工作舎作品一覧

  • 公園が主役のまちづくり パブリックスペースのつくり方・活かし方
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    1巻2,200円 (税込)
    市民の思いが幾重にも描きこまれ、暮らしたいまちの新機軸が立ち上がる。 公共空間(パブリックスペース)に着目し、都市公園における官民連携事業に取り組んできた日建設計総合研究所(NSRI)による「確実に事業を実現するための方法」を段階的に解説。まち全体の価値向上に向けた公共空間のつくり方・活かし方を、大阪・吹田市の緑豊かな千里南公園や東京・豊島区の防災公園化などの実例をもとに紹介。また、環境エネルギー、ウォーカブル、エリアマネジメントとの相乗効果や公共空間の運営ノウハウ、ランドスケープ視点による公共空間デザインまで、幅広い取組みを紹介。 【目次】 Part I. パブリックスペースとは何か [1]なぜパブリックスペースが注目されるのか [2]都市公園における官民連携事業の取組み Part II. NSRI式、確実に事業化実現する手順 [1]綿密な準備こそ事業化実現の近道 [2]事業化実現のステップ [3]事業発案段階の検討のポイント [4]事業化検討段階の検討のポイント [5]民間事業者選定段階の検討のポイント Part III. 都市公園の更なる活性化に向けた提案 [1]さまざまな資金調達方法や事業推進方法 [2]持続的な維持管理運営の仕組み [3]異業種との連携によるサービスの提供 Part IV. まち全体の価値向上に向けて [1]NSRIが取り組む公共空間コンサルティング [2]日建グループが取り組む公共空間のつくり方・活かし方 【著者】 小川貴裕 株式会社日建設計総合研究所 都市部門 上席研究員、公共空間イノベーショングループマネージャー。1971年千葉県生まれ。1997年名古屋大学大学院工学研究科修士課程修了。2008年京都大学大学院経営管理教育部経営管理専攻修了。1997年株式会社日建設計入社、日建設計シビルを経て現職。MBA(経営学修士)、技術士(建設部門)、認定都市プランナー(都市・地域経営)。主な受賞は、都市公園等コンクール( 一社)日本公園緑地協会会長賞、都市計画コンサルタント優良業務登録事業(e-job事業)認定他。
  • ゴジラ幻論 日本産怪獣類の一般と個別の博物誌
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    1巻2,200円 (税込)
    妄想から科学へ 「シン・ゴジラ」vs. 進化発生学 2016年、東京に上陸し、丸の内で活動を停止した巨大不明生物、通称「ゴジラ」。従来の生物学の知見では単純に説明することのできない生態、形態、発生プロセスの謎に、進化発生学者が挑む。 「シン・ゴジラ」に登場する女性科学者のレポートや、1954年初代「ゴジラ」の山根恭平博士の孫による講演記録など、科学的知識と虚構が入り交じる一書。 【目次】 第一章 「ゴジラ生物学会特別紀要」より:巨大不明生物の起源 【基調講演】「シン・ゴジラ」に確認された新事象をめぐって 第一部 山根恭太郎 【基調講演】「シン・ゴジラ」に確認された新事象をめぐって 第二部 山根恭太郎 【緊急レポート】巨大不明生物に関する形態発生学的アプローチ 尾頭ヒロミ 【ゴジラ問題調査委員会中間報告書】牧悟郎博士の日記 第二章 個別の博物誌:ゴジラ生態圏をめぐる四つの報告書 四足歩行怪獣アンギラスの形態学的特徴とその進化的起源 山根恭平 モスラの昆虫形態学と分類学について 杉本是也 怪獣バランと秘境の蝶 杉本是也 ラドンとメガヌロン 柏木久一郎 第三章 怪獣多様化の時代をめぐる随想:一九六〇年代の「ワンダフル・ライフ」 怪獣の住む世界 1964-1966 特撮大好きオヤジのぼやき ゴジラの変貌—「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」考 怪獣残酷物語—私を戦慄させた怪獣たち 映画に見る生物学的イメージ モンスターと自然観 昭和人間ドラマの魅力 SFのフィルム・ノワール 異界からの侵犯 Qの終焉 【著者】 倉谷滋 1958年、大阪府出身。京都大学大学院博士課程修了、理学博士。米国ジョージア大学、ベイラー医科大学への留学の後、熊本大学医学助教授、岡山大学理学部教授を経て、現在、理化学研究所名誉研究員。主な研究テーマは、「脊椎動物頭部の起源と進化」、「カメの甲をもたらした発生プログラムの進化」、「脊椎動物筋骨格系の進化」など。 主な著書に、『形態学 形づくりにみる動物進化のシナリオ』丸善出版(2015)、『分節幻想』工作舎(2016)、『新版・動物進化形態学』東京大学出版会(2017)などがある。

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