国内文学 - 笠間書院作品一覧

  • 院政期文学論
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    1巻10,780円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 まず否定すべきは発端・隆盛・衰退という発展史観や衰退史観である。変革・転換期の象徴である〈院政期〉から脱し、時空を輪切りにする。近代人が幻想化した文学史という〈物語〉を根源的に捉えなおす畢生の大作!
  • 江戸時代女流文芸史 地方を中心に 旅日記編
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    1~2巻10,780~13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 封建社会の普通の女性たちは学問をしなかったと思われがちだが、さにあらず、江戸時代後期には女性の手になる文芸作品が多く残された。その中でも特に数の多い旅日記から十数編を選び解説。
  • 女房日記の論理と構造
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    1巻11,748円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 女流日記文学と相接しながらも、女流日記文学とは系譜を異にする女房日記。その女房日記の生成、もしくは成り立ちを説き、その系譜を尋ね、その展開を明らかにすべく論究する。
  • 平安中期物語文学研究
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    1巻11,748円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書では、物語文学誕生の基盤を整理し、長編への胎動を見せるいくつかの要素の存在を考えてみた。次に、その具体的な展開として、うつほ物語と源氏物語とについて、取り分け前者では構造・成立の視点から、後者では人物造型の視点から、長編形成のありようを探ってみたのである。また併せて両物語についての、前記の視点を補う数編の論考と、更に両長編以後の物語文学の位相を考察する二編を、付編とした。
  • 源氏物語の研究 物語流通機構論
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    1巻11,748円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 物語流通機構とは、作者の作品製作から、これを受け取る読者の作品享受までを含む全過程である。このような考え方に立ち、源氏物語の作品成立の周辺と、研究・受容・批評など各時代の享受について論述する。
  • やまとことば表現論 源頼俊へ
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和語による言語表現史上、変革期ともいうべき院政期に、ひときわ異彩を放つ源俊頼の歌や叙述を読み解くことから、院政期の言語状況を明らかにする。和語によって文学が生み出され、享受されるとは、いかなることであったのか。我ハ歌ヨミニハアラズ。歌ツクリナリ。【源俊頼】
  • 『方丈記』と仏教思想
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『方丈記』は、日本文学史上まれに見る思想的作品である。仏教的視座をあわせ持つ野心的文学研究。
  • 藤原顕氏全歌注釈と研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 従二位顕氏集注釈および顕氏家集外歌集成と注釈を収録。また研究篇として、藤原顕氏の生涯と詠風に関する考察を加える。
  • 記紀万葉語の研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古事記や日本書記、万葉集に現れる上代語・万葉語の語彙や表現を、解釈の指摘変遷を辿りながら実証主義に基づき検討する。宮島達夫(国立国語研究所名誉所員)、鈴木泰(専修大学教授・東京大学名誉教授)各氏推薦。
  • 林葉和歌集 研究と校本
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安時代末期の歌僧俊恵の歌集として知られる『林葉和歌集』の、伝本・本文・成立について実証的に考察した研究編と、流布本・異本それぞれの校本編からなる研究書。
  • 藤原明衡と雲州往来
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 往来物史上、最古のものとして位置づけられる、『雲州往来』の、編者の生涯と、享受の諸相を探る。
  • 王朝文学論考
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前篇は『うつほ物語』の人物造型論で、物語の主題を「琴(きん)の族」の話柄と捉え、全体の構造を考察し源実忠にも論究する。後篇は、平安時代の和歌・物語・随筆・日記作品の論考。附篇は『源氏物語』研究の現在(講演録)を収載。
  • 内閣文庫蔵『沙石集』 翻刻と研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 底本には国立公文書館内閣文庫蔵本を使用した。内閣本が無住の『沙石集』改訂の様相を伝える情報を多く含む伝本であることを精密な研究により証明。内閣本の伝本の前後関係が大きく前進すると思われる。
  • 定家仮名遣の研究
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仮名遣いの実際に当たって詳細に検証した、本質を突く労作。「下官集」「僻案」の諸本による再検討から始まり、「土左日記」や「明月記」等の定家の仮名遣いを実際に当たって詳細に検討し、「竹園抄」付載の「文字仕」の検討に及ぶ、定家仮名遣いの本質を突く労作。
  • 日中比較文学の基礎研究 翻訳説話とその典拠 補訂版
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    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安時代以降の文学を比較文学的に取り扱うのであれば、漢籍購読の実態と、翻訳説話の存在を抜きにして語れない。日本文学史のなかでも特殊な作品と言える、唐物語、蒙求和歌、百詠和歌の成立と伝流を追う。
  • 筑紫文学圏論 大伴旅人 筑紫文学圏
