こはく文庫の検索結果
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3.6ホテルの企画営業部で働く瀬野詩緒里は、大学時代の恋をいまだに引きずっていた。恋の相手は2学年上の坂槙栄介。大企業の御曹司である彼に資産家令嬢との婚約話が浮上したことをキッカケに、なんとなく疎遠になりそのまま離れてしまった。そんなある日、詩緒里の元に栄介の弟であり詩緒里の同級生だった宗市から、ホテルのバンケットを貸してほしいと連絡が入る。打ち合わせに向かった詩緒里は、栄介と再会する。栄介は昔のように優しく詩緒里に接し、言葉の端々で詩緒里への恋心は未だに変わらないと訴えてくる。しかし詩緒里は、大企業の副社長に就任し、すっかり住む世界の違う人となってしまった栄介の想いに、どう答えて良いのかが分からない。「もう一度、栄介の隣に並びたい……」、そう想い始めた詩緒里だったが、栄介の側には未だ、資産家令嬢が寄り添っていて……。
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3.0佐伯万理華には人生最大の過ちがある。それは大学生のとき、名前しか知らない男と身体の関係を持ったこと。当時の万理華は焦っていたのだ。友人が次々と恋人を作るなか、自分だけなんの出会いもなければトキメキもない。だからナンパしてきた男を自分からホテルに誘った。結果、翌朝目覚めたら彼は消えていた。そんな黒歴史の一夜から6年が経った今も、万理華は恋愛経験ゼロのまま。「自分は恋愛に向いていないのだ」と恋愛をあきらめかけていた万理華は、思いがけない再会を果たす。万理華の初体験の相手であり、万理華をおいて姿を消したあの男・葛城輝が目の前に現われたのだ。それも、万理華の務める会社の新社長として! 「一夜の遊び相手の顔など覚えているはずがない」という万理華の期待は裏切られ、輝はしっかりと万理華を覚えていた。しかも「あの日からどうしても忘れられなかった」と、まるで万理華のことを思い続けていたかのような発言をしてきて……。
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-両親が亡くなり孤児となった8歳のエレインは、叔父である伯爵夫妻に引き取られた。伯爵家には病弱な従姉妹のマルヴィナがおり、エレインは夫妻とマルヴィナの前では元気に振る舞っている。だが、実の両親が恋しくなったとき、エレインは一人で泣いていた。そんなときエレインは、一人の少年と出会う。互いの名も知らないまま優しい時間を過ごし、別れた二人。エレインがその思い出を大切にしたまま、10年が経ち――ある日、マルヴィナが失踪した。療養先で、行方知れずとなったのだ。エレインは急きょ、マルヴィナのふりをして侯爵家の嫡子レナードに嫁ぐこととなる。顔も知らない男性に、正体を偽ったまま嫁ぐことに、恐怖を抱きながら顔合わせをするエレイン。しかし、やがて現れたレナードは、10年前に優しい時間をくれた少年そっくりだった。驚くエレインだが、レナードはなんの反応も示さない。彼は別人か、あるいはエレインのことを忘れてしまったのだろうか……。