会ですって。私はこれから優雅にドライヴ。だって大会社の会長の孫娘ですもの。働く必要なんて無いわ。迎えの車が来たと思ったら、ブラックスーツにサングラスの屈強な男達に拉致され!? 連れて行かれたのは巨大なビルの豪華な執務室。「ご苦労」とすまして迎える男に「何よ、これは。何の権利があって人をこんな目に…」と食って掛かったら「ここはあなたのお祖父様の会社です。亜弓さん」「…お祖父様の…?」唖然としているといきなり着替えさせられて記者会見の会場へ!? そこで発表されたのは、お祖父様が兼任していた社長職を私が引き継ぐという事!? どうなってるの!? えっ、お祖父様からの卒業プレゼントですって…!?
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-大学の教授と女子大生の「不倫」なんてありふれているし特別じゃない。私は東京での1人暮らしに少々退屈し始めていて、彼は10年目の結婚生活と妻に、うんざりしていただけ。彼が私とのデートの前に奥様に電話している。「アリバイ工作?」「そんなんじゃないよ。夕食は外で済ませるって言い忘れて出て来たからね」「…優しいのね」お店で奥様の友人とバッタリ会ってしまった。私を見る目が嫌な感じ。でもまあ仕方ないか。指導教授と学生だときちんと説明したけど、あれは奥様に言いつけるわね。「まずかったんじゃない?」「構わないさ。妻とは別れるよ。待っててくれるかい?」結婚なんて、そんなつもりであなたと付き合ってたんじゃないわ…。
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-夜毎の乱痴気騒ぎ。朝の4時までキス。ラム酒に1滴の生き血。悩ましく歌うシャンソン。裏通りのカヴァレット。路上の闇に咲く仇花達。1925年、ドイツのベルリンは退廃的な狂乱に満ちていた。4年間の留学を終え日本に帰国する事になった遥彦は友人のハインリッヒにパーティーに連れて来られた。そこは女人禁制の男性だけのパーティーだった。その2人連れは、この奇妙な場でも一際目を引いた。金髪碧眼のいかにもアーリア人と言った顔立ちの青年と、何が気に入らないのか神経質そうに眉をひそめている小柄な少年。そしてその不快げな表情が彼の孤高な美しさをより一層際立たせていた。それが運命の出会いだとは遥彦も少年も知るすべもなかった…!?
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3.1「オレの作品で演技なんてありえない―――、ぜんぶガチだ」貧乳の私がまさかエロ漫画家の作品モデルになるなんて――――!音大に入学した真湖に母は突然別れを告げ海外へ…。このままでは学費も生活するお金もない。そんななか、やっとの思いで八熊先生のという漫画家のお世話をするアルバイトをみつけた。だが先生が探していたのはエロ漫画の作品モデルで…!? 帰れという先生にお願いしてなんとかモデルとして撮影することに!しかし下着姿で恥ずかしがっていると、先生に「ほんとは襲ってほしかった?」といわれて…!?こんなイジワルでイヤらしい漫画家と同居なんてきいてません――――ッ
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-1924年ドイツ。寒い冬。不敗の国と言われたドイツは第1次世界大戦で初めての敗北を味わい、町は失業者で溢れ人々の心は荒んでいた。父を戦争で亡くし病弱で働けない母を持つマリアの家は貧しかった。貧しい者は生きていくのが精一杯だった。盗み…殺戮…人々は生きるためになんでもやった。13歳のマリアは体を売ることを覚えた。のしかかってくる男の重い体につぶされそうになっても、ぶたれて引き回されるより苦しくはなかった。体を与える代わりに食べ物をくれる男はいくらでも見つかった。荒んだ男達は残虐な欲望のはけ口を幼い少女のか弱い体に見出したのだ。そしてマリアはその男達の残酷な目よりも、もっと冷たい目で男を見下ろしていた…!?