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    1巻12,281円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 筑紫の中でとりわけ太宰府は、万葉集など文学とどのような関わりを持っているか。大伴旅人の人生やその歌から筑紫とのつながりを探る。また、多くの人々の交流の場でもあった筑紫文学圏について考察
  • えんとその周辺 平安文学の美的語意の研究
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    1巻12,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安文学中、主要な美意識をあらわす「えん」を中心として、同時代の他の美的語意「なまめかし」「すごし」等との微妙な美意識の差に触れつつ、できる限り用例をあげて考察。
  • 「隆達節歌謡」の基礎的研究
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    1巻12,815円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 室町小歌の終着点にあたる「隆達節歌謡」に注目し、隆達の伝記と説話や交遊圏、「隆達節歌謡」の伝本と新出歌、また周辺文芸や絵画との関連、享受史など、歌謡をめぐる様々な考察を行った論稿を集大成。
  • 源氏物語論考
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    1巻12,815円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「源氏物語」を作中の時間の流れの分析にのみ立脚して分析する愚をつく第一章、宇治十帖の後半を中心に論考する第二章、また、「源氏物語」研究には欠かせない「蜻蛉の巻」の分析などを収めた第三章から成る論集。
  • 天草版平家物語の語彙と語法
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    1巻12,815円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1594年に出版された平家物語の口語訳「天草版平家物語」は、当時キリシタン布教のため来日していた外国人宣教師のための日本語テキストであった。その語彙と語法の詳細な研究書。
  • 平安時代和文語の研究
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    1巻12,815円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 女流文学の言葉、接頭語・接尾語、物語用語の性格など、古文を真に理解するために大切な和文語の1つ1つの訳を考察。平安時代の物語を楽しんで読解するための一助の書。
  • 王朝和歌の想像力 古今集と源氏物語
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌や物語をつくりだす想像力という働きを追う書。本書は、和歌の表現の〈型〉を析出し、その形成過程を『万葉集』から『古今集』へ、さらに王朝和歌へとつづく和歌史の中で跡づける。その共通の〈型〉から個々の歌のかたちが出来上がっていく創造の仕組みはどのようなものであるか。また、特有の〈型〉をもつ言語である歌が、物語の中でどのように機能し何をもたらすのか、そして物語が歌に何を与えているのか考察する。
  • 『沙石集』諸本の成立と展開
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鎌倉後期成立の仏教説話集『沙石集』は、一度完成した後も、無住自身による二度の大改訂と後人による改変によって、記述に差異のある伝本が多数存在している。本文の成り立ちや立ち位置もわからないまま、論拠として使用する研究状況に警鐘を鳴らし、現存の全十一写本について、前後関係を解明し系統化する。『ささめごと』や西鶴の諸作品、『醒睡笑』にも引用され、現在ではフランス語訳、英訳もなされるなど、後世多くの読者を獲得し、日本史・宗教史・思想史等の分野にも影響を与えてきた『沙石集』を扱う際の必読書。
  • 和泉式部日記全注釈
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現在三伝本が発信しているそれぞれの映像を解読する。三条西家旧蔵本(現宮内庁書陵部蔵)を主底本として、応永本と寛元本を対比させた全注釈。現在主要伝本三本の全体像をはじめて捉えた労作。
  • 萬葉集防人歌の国語学的研究
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 防人歌の用字・用語・語法・古代東国方言・上代文字仮名遣の違例などについて国語学的研究は殆どなされていないのが現状である。本研究は国語史上重要のみでなく、防人歌の全き理解に不可欠の研究である。
  • 竹むきが記研究
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 政情の混乱から夫を眼前で殺され、それでも生きていく道を選んだ女性による日記「竹むきが記」。文学性が希薄とされてきた中世女流日記の、新たな再評価を目指す意欲的な一書。
  • 説話集の方法
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 研究者の方法論=読解視点にしばられ作品を殺してしまうような方法の害悪をふまえ、方法論は作品と読者の数だけあるとし、作品自体と対した研究書。霊異記、今昔、宇治拾遺、古今著聞、発心集など各説明集ごとにちがった方法論で考察する。
  • 古代和歌の基層 万葉集作者未詳歌論序説
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 万葉集作者未詳歌を古代和歌の基層をなすものとして位置づけようとする観点から編まれた論文集。
  • 『源氏物語』時代の音楽研究 中世の楽書から
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 当時の音楽理解のためには物語文脈を一旦離れ、音楽史の上に作品を置いてみることである。本書は、これまで斯界の陥っていた安易な推論を払拭しようと、物語成立前後から中世にかけての文献を用いて、より実証的な解釈に迫っていこうとするものである。
  • 『源氏物語』系譜と構造
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 脱構造主義の方法論を提起!構造と系譜、二つのkey‐wordから『源氏物語』を掴む。
