瀬古利彦作品一覧

  • あの一瞬 アスリートが奇跡を起こす「時」
    3.0
    瀬古利彦、サッカー日本代表、遠藤純男、ファイティング原田、新日鉄釜石、明徳義塾……。さまざまな競技から歴史に残る名勝負を選りすぐり、勝敗を分けた「あの一瞬」に至るまでの心の奇跡を描きだす。 ※本書は二〇一〇年七月に新潮社より刊行された単行本『あの一瞬 アスリートはなぜ「奇跡」を起こすのか』を一部改題し、加筆・修正したものが底本です。
  • がんマラソンのトップランナー 伴走ぶっとび瀬古ファミリー!
    4.0
    1巻1,300円 (税込)
    25歳で血液がんの一種「ホジキンリンパ腫」を発症し、33歳までの8年間に治療、入院、たびたびの再発などジェットコースターのような治療生活を送っている青年がいます。あのマラソンの瀬古利彦氏の長男昴さんです。 その治療はまことに過酷なものでした。抗がん剤投与、再発、骨髄移植、オプジーボ投与、脳への転移、放射線照射……頭痛や吐き気、呼吸障害など半端ない苦痛にさいなまれ、なかなか出口の見えない治療生活の中、時には心が挫けそうになりながらも、昴さんはある言葉を胸に、明るく前を向き続けています。 それは、2020年の実業団対抗ニューイヤー駅伝を入院中の病室のテレビで観ていた時のことでした。問診に訪れた医師がテレビを観ながら「昴くんはトップランナーですからね!」と言ったのです。昴さんは、トップの選手を後ろの選手が追いかけている映像を観ながら頭の中で何かが繋がり、ぶわっと涙が出てきたそうです。 「ああ、僕はトップランナーなのか。今味わっている辛さも、副作用も、いい作用も、もしこれから僕と同じ状況になる人たちがたくさんいるとしたら、先例としてその人たちが生きて行くための手助けになるのか。これが自分が病を頂いている意味なのか。誰かのためになっているのか」と。これが今の昴さんの治療へのモチベーションであり、本書のタイトルの由来です。 本書は過酷な現実を明るく、時には笑いを誘う筆致で描き出しています。昴さんは言います。「『人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇だ』というチャップリンの言葉のように、経験を客観的にみることでユーモアに変えられる。それをやってみたいと思っています。ユーモアに変えられたなら、その経験を『本当に乗り越えた』と言えるのではないか」。この言葉の通り本書は、祖母・両親・兄弟ら家族とのユーモラスな交流を交えつつ書かれた、笑いとひたむきさにあふれた「人生の応援歌」です。
  • クレージー・ランニング 日本人ランナーは何を背負ってきたのか?
    -
    日本人は何を求め、何に苦しみ、何に喜びながら走り続けてきたのか? 1964年(昭和39年)の東京オリンピックから現在まで、日本人は何を求め、何に苦しみ、何に喜びながら走り続けてきたのか? 円谷幸吉、君原健二、瀬古利彦、中山竹通、小出義雄、金哲彦、大胡光次範、有森裕子、高橋尚子、スポーツ中継を担当するテレビ会社社員。そして、伝説のコーチであるセラティ。アスリートたちの肉声を伝える、スポーツ・ルポルタージュ。マラソンを通じて見えてくる、新しい日本人論。 【目次】 プロローグ 一章 後ろを振り向くな 二章 ランナーという作品 三章 捨てられた犬の反逆 四章 セルフィッシュの時代 五章 テレビに向かって走れ 六章 人はなぜ走るのか エピローグ 追録 野生の魂 【著者】 髙部雨市 1950年、東京生まれ。ルポライター。社会の表層から置き去りにされた人びとのルポルタージュを描く。 著書に『走る生活』『異端の笑国─小人プロレスの世界』『私風俗─上野界隈徘徊日誌』『風俗夢譚─街の底を歩く』『笑撃! これが小人プロレスだ』(いずれも現代書館)、『永遠のセラティ—自然流ランニング哲学』(ランナーズ)。
  • サンデー毎日臨時増刊 ニューイヤー駅伝2022inぐんま 第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会公式ガイドブック
    -