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1.0
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-父親と喧嘩して酔っぱらって帰って来た俺は部屋の前で躓いて転んでしまう。でっかいゴミかと思ったら金髪の女の子だった!? しかも「ソースケ」と兄の名を叫んで抱きついて来た。本来なら金髪の可愛い女の子とひとつ部屋にいるなんて幸運は喜ぶべきことなのだが、抱きつかれた際に打った後頭部の激痛と金髪の可愛い女の子って言うのが深夜2時過ぎにアパートの廊下でゴミのように転がっていたという状況を無視して浮かれ狂うほど俺もおめでたい人間ではない!! 彼女の名はマリー。マリーは約束通り兄に会いに来たと言う。「約束って…?」「ソースケのお嫁さんになって日本に来る事です」7年前に兄が留学していた時に結婚の約束をしたというのだが…!?
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-「うわ! 寝過ごした」素っ裸で跳ね起きるアズこと亜純。「龍之介、私のパンティ知らない?」「さあ…昨日は乱れまくっちゃったからなあ」亜純のお尻に欲情して「朝の1ラウンドしていかない?」と抱きつくと「そんな時間ある訳なかろう! 今日から新しい会社なの。もういい、パンティは諦める」とミニスカノーパンで出社するなんとも男前(!?)な亜純。電車の中で痴漢を捕まえたらイメクラの痴漢プレイだったり、会社に着いたら痴漢プレイの女性が同じ会社だったり、男が上司だったり、大学時代の元彼が同僚だったり、なんだか世間ってほんとに狭い。ノーパンを元彼に見られて大騒ぎの所に龍之介がパンティを!?「兄弟かあ。何人目のにーちゃん?」「12人めかな」
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3.0
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-恋人との逢瀬を楽しんでいた小説家のフレッド。そこにいきなりドアをけ破って黒服とサングラスの一団が現れた!?「お楽しみはそこまでにしといてもらおうか!! フレッド!! ドリス!!」ボスらしき女が叫ぶ。なんの心あたりも無いので思わず「は?」と間抜けな顔で振り返ると人違いだと驚かれる。どうやら誰かがフレッドの名を語ったらしい。思い当たるのは女好きの友人マーティーだ。問い詰めると、たまたまひっかけた女がマフィアのボスの情婦、ドリスで、しかもドリスの前にモーランの娘のパットと付き合っていたと言う…!? そう言えば押し入ってきた女はパットと名乗っていた…!? 成り行きでマーティーを女装させ逃げる事になってしまったフレッドだが…!?
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-TVで颯爽とインタビューを受ける女性編集者。でも現実の私は美形で才能あるけど、まるで子供のように私を翻弄する作家、藤堂圭に振り回されていいように弄ばれている、ただの担当。締め切りが明日の朝で間に合わないからとホテルに缶詰めにすれば、仕事もせずに私が出ていたTVを見て、口紅はローズ系よりピンク系が似合うねとか、今のセリフ使っていい? とか、馬鹿にしてるの!? 業を煮やして差し入れを買ってこようとすれば、忘れものだよ原稿を渡してくる。出来てるんならさっさと出せよ、この悪魔っ!! 4つも年下のくせに散々人の事からかって仕事相手じゃなかったらぶっ飛ばしてやるわよっ。最初は見てるだけで楽しいと思っていたのに…!?
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2.4きょうは誕生日。恋人の亮平にプロポーズされ、最高の幸せをかみしめたはずの深雪の心は、その夜、絶望に塗りつぶされた。婚姻届けをだしにいく直前、昔の婚約者・公顕が現れたのだ。しかも、亮平の仕事の取引き相手として、何食わぬ顔で…。公顕は強い権力をもつ本家の跡継ぎで、分家の深雪は無理やり婚約させられていた。なにもわからない幼いころはまだよかったが、友人関係も高校への進学さえも「にいさま」に支配され、深雪は二十歳の誕生日当日に公顕から逃げてきたのだった。「今度こそ逃がさない。おまえは私の花嫁なんだから。」そういって公顕は亮平のいない深雪のアパートに押し入り…!?
