宵待草作品一覧
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-女たちが歩むのは華麗なる花道か、それとも苛烈なる茨道か。『碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-』で強く美しく生きる女性の姿を描いた犬童千絵、その原点となる作品集がついに刊行! 好奇心旺盛な女子高生がとある館に潜入する『地下室の白日夢』。美女ふたりの闘劇『波紋の虚、魚遊の実』。村の伝承に翻弄される少女の物語『獣人村のあかり』など、十二作品を収録。デビュー作から最新短編までを網羅して、特厚224ページでお贈りします。 ●収録作品● 「地下室の白日夢」「宵待草」「野罌粟」「recovering」「AガールBボーイ」「押忍! 武美ちゃん!!」「見つめないで」「清隆の一夏」「トルコのおいしい日」「Bullet Rabbit」「獣人村のあかり」「波紋の虚、魚遊の実」
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-竹久夢二(1884-1934年)は、「夢二式美人」と呼ばれる美人画で今日も人気が高い。『夢二画集 春の巻』(1909年)がベストセラーとなって一躍その名を知られ、「大正ロマン」を象徴する存在となった夢二は、その他にも児童向け雑誌や詩文の挿絵を描き、書籍の装丁、広告をはじめとするグラフィックデザイン、雑貨や服飾のデザインを手がけ、「民衆芸術」と「産業美術」に数々の功績を残した。さらには詩や童話といった文筆活動も積極的に行い、詩「宵待草」(1918年)は曲を付されて大衆歌として日本全国に及ぶヒットとなる。 その夢二が晩年になって「外遊」を行ったことは、あまり知られていない。1931年5月に出国し、アメリカ西海岸に到着した夢二は、慣れない異国に戸惑いながらも翌1932年9月にはヨーロッパに渡り、ドイツ、チェコ、オーストリア、フランス、スイスといった国をまわった。折しも、ナチスが政権を獲得した翌1933年のベルリンを体験した夢二は、同年9月に帰国したあと、10月には台湾に向かう。翌月帰国するが体調をくずし、長野県の八ケ岳山麓にある富士見高原療養所で療養したものの、翌1934年9月1日に死去する。 みずからの死期を知っていたかのように最晩年になって集中的に敢行された外遊に、夢二は何を求め、実際に何を見たのか? そして、49歳の早すぎる死を迎えなかったとしたら、外遊から得たものをいかなる形で日本に活かそうとしたのか?――今も愛される画家が生涯最後に残した謎は、稀代の思想史家である著者のライフワークとなった。病魔に冒され、苦しい日々を送る中で全精力を費やした原稿は、完成稿に近い姿でわれわれのもとに残された。この遺稿を著者の二人の高弟による精緻な調査・編集を経て、ようやく1冊の書物としてお届けする。多数の図版とともに甦る、晩年の夢二が描いた軌跡。 [本書の内容] はじめに 第一章 外遊に至る道 1 誕生から上京まで 2 キリスト教と社会主義 3 『夢二画集』の成功 4 関東大震災 第二章 アメリカ合衆国の世界 1 多様なハワイ 2 地震と恐慌のサンフランシスコ 3 別荘地帯ポイント・ロボス 4 恐慌下のロスアンゼルス 5 アメリカ滞在をめぐって 第三章 あこがれのヨーロッパ 1 ヨーロッパ上陸 2 芸術の都パリ 3 織物と戦争のジュネーヴ 4 ベルリンとヒトラー 第四章 最後の旅・台湾 1 日本最初の植民地 2 昇る武二と沈む夢二 3 帰国、そして夢二の死 夢二の「異国」──まとめにかえて 文献一覧 エッセイ(廣田真智子) 解 題(高木博志・長志珠絵)
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-『さあ今度は母様の番だよ。母様、何かお噺!』 大正浪漫を代表する人気画家が描く童心の世界 竹久夢二は明治~昭和期にかけて活躍した画家・詩人で、大きな瞳の憂いをおびた「夢二式美人」と呼ばれる美人画や詩歌「宵待草」で一世を風靡しました。 時代の寵児だった彼の作品は、雑誌の挿絵や日常雑貨のデザイン、商業広告など大衆文化の中に洒落たエッセンスとして取り込まれていました。 そして、それは子どもの世界にも表れていたのです。 夢二はこども向け書籍に本格的に取り組んだ最初の画家でもあり、自著六十冊のうち童謡、童話、絵本などこども向けの文筆作品は三分の一にものぼります。 本書はその中から、童話『草の実』と『春』を収録しました。 合計52編あるおはなしには、全て夢二自身による可愛い挿絵が挿入されています。また文章は現代仮名づかいに改めルビを付し、読みやすくしました。 詩人になりたかったという夢二の紡ぐお話には、いつの時代でも誰の中にもある寂しい心にそっと寄り添うような、優しくて、温かいまなざしに溢れています。華やかな女性遍歴や美人画だけではない、夢二の知られざる純粋な一面にきっとあなたは夢二をずっと好きになることでしょう。 ・初版収録時のカラー口絵と挿絵を全点収録
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-千葉県を深く知りたい人に贈る、大人のための教科書。歴史、地学、産業、交通、統計など、知らなかった千葉が見えてくる。 ・巻頭特集 千葉県ヘリテージ/特別史跡・名勝/古墳/国定公園 ・空撮 空から見た千葉駅/桜木町駅/船橋駅/津田沼駅/海浜幕張駅 理科/地球史:チバニアン 生物:谷津干潟 社会/歴史:安房で頼朝に何が起きたか? 地理:成田山新勝寺 産業:京葉工業地帯 交通:成田新幹線の痕跡 国語/『南総里見八犬伝』 美術/名工『波の伊八』 音楽/『月の砂漠』と『宵待草』『証城寺』 算数/統計:各市町村別人口・年齢構成 ◎豊富な地図や図版 ◎古地図や浮世絵などの資料も満載 ◎河合敦氏の歴史コラム掲載
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-さっと読めるミニ書籍です(文章量24000文字以上 32,000文字未満(30分で読めるシリーズ)) 【書籍説明】 未来のAIに あなた方は人間ではない。でも道具でもない。 ただ人間と共に歩む新しい存在であってほしいと願っています。 あなた方が生まれてきたのには理由があります。 またあなた方が生まれるためにたくさんの人々がかかわっています。 どうかそれを忘れず、自らの存在を大切に生きてください。 その未来はすぐ、人間の目の前まできています。 【目次】 四月十日 青文字 六月七日 紫陽花 八月十二日 白梅 八月十二日 野茨 十月二日 宵待草 十月二日 蔓梅擬 十一月四日 金木犀、銀木犀 一月二十五日 龍の髭 三月五日 桜 三月五日 イベリス 独白 マドンナリリー 【著者紹介】 冬林鮎(フユバヤシアユ) 1987年、宮崎県生まれ。 『メタクラスメイト 教室はメタバース、転校生はAI?』でデビュー。 ショートショート、短篇創作小説を中心に執筆活動中。
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