  • 『宇治拾遺物語』表現の研究
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    1巻13,750円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 インドや中国から伝播されたものと、日本において生成されたものがある説話。前者は類似説話等、アジアの中でその特質を検証、後者は「宇治拾遺物語」が音声言語ではなく、文字言語によって統一性を得たものであることを立証。
  • 西行の研究 伝本・作品・享受
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    1巻14,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 没後八百年を過ぎ、再評価されはじめた西行。今、西行が取沙汰される魅力は何か。「山家集」をはじめとする諸伝本、作品論、そして後代の日本文化への影響を論じた初めての総合的研究。
  • 『宇治拾遺物語』「世俗説話」の研究
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    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前著『「宇治拾遺物語」表現の研究』で展開した説話分析の理論に基づき、本作個別の説話が外来の伝承を受容する時、信仰や宗教的宇宙像を稀薄化させる代わりに、可視的な世俗の物語に変容し、倫理規範と核とする物語を創出していることを解明。
  • 紫式部日記 紫式部集論考
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    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 当時の女流作家が手を染めた代表的ジャンルである、和歌と物語と日記に、一つずつ作品を残した、紫式部。彼女にとっての、「家集」とは、「日記」とは、何であったのか。紫式部の日記と家集。この二作品を、源氏作者の心理性向や伝記の資料として見るのではなく、それぞれに独立した作品として評価する。
  • 後撰和歌集研究
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    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 後撰和歌集の研究と展望から、諸本の研究、諸本系統、撰集の方法、排列、成立時期等、後撰和歌集に関する問題点をくまなく精査し一書としたもの。
  • 源氏物語の文献学的研究序説
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    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 序章に「文献学的研究法入門」を備える。タイトル通り源氏を文献学的にどのように扱い、研究していくのか問うた書。「本文研究はもう一度、振り出しに戻り、進展を計る時であろう」。時々の研究水準に応じて、なお果てしないが如くに続けていく、源氏文献学研究書にして、入門の書。
  • 平安時代物語論考 増補版
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    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「伊勢物語の虚構について」「宇津保物語小見」「源氏物語雑考」「浜松中納言物語について」「中古の物語批評」「平安時代散佚物語の研究序説」などより成る。付録として「平安時代仮名文学作品の語意ところどころ」。
  • 源氏物語の研究 成立と伝流 補訂版
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    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書第四章「源氏物語成立の資料と仮説」に収められた諸論が稲賀学のスタートであった。物語の成立過程に対する強い関心が、成立と享受とが不可分なものとしてないまざっている古典文学の世界の独自な読み解き方を提示する名著。
  • 万葉歌の形成と形象
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    1巻14,417円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古代の和歌が形成される過程を、古謡歌や挽歌、叙景歌、伝説歌などの万葉歌のそれぞれの表現に即して文学史の視点から明らかにする。また、言語表現として表れた作品の詩的形象を長歌、短歌に分けて探る。26編の論文を収録。
  • 寺院文化圏と古往来の研究
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    1巻14,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 往来物が十分に活用されてこなかった状況を改め、往来物が正当に活用されることを目指すとともに「成立文化圏」の特色を明らかにし、作品が成立する必然性をも追求する。
  • 『源氏物語』の源泉と継承
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    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏物語』の源泉として、実在人物や当時の気象、内裏建築、梅花や琴(きん)という斬新な切り口で挑み、深く新しい読みを提唱。論を成すために徹底的に追求する姿勢が『承安五節絵』研究に、琴(きん)の実体験に基づいた音楽論に結実した。『源氏物語』を女性の生き方を探究した書と位置づけ、鎌倉時代初めの『無名草子』がいかにそれを継承したかを併せて論じ、『源氏物語』の成立以前、当時、以後と、長いスパンで、物語の本質と方法を明らかにしていく。
  • 風雅和歌集全注釈 上巻
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    1~3巻15,400~20,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最善本である京都女子大学図書館所蔵、谷山文庫「風雅和歌集」を底本として、通釈・語釈・参考・校異・出典・補説・作者で編成。著者の60年にわたる京極派研究が結実する。上巻は真名序・仮名序から冬歌までを収録。
  • 二条良基研究
