アラン・ムーア作品一覧

  • WATCHMEN ウォッチメン
    4.3
    SF文学の最高峰ヒューゴー賞をコミックとして唯一受賞し、タイム誌の長編小説ベスト100にも選ばれた、グラフィック・ノベルの最高傑作! アメリカン・コミックスがたどり着いた頂点がここにある――。 “金曜の夜、ニューヨークで一人の男が死んだ――” 1985年、核戦争の危機が目前に迫る東西冷戦下のアメリカで、かつてのヒーローたちが次々と消されていた。これはヒーロー抹殺計画のはじまりなのか? スーパーヒーローが実在する、もう一つのアメリカ現代史を背景に、真の正義とは、世界の平和とは、人間が存在する意味とは何かを描いた不朽の名作。 ●収録作品● 『WATCHMEN』#1-12 (c) & TM DC.
  • エルリック・サーガ1 ルビーの玉座/魔剣ストームブリンガー
    4.0
    〈混沌〉の神々を奉じ、ドラゴンたちを使役し、非道と退廃を極めた残虐なメルニボネ人の首都〈イムルイル〉。その恐怖と魔術による世界支配は一万年にも及んだが、その豪奢と征服にあけくれた帝国の歴史に、ついに終焉のときが迫りつつあった……サドリック86世の子として生まれ、白い髪・白い肌・紅い瞳を持つアルビノの王「エルリック」の手によって。 魔法と薬に頼って生きるしかない虚弱さや、哲人皇帝と呼ばれ残虐性や戦争を好まないエルリック王の姿に、従兄弟のイイルクーンらは苛立ちを深めていた。そうしてエルリックを挑発するイイルクーンのことを、その妹であり、エルリックの王妃であるサイモリルが強く諌めるが、エルリックはそんなイイルクーンに寛大に接していく――しかし、そうした寛大さと赦しこそが、エルリックを陥れるその後の陰謀劇と、エルリックの愛するサイモリルをめぐる悲劇へとつながっていくのだった……。 今や伝説となった胸えぐられる悲恋、魂をすする魔剣をめぐる悲劇的ストーリーが、フランス発の絢爛豪華なフルカラーコミックとなって日本初登場! 原作者ムアコックやアラン・ムーアによる熱い前書き(それはエルリック・サーガのもつテーマの本質を解説している!)や、創作の過程を明かす設定資料群なども収録した充実の一作。 小説『メルニボネのエルリック』の最高のグラフィック作品は、新しい本作、ジュリアン・ブロンデルとそのチームの手になるものだ。原作の精神に忠実でありながらも、繊細なエピソードを書き加え、それは私が50年以上前に思いついていたら、きっと取り入れたようなものだった。もし現実に、映画のシナリオを自分が書くとしたら、これらの変更をぜひとも取り入れるつもりだ。(著者・マイケル・ムアコックによる前書きより)
  • 熱風大陸 ダーウィンの海をめざして(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    4.0
    直射日光で70度の「熱風大陸」、オーストラリア。アラン・ムーアヘッドの『恐るべき空白』で綴られた灼熱地獄の内陸探検記に魅せられたあやしい探検隊は、オーストラリア内陸縦断の旅に出た。暑さと野生、ラクダ狩り、ハエの群れに生命の力強さを感じる探検記、電子書籍になって登場。 本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。 <目次> なんだか熱い胸さわぎ 赤い砂塵 オパール掘り ハエの大陸 ラクダ狩り アボリジニ ダーウィンの海へ 『恐るべき空白』の梗概 あとがき 対談 椎名誠×目黒考二 電子書籍版あとがき 椎名誠の人生年表

