医学 - ライフサイエンス出版作品一覧
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-国内外の膨大な文献を根拠にEBM誕生の歴史的背景やEBMを考案した人物たちの意図を紐解く超大作 「この本は、一度でも『エビデンス』という言葉を使ったことのあるすべての人のためのものだ」 「医学についての言説は時代に敏感でなければならないし、つねに過去の正義が実は正義ではなかったと訂正を繰り返さなければならない」(本文より) エビデンスに基づく医学(EBM)という言葉が、あたかも医学が事実の裏付けのない空理空論からすでに脱却したかのような含みで語り交わされている。しかし、実際には医学における重要な判断にエビデンスが必須どころか努力目標としてすら求められていないという事実がある。 本書は、公衆衛生の発達、臨床医学の飽和、薬害事件による臨床試験の制度化などを背景として医学が統計技術を取り込んだ歴史や、EBMという言葉を考案した人物たちの来歴を紹介する。さらに、エビデンスについての誤解や拡大解釈から発展していくイメージとの相互作用に注目することで、医学が生産的に実証性を維持するための課題を探る。巻末に索引、用語解説、年表、主な登場人物一覧、医学雑誌歴代編集長一覧などを付する。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最新のエビデンスを踏まえ,6年ぶりに改訂! 日本の高血圧者は約4,300万人といわれています。放置しておくと動脈硬化が進行し,脳卒中や心臓病,腎臓病など重大な病気になる危険性が高まりますが,治療によって血圧が良好にコントロールされているのはわずか27%程度と,主要経済国のなかの最低レベルの血圧管理状況です。 これについて,高い血圧を下げるメリットが国民に十分に理解されていない,医療者においても高い血圧に対して積極的な対応が十分にはなされていないなどの問題点が指摘されており,今回の改訂では医学的な基本事項や最新のエビデンスの説明のみを記載するのではなく,国民,患者,医療者が血圧を下げる行動につながるガイドラインにすることを作成方針に掲げました。 教科書的解説文と19項目のClinical Question(CQ),11項目のQuestion(Q)からなる第1章~第16章を,読者対象を考慮して3部構成とし,国民・実地医家・専門医それぞれに対して「誰が,誰に,どのように」管理・治療すべきかを明示し,実地臨床のあらゆる場面に即したアプローチを可能にしています。 最新のエビデンスを土台としつつ,「実装」を目指して再構築された本ガイドラインは「未来を変えるための実践書」であり,すべての高血圧診療に携わる人々の手に託された「行動の羅針盤」そのものです。 学会が総力をあげて議論を重ねた高血圧管理・治療ガイドライン2025,6年ぶりの改訂です!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、医師、解剖学者で彫刻家、製図家でもあるポール・リシェの著書『美術解剖学 ANATOMIE ARTISTIQUE: DESCRIPTION DES FORMES EXTETRIEURES DU CORPS HUMAIN』(フランス語)の日本語版である。130年前に出版され、以来、美術解剖学の教科書としてずっと読み継がれている。110以上の図が並べられ、文章は付属物としての位置づけである。 今回、美術解剖学の専門家が日本語に翻訳し、それを解剖学で多くの翻訳本を手がけている坂井建雄氏が監修している内容充実の本。 美術解剖学や解剖学に関する書籍が多く出版されているが、本書は最もスタンダードな教科書であり、美術解剖学の金字塔とも言える本である。 人体を描いたり触れることを生業にしている画家、彫刻家、漫画家、イラストレーター、アニメーター、CGアーティスト、ゲームクリエーター、デザイナーはもちろん、医師、理学療法士などにもぜひ読んでほしい。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日常診療で遭遇するような弁膜症30症例を提示し,ガイドラインに沿った治療・管理の考え方をコンパクトに記載! ガイドラインを理解するための副読本として最適です!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「もう、限界」そんなときに開く本。 最前線で闘う、すべての精神科医療従事者へ── 現場を知り尽くした21名の精神科医が赤裸々に語る,美談ではない苦悩と葛藤。 臨床の壁にぶつかった先人たちはどうしてきたか。 その診察室を覗いてみると…… 10年寝たきりで放置された患者さん。(春日武彦) 狂ったように暴れた大学生は、統合失調症なのか?(中島豊爾) スタッフに「もう無理です」と言われ……。(神庭重信) 診察室で何を聞いても無表情で無言。(池淵恵美) 焦りを感じた研修医時代。(樋口輝彦) ほか