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-場末のバーで歌う聖美。大物プロデューサーからメジャーデビューを勧められるほどだが「ここで歌っている方が性に合ってますから」とまったくその気にならない。ある日、同じ男が1週間も毎日店の外で待っていると知らせられる。ストーカー!? 店にあった花を貰った聖美は「これプレゼント」と、いきなりその男に渡す。「1週間、毎日ボディガードご苦労様。おかげでゆっくり夜の散歩を楽しめたわ。それで私の身辺調査は無事終了した? 名探偵さん」聖美は花を部屋まで持って来てくれれば調査に協力すると言うが、男は玄関先に花だけ置いて消えてしまった。聖美には地位や金のある男達と次々に関係を持つという秘密が…!? 男はそれを知っているのか?
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3.0
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-「美波のここは…気持いいって言ってるよ」私の秘所を愛おしそうに舐めてきて…幼なじみを男だと感じるたび、カラダの奥からまたイっちゃう――ッ。いちばんの仲良しだったお隣の幼なじみ遥ちゃん。小さい頃、家族の都合で引っ越ししてからそれっきり。時が経ち、その遥ちゃんが町に帰ってくる!!実家の八百屋で働く美波は、再会できることを楽しみに待っていると…。隣の家の前で車から降りてきたのは、見知らぬ【イケメン男子】で!?私が知っている可愛い遥ちゃんは女の子だったはずなのに…。しかも、そのイケメン男子は隣でオーガニックストアをはじめると言いだし!?感動の再会がまさかのライバル宣言――!?
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-2度と会いたくないと思っていた昔の男に会ってしまった!?「達郎…」「早季」私が出向した会社の本社に、支店から転勤してきたと言う。1年前、私と達郎は同棲していた。膀胱炎になって医者に行った時、Hのやりすぎと言われて顔から火が出た。達郎が悪いのよ。私が疲れてるって言ってもいつもいつも構わずにするんだから。「もう治っても当分しない!」膀胱炎は薬で治ったんだけど、すぐさせちゃうのもくやしくて黙ってた。そしたら日下あおいという女に達郎の赤ちゃんが出来たから別れてくれって言われた!? あのヤローッ、私とHできないからって浮気したんだっ!! そりゃ性欲は強かったけど女の人にルーズな人じゃなかったのに。出てってやる!!
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3.7
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-春、桜前線と共に今年もまた早々と私の誕生日がやって来る。憂うつな気分で桜を眺めながらバスを待っていると見知らぬ男にと桜の枝を差し出された!? 強引に手渡されて戸惑っていると、その男はさっさとバスに乗って行ってしまった。「私も乗るのよ、そのバス。バカ―!!」結局乗り遅れた上、会社まで桜を持って来てしまった。するとその男、志垣が会社にいた!? なんと昨年、私の研修を受けていたと言う。しかも今年は一緒に講師として研修をする事に!? これって偶然? それとも運命? なんてドキドキする事もなく、テキパキと新人研修は進み、志垣はお局OL達の誘導尋問の餌食になって、ロマンスの欠片も無い。こうやって毎年春を迎えていくのかしら…。
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3.0
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-私、自分で言うのもなんだけど、随分いい女だと思うの。だから今まで男に不自由した事無かったし、手相にも玉の輿に乗れると出てるって言われたんだけど、最近どーも状況が変わってきたのよね。会社では同僚の森田が懐いてくる。「あんたのせいでいい男が寄り付かなくなったのかも知れないわ」もー、この疫病神。あーあ、どこかにいい男いないかしら。帰りの駅で天気予報と真逆の土砂降り。思わず「天気予報のバカ!」と叫ぶと「またくもってすみません!!」と頭を下げてくる男が!? 何なの、この人。なかなかいい男だけど…どこかで見た事…「あーっ、お天気お兄さん」彼に食事に誘われた。やった、久々の男からのお誘い!! この恋の予報は…!?