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  • バットマン:キリングジョーク 完全版
    4.6
    最悪の一日が、幕を開ける―― アーカム精神病院からゴッサム最強の犯罪王ジョーカーが消えた。脱獄に成功したジョーカーは、ゴッサム市警本部長ゴードンを拉致し、さらにその娘バーバラを刃にかける。そして、ジョーカーはフリークスの集まる遊園地で、ある実験を試みる……。絶望的な状況下において、人はどこまで正気でいられるのか?そしてジョーカーを狂気に駆り立てる「過去」とは? アメコミ界の異端児アラン・ムーアが、ジョーカーの誕生の秘密を暴く!! 全編最カラーリングに加え、特典としてブライアン・ボランドのカバーギャラリー、隠れた名作『罪なき市民』を収録。 ●収録作品● 『BATMAN: THE KILLING JOKE』 『BATMAN BLACK AND WHITE』#4 (c) & TM DC.
  • 評伝 マルコム・マクラーレン
    -
    決定的評伝、ついに翻訳。これが本当のマルコムだ。 彼が生みだしたものは、セックス・ピストルズだけではなかった―― アナーキスト、シチュアシオニスト、ポストモダニスト、ファッションデザイナー、アートディレクター 、パンク・ロッカー、ヒップホップ・アーティスト、映像作家、スピルバーグのグル、市長候補、ユダヤ人、トラブルメーカー、オペラ愛好家、捨てられた息子、不在の父親……はたしてマルコムとは何者だったのか? 藤原ヒロシさん推薦! 「色褪せない時代、その謎を解き明かす。あの時、どんな魔法がかけられてたのか?」 ポップカルチャー史における最重要事件=「パンク」。このムーブメントをつくりだした、マルコム・マクラーレン(1946-2010)の決定版評伝の翻訳書『評伝 マルコム・マクラーレン』がついに刊行。 あらゆるジャンルで奇抜なアイデアを実行した、その〈多才すぎる〉マルコムの全体像を、友人・関係者の証言と家族の手記から明らかにする。すべてのストリートカルチャー・ファン必読の超重量級の一冊。 マルコムの意外な?表情をおさめた貴重な写真を含む16ページの口絵も。 【各メディアで絶賛!】 「本書はロック伝記の『市民ケーン』だ。忘れられない芸術・文化・英国のエキセントリックさをめぐる旅で、すばらしい物語だ。読み物としてもすばらしい。もし、誰かの家を訪れ本棚にこの本が無ければ、一緒に寝るなというのが私のアドバイスだ」アンドリュー・オへイガン(作家) 「読むのが止められなかった。マルコムはオレたちに、退屈と怒りからアートを創りだすインスピレーションを与えてくれた。オレたちを解放してくれた」ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム) 「この卓越した渾身の伝記は、輝かしい幻想と常軌を逸する可能性への扉を開く」アラン・ムーア(作家) 「ずば抜けている……この本で、ゴーマンは、マクラーレンを「偉大なるロックンロールの詐欺者」「モラル的に破綻したパンクのメフィストフェレス」といった凝り固まったイメージから剥離させ、彼の芸術学校のルーツ、アイデアへの愛へと説得力をもって迫っている。本書では、やっかいで、不快で、残酷でさえあった彼が、決して退屈な存在でなかったことを明確に示す」 『サンデー・タイムズ』紙 「この挑発的な人物の、驚くべき新しい伝記は、マクラーレンの浮上してくるトレンドを見極め、まさに絶好のタイミングで、まんまと自分を位置づける才能を完璧なまでに捉えている」 『ファイナンシャル・タイムズ』紙 「完全に……心をつかまれる」 『オブザーバー』紙 「決定版……叙事詩である」 『タイムズ』紙 「心を奪われる」 『デイリー・メイル』紙 「若き理想主義者から、変幻自在、行き当たりばったりの成人期までの魅了される旅路」 『i』 紙 「美化しているわけでも、中傷しているわけでもなく、この書は、好奇心旺盛で、厳正であり……まず退屈することはない」『ガーディアン』紙 「マクラーレンはついに、彼にふさわしい、こまやかでバランスのとれた伝記を手に入れた……ゴーマンは、ときに唖然とするほど法医学的弁舌さ、大変満足なものに仕上げている」『クラッシック・ロック』誌 【目次】 ※ 本文中に計16頁の口絵あり アラン・ムーアによる序文 ルー・ストッパードによるエッセイ 著者による覚書 プロローグ PART1:男の子はどこまでも男の子 Boys Will Be Boys PART2:レット・イット・ロック Let It Rock PART3:セックスとスタイルと破壊工作 Sex, Style & Subversion PART4:僕はセックス・ピストルだ I’m a Sex Pistol Baby Oh Yeah PART5:ワールズ・エンド World’s End PART6:ワイルド・ウエスト Wild West PART7:「僕の父さんだ」 ‘That’s My Dad’ PART8:ザ・カジノ・オブ・オウセンティシティ・アンド・カラオケ The Casino of Authenticity and Karaoke PART9:ワイルド・ストロベリーズ Wild Strawberries PART10:歴史は小便をかけるためにある History Is for Pissing On エピローグ 謝辞 備考
  • V フォー・ヴェンデッタ
    3.7
    そこは、あらゆる自由が奪われた世界―― 西暦1997年、ロンドン――ヨーロッパ大陸における局地的な核戦争の結果、イギリスの民主主義は崩壊し、独裁政権の支配する全体主義国家と化していた。監視カメラによってあらゆる自由を制限された世界の下、生活苦の為やむなく身を売ろうとした、若く純粋な少女イヴィーは、秘密警察から暴行を受け、危ないところを仮面をつけた謎の男に救われる。自らを”V”と名乗るその男は、優れた戦略と類まれなカリスマ性を武器に、ファシスト政権の転覆を狙っていた……! アメコミ界でカリスマ的人気を誇るアラン・ムーアの記念碑的作品にして、マトリックスのスタッフが手掛ける同名映画の原作グラフィック・ノベル! ●収録作品● 『V FOR VENDETTA』#1-10 (c) & TM DC.
  • プロメテア 1
    4.5
    『ウォッチメン』『フロム・ヘル』で知られるアメコミ界の天才ライター、アラン・ムーアが放つ空前絶後のスーパーヒロイン・ファンタジーが、日本語版でついに登場! 18世紀の抒情詩、新聞連載漫画、パルプ雑誌、都市伝説……歴史上のさまざまな局面に登場し、痕跡を残してきた女神プロメテア。ひょんなことからプロメテアに変身する能力を得た女子大生ソフィーに、やがて魔の眷族が次々と襲いかかるが……? プロメテアとして成長していくソフィーの冒険を通して、「神話」とは「夢」とは「物語を生み出す」とはどういうことかを紐解き、2001年にアイズナー賞、2006年にはハーベイ賞を受賞した魔術師アラン・ムーア渾身のニューエイジコミック!! ●収録作品● 『PROMETHEA』#1-12 (c) & TM DC.

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