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 プライマリケアで遭遇しやすいケースを解説しながら, 日常診療に活用できる4つの診療ガイドライン*の内容をこの一冊に収録! * 2022年JCSガイドラインフォーカスアップデート版 安定冠動脈疾患の診断と治療 2020年JCSガイドラインフォーカスアップデート版 冠動脈疾患者における抗血栓療法 急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版) 慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版) 【読者対象】 循環器専門医,かかりつけ医,研修医,病院勤務医,そしてすべての医療従事者の方に
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ● 日本の糖尿病領域をリードするオピニオンリーダー一同が参加する糖尿病UP・DATE賢島セミナーの記録集。 ● 第41回のテーマは「病状・病態に応じたハイブリッド化した管理・治療―生活環境と併発合併症に応じた対応―」。 ・糖尿病の各種病態(小児糖尿病,妊娠糖尿病,高齢者糖尿病)の管理・治療目標と対応 ・2型糖尿病の病態,食事療法,アクティブガイド,薬物療法 ・糖尿病性合併症/併発症(認知症,糖尿病性神経障害,サルコペニアとフレイル,骨粗鬆症) ● 清野裕先生,門脇孝先生,植木浩二郎先生による鼎談,若手医師による「困った症例」,糖尿病診療ガイドラインの歴史と役割を解説したトピックス,会場参加型の総合討論も掲載!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 疫学研究の金字塔Hisayama studyの全貌! 久山町研究は,日本が誇る世界的な疫学研究であると同時に,そこにはかつての日本人の生き方が凝縮されている。 膨大な資料を読み進むうちに,私はすっかり久山町研究室の代々の研究者や,町の人々の姿に魅了されていった。 頭の中ではいつのまにか,さっそうと自転車にまたがった川辺シカノや, 腰に手ぬぐいをぶら下げて開襟シャツの背中を汗でぬらした研究室のメンバーたちが,勝手に動き出していた。 EBMに端を発した取材は,久山町研究に携わった多くの人々の熱い思いや情熱,哀しみによって,医学を超えて多くのことを教えてくれた。 (「はじめに」より)
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「円錐角膜?」「なにそれ?」と思われたのではないでしょうか? 眼科医のあいだでは古くから知られた病気ですが、1990年代までは、円錐角膜であるとわかっても治療法がありませんでした。 しかし、いまは新しい診断、治療法ができて、はやくみつけることがとても重要な病気です。 100人に1人くらいはその可能性がありますので、早く気づいて欲しい、その思いを本にしました。
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 正真正銘のエビデンスが実は面白い!! 医学(疫学)論文を見開き1ページで解説!! 一目でわかる図やイラストでサックリ納得。今日から役立つ健康情報が満載です。 読んで行くうちに,科学的な考え方も身につきます。これでデマ情報にもう負けない! ~本書はこんな方にお勧めです~ ・本当の医学論文から正しい健康情報を得たいと思っている方 ・ネット情報のウソ・ホントを正しく伝えたい医療系従事者の方 ・新型コロナウイルス関連のマユツバ情報にうんざりしている方
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 統合失調症の母をもった家族として、自身も精神科を受診した体験者として、その経験を公表した著者は、精神医でもある。公表後、全国から招かれた行った数百回にも及ぶ講演会で当事者(患者)や家族と触れあい、日常の診療だけでは分からなかった精神科医療の姿を知った。家族、患者、精神科医という3つの立場を持つ著者が精神科医療の7つの不思議を紐解くことで、これからの精神科医療のあり方を考える。