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    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 二条良基の生涯は、後醍醐天皇と足利義満の間にあって、武家の権力と王朝の文化が一体となった政権の確立に捧げられた。王朝の精神を継承しつつ、あらゆる学藝の指導者として、活気ある新時代を創り出していった執政の、初めての総合的な研究。
  • 「醜の御楯」考
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    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 契沖の首唱した「醜の御盾」の解釈をめぐって、諸説を詳細に検証し、防人歌全歌を対象に考察した上で、仙覚の説いた「頻の見立て」が正しいと結論づけた労作。著者が半世紀以上をかけて解明した執念の書。
  • 狭衣物語諸本集成〈第1巻〉 伝為明筆本
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    1~6巻16,019~18,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏』と並び評価、流布した『狭衣』の初の諸本集成。重要伝本の翻刻に詳細な解説を付す。(一)伝為明筆本 (二)伝為家筆本 (三)伝慈鎮筆本 (四)伝清範筆本・保坂家旧蔵本 (五)紅梅文庫旧蔵本 (六)飛鳥井雅章筆本
  • 中世歌謡の文学的研究
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    1巻16,019円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世の宮中の五節の歌謡の中に生き続けた「今様」。今まであいまいにされてきた歌謡史における中世に視点を置き、中世歌謡史の冒頭に今様雑芸歌謡群を位置付けようと試みる。
  • 源氏物語と老い
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    1巻16,019円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安期の物語文学全体がもつ老いの語りという虚構の要素に注目した視点で捉えた「源氏物語と老い」の試み。第一部では老いから物語へ、第二部では登場人物から物語へなど、それぞれ老いをテーマに考察。
  • 平安後期歌人伝の研究 増補版
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    1巻16,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安後期の和歌史研究の一つとして、歌人伝研究に取り組む。俊成・西行らと雁行し、あるいは周辺で活躍した歌人、約40名を資料に即しつつ、詳しく記述する。歌壇の流れとかかわらせつつ叙述する。
  • 大伴旅人逍遥
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    1巻16,553円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者のこれまでの研究の成果をたどる論文集。大伴旅人の太宰府への往復のコースを探る研究など、旅人をめぐる論稿と、「万葉雑考」として、万葉集関連の研究論文を収めている。
  • 『源氏物語』享受史の研究 付 『山路の露』『雲隠六帖』校本
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    1巻17,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あるべき『源氏物語』の"姿"を追求するにあたって、"創作"という形をとった、『源氏』享受資料中特異な存在である『山路の露』と『雲隠六帖』。『源氏』の続編とも言うべきこの二作品を、伝本の問題を中心に解読する。また近世期『源氏物語』はすでに五十四帖という枠組みが出来ていたにもかかわらず、なぜこの二作品で、それを打ち崩すような出版が行われていたかなど、『源氏』享受史のなかの続編二作品の位置付けを目指す書。
  • 王朝和歌と歌語
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    1巻17,050円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 王朝和歌文学について、できるだけ具体的な数値や特異な表現、構造上の特質等を摘出して分析・比較し、歌人の詠風や時代による変遷を解明。とくに、用語・語法や枕詞の用法について詳細に検証する。
  • 万葉集防人歌全注釈
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 私は何としても防人歌の詩と真実に迫らねばならない。『万葉集防人歌全注釈』『万葉集防人歌の国語学的研究』につづく、「防人歌研究」三部作、遂に完結。防人たちが己が歌に込めた、深い悲哀と忍苦とを思いやり、その叫びと祈りの声に耳を澄ませ、「防人歌」の本質を全一二章で追究する。
  • 萬葉集防人歌の研究
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    1巻18,150円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『萬葉集防人歌全注釈』『萬葉集防人歌の國語學的研究』につづく、「防人歌研究」3部作、遂に完結。防人たちが己の歌に込めた、深い悲哀と忍苦とを思いやり、その叫びと祈りの声に耳を澄ませ、「防人歌」の本質を全12章で追究する。
  • 慈円和歌論考
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    1巻18,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 慈円の歌集「拾玉集」の伝本について、それぞれの内容や成立過程を検証。そして、慈円の和歌活動を5つの時期に分けて考察。歴史的な背景と関連づけながら、和歌作品の特徴を明らかにする。
  • 「風葉和歌集」の構造に関する研究
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    1巻18,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わかりやすい表を挿入した構造論の他、「よみ人しらず」「題しらず歌」の考察や詞書論、『続古今和歌集』との関連についての論、撰集過程に関する論文など、『風葉和歌集』の全体を捉えた力作。
