社会学 - 創元社作品一覧

  • 『ゼクシィ』のメディア史 花嫁たちのプラットフォーム
    4.5
    1巻3,850円 (税込)
    圧倒的な情報量と存在感から抜群の知名度を誇る結婚情報誌『ゼクシィ』。デジタル化・雑誌不況においても紙の雑誌が売れ続け、「ゼクシィ=結婚」という記号が成立するほどの社会的認知度を獲得し、コロナ禍を経た今もブライダル業界から絶大な信頼を寄せられる『ゼクシィ』は、いかにして「結婚のバイブル」となったのか。業界での絶対的地位と影響力を支える「ゼクシィ神話」の解明を通して、そのメディア史を多角的に分析する。
  • 軟式ボールの社会学 近代スポーツの日本的解釈の可能性
    -
    1巻3,300円 (税込)
    野球、ソフトボール、テニスで使用される「軟式ボール」に着目し、スポーツの構成要素である「用具」が、スポーツが持つおもしろさや教育性といった内在的な価値にいかに関わっているのか、人々がそれらをどのように受容し、発展させてきたのかを明らかにする。敗戦後の物資不足と教育現場での普及の中で日本独自に発展した軟式ボールの発明と普及は、「近代スポーツの日本的解釈」の発明と普及の系譜であるとも言えよう。
  • 叢書パルマコン・ミクロス10 〈ていねいな暮らし〉の系譜 花森安治とあこがれの社会史
    3.5
    1巻2,970円 (税込)
    羨望と同時に嫉妬をもかきたてる〈ていねいな暮らし〉は、現代日本特有の文化なのだろうか。あるいは近代化におけるリスペクタビリティや現代のSDGsなどと比較される普遍的・世界的な傾向なのだろうか。戦前戦後と一貫した美意識をもち『暮しの手帖』を創刊した花森安治の足跡から、松浦弥太郎や無印良品の中華圏における流行、コロナ禍における生活スタイルの見直しまで、連綿と続く〈暮らし〉へのあこがれの社会史を追う。
  • よい移民 現代イギリスを生きる21人の物語
    3.9
    70年代以降生まれの俳優、ミュージシャン、詩人、ジャーナリストなど、移民2世・3世の著名なクリエイター21人が、移民としての自己存在の意味や葛藤、社会の偏見などを繊細かつ巧みに表現。編集は、インド系移民の若手作家ニケシュ・シュクラ。2016年9月にクラウドファンディングで刊行され、英国でベストセラーとなる。J・K・ローリング&ゼイディー・スミス推薦。2016年度のReaders Choice受賞。
  • ジェインズヴィルの悲劇 ゼネラルモーターズ倒産と企業城下町の崩壊
    5.0
    世界トップレベルの自動車メーカー・ゼネラルモーターズ。その生産工場が閉鎖したとき、企業城下町ジェインズヴィルの分断は始まった。元工員と家族、教育者や政治家、財界人にいたるまで、異なる立場の人々に行った緻密なインタビューが、事実のみならず心理まで克明に描写する小説さながらのストーリーテリングに結実。「住民のパーソナルな物語」を通して「二分した全アメリカの物語」を浮彫りにした、衝撃のノンフィクション!
  • シリーズ「あいだで考える」 ユニヴァースのこども 性と生のあいだ
    4.0
    敦子さんと素直さんは、互いを大切なパートナーとして、敦子さんが出産した満生ちゃんと暮らしている。素直さんの性は女性/男性のどちらにもとどまらず、3人の関係は〈母親/父親/こども〉の枠に収まらない。性のあり方、関係性のあり方を枠にはめず、名前をつけず、ゆらぎ変化していく全体として日々の生を生きようとしてきた2人が、出会いの頃から満生ちゃんの誕生、現在までの出来事と思いを語った「声のおたより」の記録。
  • ルース・B・ギンズバーグ名言集 新しい時、新しい日がやってくる
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    女性として史上2人目の米国最高裁陪審判事となり、ジェンダーの平等や多様性の実現のために力を尽くしたルース・B・ギンズバーグの名言集。理知的な態度と鋭い弁舌が人気を集め、「RBG」の愛称でポップアイコンにもなった稀有なリベラル派判事の言葉は、大きな格差と不均衡を抱える社会の変革を一歩一歩進めようとした彼女の考え方、生き方を如実に示し、絶望せず着実に変化を起こしていくための勇気を読者に与えてくれる。
  • 私たち、戦争人間について 愛と平和主義の限界に関する考察
    5.0
    1巻1,650円 (税込)
    「戦争はなぜ起きるのか」「戦争の原因は何か」という問いを糸口に、戦争に対するさまざまな見方を、宗教学者でもある著者が、スリリングに読み解いていく、入門書としても手に取りやすい、戦争論エッセー。戦いは人間の本能なのか、人はどんな知識や技術を戦争に利用してきたのか、なぜ人々は平和を祈りながら戦うのか、そもそも「戦争」とは何なのか…。戦争を「悪」の一言で片付けるのではない、従来にない教養としての戦争論

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