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-奥田享は眺めている分にはいい男…なんだけど…神様も知らないその気まぐれさに泣かされた女の子は数知れず。今日も雨の中2時間も待っていたという女の子に「俺、あんたと約束したっけ?」と冷たい。泣きながら走り去る女の子を見て「うっと―しい女」と呟くので「いつもながらひどい男ね、あんたって」とひと悶着。店長は「奥田君は顔で商売、香苗ちゃんは愛敬で商売」なんて言う。ここは本屋じゃなかったっけ。私にだって奥田君の本性を知るまでは、いつも笑顔で応対してくれた彼と、あの素敵な写真集の中の恋人達のように、いつかデートをしたい…なんて夢もあった訳よ。すると、なんと奥田からデートに誘われた!? !! 奥田君とデート!?
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4.4
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-手相にも玉の輿に乗れるって出てるし、今まで男に不自由した事ないし。ところが何故かいい男ができない!? と言う訳で今日は婚活パーティーにやって来た。最初は壁の花してたんだけどイヤリングを落としちゃって慌てて受付へ。そしたら超絶美形の男性が声を掛けてきた!?「お久しぶりです。伊集院です」誰だろ。こんないい男、覚えてないはずないんだけど。話を聞いてると、どうやら彼は元華族で血統書付きのお金持ちらしい。ダメダメ、金持ちの男にはロクな目に遭ってないんだから。前の男も理想通りだったのにマザコンだったのよねー。でも彼は母親と余り仲が良くないって言ってる。という事は少なくともマザコンじゃないわ。今度こそ玉の輿よ!
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-教育実習のため、母校の女子高にやって来た栞。そこにはかつて憧れていた初恋の相手、北村先生がいた。会うなり「お前変わってないなあ。大丈夫か」などと相変わらず子供扱いしてプレッシャーまでかけてくる。昨日だって緊張のあまりほとんど眠れなかったのに。他人事みたいに「まあ頑張るんだな」ですって!! 冷たいんだから。あげくに「緊張の極致にあるので、あまりいじめないように」なんて言うから生徒は大騒ぎ!? たった15分のH・Rで疲れ切ってしまった。でも実習生とはいえ、北村先生と同じ場所にいられる。再び巡り逢った初恋の人…。想い出に出来ない事がある…そして、ほのかな想いは激しい炎となって恋心をかきたてていく…。
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-近所で痴漢が出たらしい。あたしみたいないい女は痴漢に襲われる危険も多かったりして。なんて浮かれていたら「大丈夫、知華子なら襲われてもやっつけちゃいそうだもん」と馴れ馴れしく肩を叩く男が。「あのね森田君、1回寝たからって勘違いしないように」あら、いつもなら「そんな事言わずにまたデートしようよ」とか言うのに可愛い女の子と話し込んじゃって。な、なあに!? あれ。今まであたしの事ずーッと追いかけてたくせに、いつの間に仲良くなっちゃってる訳!? でもいいの。あたしが目指すのはいい男なんだから。森田君は全然程遠いんだから。だから神様! そろそろそーいう人に会わせてください。祈りが通じたのかイケメン刑事と出会って…!?
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-男なんてチョロイ。「お・ね・が・い部長さん」と甘い声で笑顔のひとつでも見せればホイホイ何でも言う事聞いてくれるんだもの。私のこの美貌とナイスバディの賜物ね。ところがある日、不倫デートを部長の奥様に見つかってしまった!? しかも奥様がうちの会社の社長の娘だったものだから作曲家の青木蔵之介の世話係に飛ばされてしまった。売れっ子でアルバム制作中だから体のいい家政婦って事らしい。同僚は魔性の女に天罰が下ったなんて言ってるけど私の天使の微笑で青木をなびかせて見せるわ!! ところがなぜか彼には私の魅力が通じない。家事が出来なくて「女として最低ランク」と酷評され、色仕掛けで迫ったら愛撫だけでイカされてしまって…!?