  • 今昔物語集の形成と構造 補訂版
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    1巻18,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今昔物語集の本質に迫る書。翻訳の方法、表現形成、語りの仕組み、物語の劇的構造、等、関連資料との比較を中心に微細な表現分析や、目配りのきいた広い視野を背景に、大胆に今昔物語集の魅力を明らかにした書。
  • 近世歌謡の諸相と環境
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    1巻18,700円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌謡史における近世は三味線の音色とともに幕を開ける。絵画や周辺文芸などの資料を使って近世歌謡の諸相と考証を行うほか、近世流行歌と周辺歌謡の世界、民謡、童謡などについても解説する。事項・歌謡などの索引付き。
  • 宝鏡寺蔵『妙法天神経解釈』全注釈と研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都尼門跡・宝鏡寺で発見された新出資料、法華経の注釈書に天神和歌が付された特異なテキスト「妙法天神経解釈」の全文翻刻と注釈を中心に、その全貌と意義を究明。他伝本の翻刻・対照一覧表・参考文献一覧を付す。
  • 徒然草論
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    1巻19,800円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 創作の背景や態度、方法などを多角的に読み込むことで、「徒然草」がその斬新な編纂方針や表現方法によって丹念に練り上げられ、生み出されたこれまでにない新しい文学作品であったことを、具体的な検証をもって解き明かす。長いときを経て今も愛され続ける徒然草の魅力を文学作品という視点から解体、その核心に迫る。
  • 『行庵詩草』武元登々庵 研究と評釈
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    1巻20,291円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸時代の漢詩集中、典型的にして且つ異色ある文人、温厚篤実な君子であり徹底した自由人であった武元登々庵の「行庵詩草」の研究と評釈。装釘にも当代大家による多くの序にも特色をもつ旅に取材した旅の哲学とも言うべきあらゆる形式の詩を網羅。
  • チェンバレン『日本語口語入門』第2版 翻訳 付索引
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    1巻20,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治時代に日本初の帝国大学博言学(言語学)教授となったチェンバレンによる、当時の口語日本語を扱った文法書の理論篇(文法)の日本語訳と、原本の影印版および理論篇日本語語句索引を併載する。
  • 国語史の中世論攷
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    1巻20,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 院政期を含む鎌倉時代から室町時代に至る五百年の間の日本語(中世語)について、具体的な特定語や語法を対象文献の語例から数量的に処理することで現象の解明に迫る。
  • 中世和歌の文献学的研究
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    1巻23,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 式子内親王集、藤原定家、中世後期古今学、三条西実隆等、古典和歌研究における文献学の方法を模索する書。中世和歌研究における〈方法論〉は可能か。
  • 万葉和歌史論考
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    1巻26,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 方法論、歌人論、作品論を中心としながら、斬新な視角から多彩な方法で万葉和歌の本質を究明する。万葉の世界を浮き彫りにする。
  • 和歌四天王の研究
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    1巻30,800円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鎌倉末期から南北朝期を代表する、頓阿、兼好、浄弁、慶運という四人の和歌と生涯を考察。遁世した僧侶という立場で、厳しい動乱の時代を歌の道でもって生き抜いた、その生きざまと和歌の特質を究明する。
  • 落窪物語注釈
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    1巻33,000円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は管窺の伝本中最善本と目する宮内庁書陵部蔵「おちくほ」四冊を底本にした場合の整定本文を提示し、口訳・語釈を施し、解説等を添えたものである。
  • 方丈記論
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    1巻34,174円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鴨長明「方丈記」についての作品論として執筆された主論文4稿と、それらの論文を補充するかたちで書かれた付稿3稿を一冊にまとめ掲載した論文集。
  • 山家集の校本と研究
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    1巻42,718円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 陽明文庫蔵「山家集」3巻と、流布本系統より「山家和歌集」版本2巻を選んで底本とし、左右見開きに対照して、それぞれの系統の主要伝本の校異を付した書。

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