    お正月恒例 実業団駅伝、日本一決定戦! 全国地区予選を勝ち抜いた37チームが元日に集結、実業団日本一を競います。 本書は観戦必携、読みどころ満載の公式ガイドブックです。 ●この選手に注目! 一色恭志/中村匠吾/土方英和/佐藤悠基/井上大仁/田村友佑 ●Feature 大卒社会人2年目の「黄金世代」たち 男子マラソン日本記録保持者 鈴木健吾 駅伝中継をもっと楽しく!! 金哲彦さん&TBSアナウンサー ●Interview 「パリ五輪に向けた戦いは始まっています」 瀬古利彦 ●選手名鑑  富士通/Honda/日立物流/ヤクルト  GMOインターネットグループ/カネボウ/SUBARU/小森コーポレーション  JR東日本/コニカミノルタ/サンベルクス/コモディイイダ  トヨタ紡織/トヨタ自動車/愛三工業/NTN/トーエネック/中央発條  YKK  SGホールディングス/大塚製薬/住友電工/NTT西日本/大阪府警  中電工/中国電力/マツダ/JFEスチール/武田薬品  旭化成/三菱重工/黒崎播磨/九電工/トヨタ自動車九州  安川電機/西鉄/戸上電機製作所 目次 ユニホーム図鑑 コースガイド この選手に注目! 一色恭志 この選手に注目! 中村匠吾 この選手に注目! 土方英和 この選手に注目! 佐藤悠基 この選手に注目! 井上大仁 この選手に注目! 田村友佑 大卒社会人2年目の「黄金世代」たち 男子マラソン日本記録保持者 鈴木健吾 Interview 「パリ五輪に向けた戦いは始まっています」 瀬古利彦 大会展望 駅伝中継をもっと楽しく! 金哲彦さん&TBSアナウンサー 予選リポート 東日本大会 選手名鑑 富士通 選手名鑑 Honda 選手名鑑 日立物流 選手名鑑 ヤクルト 選手名鑑 GMOインターネットグループ 選手名鑑 カネボウ 選手名鑑 SUBARU 選手名鑑 小森コーポレーション 選手名鑑 JR東日本 選手名鑑 コニカミノルタ 選手名鑑 サンベルクス 選手名鑑 コモディイイダ 予選リポート 中部・北陸大会 選手名鑑 トヨタ紡織 選手名鑑 トヨタ自動車 選手名鑑 愛三工業 選手名鑑 NTN 選手名鑑 トーエネック 選手名鑑 中央発條 選手名鑑 YKK 予選リポート 関西大会 選手名鑑 SGホールディングス 選手名鑑 大塚製薬 選手名鑑 住友電工 選手名鑑 NTT西日本 選手名鑑 大阪府警 予選リポート 中国大会 選手名鑑 中電工 選手名鑑 中国電力 選手名鑑 マツダ 選手名鑑 JFEスチール 選手名鑑 武田薬品 予選リポート 九州大会 選手名鑑 旭化成 選手名鑑 三菱重工 選手名鑑 黒崎播磨 選手名鑑 九電工 選手名鑑 トヨタ自動車九州 選手名鑑 安川電機 選手名鑑 西鉄 選手名鑑 戸上電機製作所 2021年長距離種目別日本ランキング 大会全記録 奥付

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  • 瀬古利彦が語る「日本マラソン復活への道」【文春e-Books】
    -
    かつてはマラソン王国だった日本。しかし、男子マラソンは2002年、シカゴマラソンで高岡寿成が2時間6分16秒の日本記録を出して以降、15年も更新されておらず、五輪でのメダルも1992年バルセロナでの森下広一の銀メダルが最後である。それでもリオ五輪では、男子マラソンが最高視聴率となり、毎年、箱根駅伝が大きな注目を集めるなど、日本人がマラソン好きなことに変わりはない。注目を集めながら日本マラソンは、なぜ弱くなってしまったのか、どうすれば復活できるのか。マラソンレースで15戦10勝という成績を収めた名ランナーであり、2020年の東京に向けて日本陸連のマラソン強化・戦略プロジェクトのリーダーに就任した瀬古利彦氏が、日本マラソン復活への熱い思いを語った。電子書籍オリジナル。
  • 瀬古利彦のすべてのランナーに伝えたいこと
    3.5
    選手としてだけでなく、指導者としても数多くのマラソンレースを見てきた著者が、初心者でも走りきる、折れない心の作り方を伝授。巻末には、瀬古さんおすすめの国内外のマラソン大会ガイド付きです。
  • 第99回 箱根駅伝 速報号(陸上競技マガジン2月号増刊)
    -
    大八木弘明監督、有終の箱根Vで駒澤大が三冠達成! 区間賞はわずかに1人だが、10人全員が区間5位以内という安定した強さで箱根の頂点に返り咲くとともに、史上5校目の学生駅伝三冠という快挙を達成/「私が見た箱根駅伝」瀬古利彦・尾方剛・柏原竜二
  • 日本のマラソンはなぜダメになったのか 日本記録を更新した7人の侍の声を聞け!