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-「閉館でーす」私の声でみんなが図書館から帰り私1人になる。そこに眼鏡が素敵な水田先生が現れた。「今日はもう閉館しましたが」先生は眼鏡を外すと黙ったまま、いきなり私の両手を掴み書棚に押し付ける。「な…何をするんですか!?ここは仕事場です」構わず私を愛撫する先生。「じゃあ、やめようか」と言いながら指で私のお腹をなぞる。「い…いい。お願い、やめないで」と思わず先生に抱きついてしまう。大きな声が出る。「しっ、大学内だ。声を出すな」も…もう…イクーッ!!「ここでHしちゃったって事は今日もまた研究室に泊まり込みなワケね」実は私達は内緒で同棲している恋人同士なのだ。彼を見込んでいる教授のせいで絶対秘密なの…!?
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-私のママは美人有名実業家。私の友人達も憧れるデキる女。でも私生活はバツ4。略奪愛にW不倫。刃傷沙汰…結構波乱万丈。私にはとてもママみたいな生き方は出来ないし平々凡々が一番。フツーの恋愛をしてフツーの結婚をするんだ…なんて考えながら帰宅したら、いきなり見知らぬ若い男に「お帰りー」と抱き締められた!? ママが言うには彼は28歳の新進気鋭の画家で、私と6つしか違わないのに、なんと私の4人目のパパ候!? 今日から同居はいいけど、なんだかスキンシップが激しい。ママの婚約者で義理の父親になる人なのに、トキメクなんてありえな!? ある夜、酔っ払って帰ってきた彼に、ママと間違えて押し倒されてしまい!?
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-私は某化粧品メーカーの商品開発部に勤めている。目下の仕事は男性用コロンの新商品開発で、コンセプトは女をその気にさせる香り。それってどんなの?…と通勤途中も思案中。だけど満員電車の中は匂いがきつすぎてとても考えられない。するとお尻に誰かの手が!? 怖い、誰か助けて!! その時「おい、何やってんだ」とイケメンが痴漢を捕まえてくれた。電車が揺れて彼の胸に倒れ込むと、何…このいい香り…さわやかでそれでいてセクシーな甘さがあって、いつまでもかいでいたいような…体の奥が蕩けそう。これだ!! 彼のフェロモンが特別らしい。サンプルを取る事になったが「一番いいのは精液ね。精液ゲット。これは上司命令よ」そんなのアリ!?
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-私は進学塾の講師。生徒にはフェロモン欠乏症なんて陰口叩かれてる。せっかく真夏の避暑地にいるのに、なんで受験生に数学を教えなきゃいけないのよ!! フェロモンも萎えるっつーの。隣はテニスの合宿らしい。ふと振り向いた男と目が合った。結構イケメン。ちょい甘目のマスクに少しカールした髪。体は程よく引き締まった筋肉質。なぜか彼が見つめてきてウインク? まさか…あいつだ。昔付き合ってた男!? 大学時代に告白されて付き合ったんだけど、何事にも迷う性格でHの時に体位にも悩んじゃって、ブチ切れて振っちゃった男。あの軟弱でウジウジの男が、あんなに変わっちゃうなんて!? しかもモテモテで、Hにも凄く積極的になっていて…!?
