小野家作品一覧
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2.0背守として小野家当主に仕え、人智を超える力を待つ清楚な美貌の由良。主が急死し、次の当主である貴志の背守に力を移すため殉死する運命だった由良は、貴志に身を穢されてしまう。貴志に恐れを抱く由良だが、共に生活するうちに、身を穢したのは背守の力を失わせ自分の命を救うためだったと知る。不器用だが貴志の優しさに触れ、惹かれ始める由良。しかし、背守の力は失われていなかった。貴志の背守にはなれないため、由良は死ぬ覚悟を決めるが――!? 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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4.3「昨晩のそなたは、なかなかの珍味だった」 生まれてこの方一度も恋をしたこともなく、女人よりも書物を偏愛している貧乏公家の小野朝家は、ある重大な決断を迫られていた。苦しい小野家の財政を立て直すため、結婚しなくてはならないというものだ。愛する書物を守るため、憂鬱ながらも嵯峨野に暮らすという姫君のもとへ向かった朝家だが、か弱きはずの姫に反対に押し倒されてしまい…!? 貴公子と貴公子、平安の風雅な婚礼奇譚、登場!! ※この作品は「姫君の輿入れ」のスピンオフです。