国内小説 - 岩井三四二作品一覧

  • 家康の遠き道
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    関ヶ原の戦いから九年――将軍職を秀忠に譲り、駿府に隠居した家康だが、徳川の天下を磐石にしていくために思いをめぐらせる。諸外国との交易、キリシタン勢力、大阪の豊臣家、戦乱の世を知らない子や孫……不安を数えれば切りがない。齢七十を超えてなお精力的に政治に関わり、いくさ場にも出征。「守勢」に力を注ぐ家康の晩年を描き出した傑作!
  • 田中家の三十二万石
    4.0
    近江国三川村の百姓・久兵衛は、年貢に縛られる百姓暮らしに嫌気がさし、家族を養うため志願して十六歳で地元の武将・宮部善祥坊の小者となる。初めての禄はわずか三石。学問もなく歌の一首も読めないが、出世を目指しがむしゃらに戦い、時に歯を食いしばって耐え難きを耐え、ついには大名へと上りつめていく。貧農から身を起こし、筑後三十二万石の太守となった田中久兵衛吉政の痛快にして哀感にも満ちた生涯を描く。
  • 「タ」は夜明けの空を飛んだ
    5.0
    1900年代初頭。日清、日露の二戦争の間に、通信技術は手旗から無線へと飛躍的に進化。日本海軍は戦況を左右する無線機の独自開発を決定。科学者・木村駿吉は、原理すら解明されていない無線機の改良を手探りで進めていく。マイペースな科学者が無茶振りに応えた結果、彼らの血と汗の結晶、三六式無線機を搭載し、日本海軍は当時最強と謳われたバルチック艦隊を迎え撃つ――。授業では教わらない歴史の行間に潜むドラマを掘り起こし、迫力の筆致で活写した傑作描き下ろし。新たな歴史小説の誕生!
  • 津軽の髭殿
    3.3
    1巻1,980円 (税込)
    豊かで美しい本州最北の地・津軽に生まれ、母に「大将軍になりなされ」と吹き込まれて育った餓鬼大将・弥四郎(後の津軽為信こと右京亮)。津軽を足がかりにしてのし上がり、天下に覇を唱えんと、仲間と共にあらゆる手管を用い彼は版図を広げていく。しかしその頃中央では、豊臣秀吉が圧倒的な力で各地の大名をねじ伏せ始めていた……。一代で津軽を作り上げた猛将の破天荒な一生を活写した興奮の歴史小説!
  • 天命~毛利元就武略十番勝負~
    4.0
    大内、尼子の二大勢力に翻弄される弱小国人・毛利家の次男に生まれた元就。兄を亡くし、図らずも大将となった元就は、いつ敵方に寝返るとも知れぬ家臣たちをまとめ、乱世を生き抜くために必死で足掻く。自らも九死に一生を得て己の天命を悟った男は、幾度も哀しみから立ち上がり、武略に長けた逞しい武将となっていく。毛利元就の戦いの生涯を描く傑作歴史小説。
  • ふとしたことで切腹屋
    -
    駆け出しの公事師・辰次は、信濃国松代藩山手村から江戸に公事に来た伊左衛門、三平、善六に、もののはずみで「負けたら腹を切る」と大見得を切り、大金三十両の仕事を引き受けてしまう。だが、形勢は圧倒的に山手村に不利で、さらに相手方の坂田町には凄腕公事師の唐物屋がついていた。このままでは勝ち目がない辰次は、あの手この手を尽くすが、果たして辰次に逆転の目はあるのか? 痛快! お江戸公事エンタテイメント!!(『切腹屋』改題)
  • 室町もののけ草紙
    4.0
    室町後期。政治に倦んだ将軍に代わり実権を握った正室、日野富子の心を支配していた思い。京の町が戦火に包まれた応仁の大乱を引き起こした山名宗全、細川勝元それぞれの事情。困窮の中、生き残りを懸けた絵師や猿楽師の情熱。時代が大きく変貌するとき、転機を迎えた人物は何を見て何を思ったのか。心情に寄り添ってドラマチックに描かれた連作歴史小説。室町の世のリアルを体感できる一冊。

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