ブラックショコラ作品一覧
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2.7「もうこれ以上私たちから奪わないで!」母娘息子の三人で寂れた団地に引っ越してきた若宮一家。突然死した夫の残した少額な遺産でささやかに暮らそうとする中、ソイツと出会う――!ある日、煽り運転に巻き込まれた若宮一家を救った一木という男は、同じ団地に住む『隣人さん』。頼りがいがあり気さくな一木に気を許した母・塔子だったが、その出会いから徐々に平和な日常が崩れていく!図々しく一家の住む部屋に上がり込み、食事をする、風呂に入る…「この人、我が家に寄生している…!?」一木は他人の家の財産を貪る『パラサイト男』だったのだ!そして一木だけじゃなく一木の家族も若宮家に寄生をし始め!?このパラサイト家族に若宮家は…!?
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4.0「いらっしゃいませ、居酒屋きたじまへ」偶然出会ったその人は美形で料理上手な男やもめ…シングルファザーだった!?新任保育士・南野温子は、道端で動けなくなった猫・こーすけを助けようとして、猫泥棒と間違えられてしまう。誤解はすぐに解け、お詫びにと飼い主宅“居酒屋きたじま”でご馳走されることに。店主の北島涼は、温子好みの憂いを帯びたイケメンで優しくて、温子の体調を気遣う料理まで作ってくれて…思いがけず胸が高鳴る温子。さらに涼の息子・冬馬に懐かれた温子に涼は「また来てくださいね、温子さん」と微笑んで…――そんな顔されたら…私、あなたに恋していいですか?
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-「できる女の私に相応しい男を奪うなんて!」職場で『女王様』と呼ばれるバリキャリ営業マンの真由美は、容姿端麗で成績優秀だが、非常に強気な女性だ。常に周囲の人間を見下し、唯一認めた年下の夫・翼とは結婚して数年が経った。自分に相応しい優秀な夫の子を産む…“女の喜び”を手に入れたいと渇望し妊活に励むが結果は得られず。「もう38歳なのに…!」焦る真由美は翼に対し、高圧的な態度をとり…そして徐々に夫婦に溝が生まれ――その隙に入り込む、一人の女。「小宮山結衣です」「――この女、私の大嫌いなタイプ!」真由美と真逆の『お姫様』のような、あざとい女!!虚栄とエゴの女たちの戦いが始まる!
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2.0『大丈夫…貴女は美しいわ…』いつまでも、どこまでも、美しくなるには?欲望に迷う者がたどり着く占い館。その主【小夜子】はその者の辿りたい道をすべて肯定してくれる。業の深い人間たちは、自らの足りないモノを求めて、いつしか人としての何かを見失って行く…。心が求めるキレイの代償、欲しい物の代償に、女達は戻ることのできない狂気と、底の無い自己満足の沼に嵌ってしまう。本当に醜いのはその顔か?心か?美醜・怨み・妬み・欲望の果てを見る小夜子の水晶玉は、今日も歪んだ女たちの真の顔を映し出す。整形にまつわる、美への執着が生み出したサイコホラーシリーズ。これはいつか現実になるかも知れない…
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-『生きてるだけで人を不幸にするブス』そう呼ばれて生きてきた私が生まれ変わって得たものは…山川冬子は、家族からも容姿をバカにされて生きてきた正真正銘の“ブス”。高校時代に殊更酷いイジメを受け、社会人になっても誰からも蔑まれる容姿のせいで仕事もうまくいかない…何もかも絶望した冬子は自ら死を選ぼうとするが、ふと目にした怪しげな『全臓器提供サービス』の貼り紙が冬子の人生を大きく変える!!臓器提供の見返りに全身整形で冬子は「絶世の美人・麗美」となったのだった!「今のあなたなら何でもできます。何がしたいですか?」冬子は美しい姿でこれまでの人生に復讐することを誓うのだった!