    3.8
    男子マラソンの日本記録が14年も更新されていないのをご存じだろうか。それでもなお、リオ五輪の男子マラソン中継は視聴率ナンバーワンだった。ちなみに女子マラソンは3位。それほど日本人はマラソンが好きなのだ。かつて世界で名を轟かせていた宗茂、瀬古利彦、中山竹通、その後も日本記録を更新してきた児玉泰介、犬伏孝行、藤田敦史、高岡寿成、日本を代表するマラソン選手7人にインタビューし、当時の勝利の方程式、現在のマラソン界の問題点を語ってもらった。2020年東京五輪で再び表彰台に上るために必要なことが凝縮された1冊!
  • 箱根駅伝 強豪校の勝ち方
    4.0
    お正月の風物詩である「箱根駅伝」。選手、指導者、テレビ解説者として60年もの間、箱根駅伝にかかわってきた「生き字引」が語る、箱根駅伝のすべて。 往路1~5区、復路7~10区、計217.1kmのコースを、プロの眼で徹底解説。中大6連覇の栄光、早大・中村監督と瀬古利彦の時代、山梨学院大とケニア留学生、駒沢大、東洋大、青学大の台頭など、強豪校の変遷史もたっぷり。スカウト合戦、合宿事情、伴走車のいま昔などテレビではわからない裏話も大サービス。箱根駅伝ファンにはたまらない、垂涎の一冊。 【目次】 第1章 箱根駅伝 10区間攻略法 第2章 箱根駅伝 強豪校の系譜 第3章 箱根駅伝が判る13の視点 第4章 箱根駅伝の心──ある江戸っ子のランニング人生
  • 箱根駅伝「今昔物語」 100年をつなぐ言葉のたすき
    4.0
    箱根駅伝 第100回記念 凄い本が出た! この物語があるから今があるのだ。 読めば読むほど駅伝が好きになる。 やっぱり箱根駅伝は永遠に不滅です!――瀬古利彦 中継の合間に放送される名物コーナー「今昔物語」の名言を収録した、読む箱根駅伝。
  • 箱根駅伝に魅せられて
    4.0
    正月の風物詩・箱根駅伝では、100年の歴史の中で数々の名勝負が繰り広げられ、 瀬古利彦(早稲田大)、渡辺康幸(同)、柏原竜二(東洋大)らスター選手、 澤木啓祐(順天堂大)、大八木弘明(駒澤大)、原晋(青学大)ら名監督が生まれてきた。 今やテレビ中継の世帯視聴率が30%前後を誇る国民的行事となっている。 なぜここまで惹きつけられるのか――。45年以上追い続けてきた著者・生島淳がその魅力を丹念に紐解く「読む箱根駅伝」。 100回大会を境に「中央大・順天堂大の時代」が来る――!? 99回大会で「史上最高の2区」と称された 吉居大和(中央大)、田澤廉(駒澤大)、近藤幸太郎(青学大)の激闘の裏には、 名将・原晋が思い描いた幻の秘策が隠されていた――。 入学時からマインドセットが違った絶対的エース。 柏原竜二(東洋大)「勝負は1年生から」 大迫傑(早稲田大)「駅伝には興味はありません」 渡辺康幸(早稲田大)VSマヤカ(山梨学院大) 竹澤健介(早稲田大)VSモグス(山梨学院大) 田澤廉(駒澤大)VSヴィンセント(東京国際大) 留学生の存在がもたらした「箱根から世界へ」 箱根史を彩る名選手、名監督、名勝負のエピソードが満載。 【目次】 はじめに 第1章 箱根を彩る名将たち 第2章 取材の現場から1 第3章 取材の現場から2 第4章 駅伝紀行 第5章 目の上のたんこぶ 第6章 メディア 第7章 箱根駅伝に魅せられて おわりに
  • 走ることから学んだ夢をかなえる方法 そして、僕らは風になる
    3.0
    1巻1,152円 (税込)