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-外見のせいで男の人のお誘いが途絶えた事が無い私。彼らはイケメンでリッチで頭も良くて一緒にいてとても楽しい。でもそれだけ…。熱く燃えるような恋をしてみたい…なんてボーッとしていたら、新しく配属された大沢主任に怒られた!? 仕事が出来てイケメンだけど堅物で融通が利かなくて凄く扱い難い。ところが私の後輩のミスをなんと土下座して謝ってくれた!! 一緒に謝ったら「助かった…ありがとう」とニッコリ。見直しちゃった。大口取引成立の打ち上げで主任は演歌を熱唱!! 静かなのに内に激しさを秘めたような、まるで日本海みたい。なんか凄く感動してドキドキしてきた。酔いつぶれて主任に送って貰ったら、ベッドで熱いキスをされて…!?
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-純愛? ざけんじゃないわよ!! そんなのおかしくって笑っちゃうわ。この世は全てお金とそれを持ってる男よ。男!! だから私は都会の夜を散々遊んで、そして後は田舎でお見合い。地味に余生を暮らせればいいわ。目覚めると見知らぬ男と全裸でベッドの中!? あれー、またやってしまった、誰だろ、この人。どこでナンパしたのかもされたのかも全然覚えてないわ。ま、いいけど。どーせ一夜限りの事だし。どこの誰で何してる人だって構わない。じゃあね、坊や、お先に。あらま、よく見ると結構いい男じゃない。さすが面食いの私。それに、どこかで見た事があるような…そうだ、高校の時好きだった後輩の男の子に似てるんだ。あの頃は純粋だったわ…。
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-そりゃあ25年間も生きてれば、いいかげんバージンを持て余してたわよ。酔った勢いもあったし、ムシャクシャもしてたし。割と好みのタイプだった気もするし後腐れもなさそうだったし。念願のバージン脱出なのに、どうして涙が零れるの? 眠ってしまって忘れてしまおう。どうって事ないわよ。こんな事ぐらい。10代の子供じゃないんだから。ただ、ちょっと思い描いてたのとパターンが違ってただけよ。ベッドに潜り込んでいたら、たまきが叩き起こしに来た。忘れてた、今日仕事があったんだ。銀行の残高が心許ないから仕事は断れない。フリーライターとして出版社に行くと、現れた先方の担当者は、ゆっ、昨夜の!! こんな所でどうして会っちゃうのよっ!?
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-ペットショップに勤める私は母に言わせると融通が利かない性格らしい。ある日、合コンに呼ばれて高校時代の同級生、絵里と5年ぶりに再会。私の顔を見るなり「ロストバージンは済んだの? 委員長」ですって!? こいつのこーゆー所が昔からダメだったのよ。でも委員長気質が抜けない私はテキパキと仕切って面倒を見てしまう。いつの間にか周りは私以外カップルだらけ。どーせ合コンなんて性に合わないと拗ねていたら、笹野という男性が声を掛けてきた。インコを飼っているという事で話が盛り上がり「これって運命かもね。良かったら俺の部屋に来ない?」とイキナリ誘われちゃった!? 彼の家で初体験したけれど、なんと彼は絵里の元セフレで…!?
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-「あなたが後悔しなければ、苑子さん」「…え、どうして私の名前…」「まだ思い出してくれない? 僕は一目で分かったのに」「あーっ!? 章太郎君!?」なんと彼は7年前にフラれた元彼の弟だった。当時、高校2年生だった彼も今や24歳の立派な大人。でも私は30歳で6歳も年上なのだ。「1週間後、またあの店で待ってるから」とか言われたけど社交辞令に決まってる。友人に「男はみんな結婚相手なんてせこいこと考えてないで、年下の男との恋愛を楽しむくらいしてみなさいよ」と煽られ店へ。でも1時間待っても来ない。やっぱり社交辞令だったんじゃない。それを真に受けてこんな所までのこのこ出て来て。バカみたい。出口で男とぶつかり、もうなんて日なの!?