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4.0認知症の義母の世話、夫のモラハラに家庭内暴力。主婦・涼葉にとって息子の翼だけが生きる意味だった。しかし翼を事故で喪う涼葉。希望も愛もない世界。生きる意味はない――大雨で荒れる川へ身を投げる。だが運命は動き出す!涼葉は人々を癒す“聖女”として異世界に転移してしまったのだ!「聖女スズハ。どうかこの世界を救ってほしい」死を選んだ自分と癒しの力との葛藤に苦しむ涼葉。さらにその力は命を蝕む“穢れ”を聖女に与える。穢れを祓うため、王子・ヴィクスとの儀式…性行為が必要となり――「どうか俺を受け入れて」生きることを諦めた私を掬い上げたのはこの世界と貴方だった。愛する人と世界のため、死にかけ聖女の贖罪が始まる。
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2.0素敵な夫、素敵な生活、愛する人との可愛い子供――理想の結婚生活が送りたい!だけど、それは夢だった。OLの玲奈は高収入の先輩社員の隆介と結婚。「金持ちのこの男を堕としてやろ♪」そう考えた玲奈の計画的な結婚だった。けれど隆介はモラハラだけじゃなく、Hのキモさが半端ない!(こんな男の子供なんて欲しくない…!)お金はあるけど、愛のある理想の結婚生活なんて夢のまた夢、だった。そんな中、どん底の玲奈が再会した健斗は過去の片思いの相手で!?健斗なら…性格も顔も良い!けど金だけはない!――なら托卵して愛する人の子供を育てればいいじゃない♪夫の金で♪ずる賢く生きる托卵女子・玲奈の運命は…!?
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3.0「ダメ、やめて!私、沈黙をやめるから、貴女を助けるから…」浅川由美はその日、一人の女性を探していた。大橋静香。由美と同じK小学校PTA役員だった。無事を必死に願う由美だったが、静香はビルの上から身を投じてしまう。その少し前、由美は夫と娘たちの四人で幸せに暮らす主婦だった。しかし、PTA役員になってほしいと娘の担任・叶の頼みを聞いたことから幸せは崩れてしまう。金で強請り、美しき人妻―女―を侍らせる。清廉潔白であるはずのPTA役員会は肉欲と金に支配された組織だった!ケダモノ男達に汚され、家族に言えない秘密を抱えた女たちは、沈黙の中でもがき苦しんでいた。そして、静香の死をきっかけに女たちの復讐が動き出す―――
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4.0「あんな男、死ねばいいんだわ」――それは母が夫に向けて言った言葉。愛美の両親は熟年になっても仲が良く、理想の夫婦。そして優しく上品な母はまるで聖母、自慢の母だった。しかし、父が急死すると世界が変わる――すっかり落ち込んでしまった母を心配した愛美は、夫の快諾もあり同居を提案するが、遠方に住む夫の両親に却下されてしまう。仕方なく愛美の家の近所で一人暮らしをする事になった母は、徐々に豹変していくのだった…。わがまま、金遣いの荒さ、家事放棄、愛美への過干渉…そして、苦言を呈した夫への発言。――聖母のような母はどこへ?果たしてこの狂気の姿が本当の母なのか?
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3.0「ようこそ、ここでは最高のニート暮らしができるよ」東京で派遣OLをしていた友梨華がたどり着いた『山奥ユートピア』というシェアハウス。ここでは「働きたくない」という若者たちが“理想のニート暮らし”をしていた。そんな怠け者しかいない山奥ユートピアは、部屋も風呂もトイレも全てが不潔!見て見ぬ振りもできず友梨華は掃除をすることに…そしてふと気づくのだった。「ニートって何をしたらいいんですか?」楽がしたい、気楽に過ごしたい…そんな夢を抱いて訪れた山奥のシェアハウスで欲望に忠実になった時、友梨華も日常に…性に…全てに堕落したニートに変貌する!そしてニートの若者たちの乱れた生活に秘められた計画とは――
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3.5――昨日、今日、明日、その先も…きっと私は同じ生活を送っているんだ。夫と娘、姑の四人で暮らす主婦の香苗は50歳。日々の家事だけでも目まぐるしく、嫁いびりが好きな姑に、何を考えているのかわからない夫との生活に時々息苦しさも感じていた。そんな香苗の唯一の息抜きは、SNSに綺麗な空の写真をアップすること…。ある日、SNSにメッセージが届く。――30年前の元恋人・貴さんからだった!SNSを通して交流を続ける二人。貴さんのあの頃と変わらない優しい口調は、まるでタイムスリップをするように青春の思い出を呼びさまし、香苗の荒れた心を癒していく。そしてとうとう――『今度 会おう』30年ぶりの再会は、香苗の運命を動かしていく――。