    小さくてやせっぽちで運動音痴の高校生と、年中サンタクロースの服を着て町をうろつく変なオトコ。ある日、それぞれの事情を抱えた人生どん底状態の二人が出会い、いっしょに大きな夢を追い始めた。そんな二人を支えるのは歴代のアスリートたちの言葉だった…。有森裕子、高橋尚子、瀬古利彦、宗茂、フランク・ショーター、ポーラ・ラドクリフ、ファツマ・ロバ……著名マラソンランナーおよび指導者たちが残した数々の言葉は、血と汗と涙から生まれた自己啓発の発露だった。それらの金言をキーワードに展開する、泣けて、笑えて、元気も湧いてくる、まったく新しい「自己啓発小説」の誕生! ●著者紹介 田中渉(たなか わたる) 1967年3月20日、長野県上田市生まれ。自身もランナーとして過去4回ホノルルマラソンを完走し、自己ベストは3時間34分。「松久淳+田中渉」名による小説『天国の本屋』がシリーズ累計100万部を超えるベストセラーとなり、2004年には『天国の本屋~恋火~』が映画化され、全国で公開される。著書に、『天国の本屋』新潮文庫、『プール』小学館、『四月ばーか』講談社文庫、『ホワイトグッドバイ』幻冬舎(以上、松久淳との共著)、『あなたはそこに』マガジンハウス(谷川俊太郎との共著)、『黄色い犬』『不思議自転車チャリィ』小学館ほか、多数ある。
  • マラソンと日本人
    4.0
    金栗四三、円谷幸吉、瀬古利彦、中山竹通……彼らは何を背負って走ったか。いま、日本のマラソンは低迷し、世界のトップ集団に後れる一方で、国内はマラソンブームに沸き、多くの市民ランナーたちが走っている。日本人にとってマラソンとは何か。
  • 「我が道」瀬古利彦
    -
    スポーツニッポン紙上での自伝連載を書籍化した「我が道」シリーズ、今回は瀬古利彦氏の物語をお伝えします。  1956年(昭31)7月15日、三重県桑名市生まれ。四日市工時代に陸上中距離で頭角を現し、早大入学後はマラソンに挑戦。福岡国際3連覇をはじめ、ボストンなどの海外でも優勝しマラソン界の第一人者として活躍。通算のマラソン戦績は途中棄権なしの15戦10勝と無敵を誇りました。一方、五輪では全盛期の80年モスクワ大会は日本の不参加で出場できず、84年ロサンゼルス大会は14位、88年ソウル大会は9位。時代の不運に泣かされましたが、日本のマラソン黄金時代をけん引したスーパースターです。  365日間、生活をともにした恩師・中村清氏との二人三脚での挑戦の日々、宗茂・宗猛兄弟そして中山竹通氏らライバルたちとの熱い闘い…。マラソンに人生をかけた瀬古利彦氏の栄光と苦難の物語をお届けします。
  • 「我が道」中山竹通
    -
    その強い個性と不屈の精神力、そしてライバル・瀬古氏への対抗心…。80年代から90年代の日本のマラソン界をリードしたのが中山竹通(なかやま・たけゆき)氏です。  1959年(昭34)12月20日、長野県北安曇郡池田町生まれ。ハングリー精神と不断の努力で這い上がってきた下積み時代を経て、83年にダイエーへ入社。85年のW杯マラソン広島大会で2時間8分15秒の日本最高(当時)をマーク。ソウル五輪への事実上の一発選考レースとなった87年福岡国際マラソンを2時間8分18秒で制して五輪代表に選出された一方で、同マラソンをケガで欠場した瀬古利彦氏と陸連の対応を巡っての発言は大きな注目を集めました。  五輪は88年のソウル、92年バルセロナと2大会連続の4位入賞。どんな時も己の力で道を切り開いてきた男の発言は、今あらためて重みを持って響きます。スポーツニッポン紙上での自伝連載を書籍化した「我が道」シリーズ、今回は中山竹通氏の物語をお届けします。

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