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-私がNO.1を務めるキャバクラに、常連客に連れられてやって来たT大卒のイケメンIT社長。ところが初対面でいきなり「君とSEXがしたい。いくら出せばやらせてくれる?」ですって!? 思わず顔面に右ストレートをくらわせた!! クビと言われる前に辞めようとロッカーの整理をしていたら、なんと例のIT社長からご指名が!? 今度は「女の悦ばせ方を教えて欲しい。君はNO.1なんだから、あっちのほうだってNO.1だろう」と、もの凄い勘違いをしてる。婚約者にHが上手くないから外で勉強して来いと言われたらしい。しかも政略結婚だから結婚しないと困ると言う。こいつすっげーやなやつ。こうなったら引き受けて男のプライドをメッタメタにしてやろうじゃないの!!
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-「安田さん昨日と同じ服だったわね。また男の所から出社したのよ」「中山さんは富野課長と不倫してるって話よ」「皆さん男関係がハデです事」「あなただって負けてないじゃない、八木沼さん」「あら私、今フリーなのよ。おかげで体が夜泣きして。あー彼の逞しい腕に抱かれたいわぁ」「逞しいナニじゃないの」人が入ってるって言うのにトイレでよっくしゃべるわよ。23歳、未だ処女の私には、とーってもついていけない話題だわ。トイレの出口で能勢さんとバッタリ。友人に連れシ○ンなんて言われちゃった。能勢さんの事だと、すぐムキになってしまう。そんな事…あるけど…。能勢さんて結構逞しそう。男の人に抱かれるってどんな気持ちかしら。やだ私ってば…!?
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-それは3年前、野球部OB会の飲み会での事。後輩のプロ野球選手1年生の堂本大介君が落ち込んでるので慰めてあげてたら、2人でなんだか盛り上がっちゃって…気が付いたら自分の部屋にお持ち帰りしちゃってて…キスされた!? 堂本君の事は可愛い後輩って思っていただけだったけど、でもまあ…いっか…とHに突入。ところが「入れる場所が分からない」なんと彼は”初めて”だった!? 「先輩、俺の初めてもらってやってください」「ええ~」「あった!! ここですね。いきまーす」「あっ」初めての割には気持ち良かった。そして現在、あれから堂本君は、どんどん頭角を現して今やチームのナンバーワンピッチャー。去年も最多勝を取ったほど。そして私達の関係は…私が食べられちゃうのよね。
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-3年前から付き合い始めて、プロポーズしてくれると思ってた。私を愛してくれてるって信じてたのに、1カ月前ベッドの上で「君とは結婚できない」と告げられた。その上、専務の娘との結婚式に私を呼んで幸せな姿を見せるなんて。引き出物なんて受け取れないわ。ああいう奴だって早く気が付いて良かったと友人の千秋に慰められたが、昨夜も誰かにそう言われて慰められた気がする。飲み過ぎの二日酔いで良く覚えていない。そういえば引き出物はどうしたんだっけ? 確か男だったような。「男の傷は男で癒す!! これが一番てっとり早いの!!」そうよ、あんたの事なんか今度こそ忘れてみせるから!! 物憂げに仕事をしていると、その男が客として現れ…!?
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-高校の同窓会のピンチヒッターなんて、めんどくさい役を押し付けられちゃいました。今日はもう1人の幹事の人との打ち合わせです。そこに現れたのが東野!? なんと彼も代理で来たという。「相変わらずハデだな」ですって。まったく相変わらずはどっちよ。その口の悪さ全然変わってない。まいったなぁ、思い出すじゃない。高校生の頃、私は落ちこぼれ問題児。東野は優等生の風紀委員だった。いっつもかまわれて。確かに東野は口うるさいヤツだったけど、時々私の事かばってくれたりもして…淡い気持ちはあって…友人達の間でなんだか話が盛り上がってしまい…ノリで東野を誘惑(?)する事に…。あれ、今意識した? これって脈ありって事かな。よ~し。「東野ってさぁ、キスした事ある?」
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-私が住んでるマンションにはニューハーフがいます。寝過ごして急いでる私を捕まえて「女たるものお化粧は命! そんな雑でどうするの!?」といきなり化粧を始める。どこから道具を出してきたの? そんな事よりとにかく一刻も早くバスに…と思っている間に出来上がり。「なんかいつもより綺麗に見えるような」「でしょ、お化粧ひとつでどんなブスもそれなりになるものよ」「どうせ私はブスですよ」「私はただ女であるって事に甘えてるヤツが許せないだけなの」ったくおせっかいなニューハーフ。会社に着くと同僚に「なんか今日は美人じゃない」さすがにうんちく垂れるだけの事はあるわ、なんて感心してたら、私の彼にちょっかいを出し始めた!? ちょっと待ってよ!!
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-私は26歳のK大大学院生。教授に頼まれ、おぼっちゃまの家庭教師をする事に。つい高額なバイト料に目がくらんでしまったけど、受験生なのよね。ちょっとプレッシャー。ところが家に行くと女性4人に囲まれて飲めや歌えやのパーティー三昧!? 2回ダブって成人だから、お酒も煙草もOKですって!? 呆れて帰ろうとすると「ハカセ」呼ばわりで一応勉強すると言う。なんか前途多難な感じが…。するといきなり「ハカセはバージンですか?」「私の性体験なんて関係ないでしょ」「いやーもったいないじゃん。大人になっても体が大人になってないなんて。俺が大人の女の悦びを教えてやろうか?」とキスしそうに!! 辞典で殴って「私は愛の無いSEXはしないの!!」「Hから始まる愛ってのもあるかもよ」
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-私って、どうも遊んでるタイプに見られるみたい。あいつにはどんな風に見えてるんだろう…?「今日は一段とハデだな」彼は東野優希。高校の同窓会で再会して、今は私の恋人…のはずなんだけど、なんだか気が合わない。ことごとく合わない。でもHの時は、とってもイイ!? 明かりの下で裸をじっくり見られる。「明かり消して…」「どうして?」「だって恥ずかし…」「今さら? 俺はお前の体の隅々まで知ってるのに?」「バカ、知らない!!」と、うつ伏せになると背中を舐められ、後ろからアソコを開かれ音を立てて吸われる。「やっ…やン…東野。ああ…あ」「もうこんなにトロトロになって…実に反応のいい花びらだ」「東野ってH過ぎるんじゃないの!?」「そうだよ俺はHだよ」心も体も東野でいっぱい!?
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-「御冗談はやめてくださいっ!!」「冗談ではない。俺は君を好きになった。だから抱きたい。いけないか?」そんな事言われたって私は失恋したばかりだから受け入れられない!! 浮気現場を目撃するだけでもかなりショックなのに、その上、私とのHはつまらないし地味で華が無い、なんて言われたら、もう恋なんてしたくないって思うのは当然よね。傷心のまま市長選の選挙事務所で働いていたらイケメン若手代議士の御法川がやって来た。私の気遣いを見た彼は、いきなり私を肩に担ぎ「彼女を私の秘書として貰い受けたいんですがね」と永田町へ連れて行く。到着するなり私を抱き締め押し倒す!?「何をするんですかっ」「何ってナニに決まってるだろう」
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-「いい? みかげ」「う…ん。凄く…いいの…」「みかげって入れてる時に胸を責めると凄く感じるみたいだな」またイカされちゃった。私の恋人の航太は若くして会社を率いるイケメン社長。ベッドではラブラブで体の相性も抜群にいい。バツイチだって言うけど、そんなこと気にならない。会社にいる時の航太は女性蔑視の暴君社長で私は生意気な社員だけど2人は仕事でもいいコンビ。ある日のSEX中に急に吐き気がして、これってもしかして妊娠!? でも航太は子供嫌いらしい。不安と心配でSEXも上の空で「感じた振りなんかするな」って怒られ、しかも激しい腹痛で入院することになった!? 病院で私は航太がバツイチで社長になった理由を知った。
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