小説・文芸 - 和久田正明作品一覧

  • 恋小袖 決定版~牙小次郎無頼剣(六)~
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    とある家に踏み込んだ同心たちが、返り討ちにあい殺された。死んだ同心が残した書きつけには、去年の暮れから今年の春までに死んだ三軒の店の主の名前。これらの死に疑いを持ったがために殺されたのではないか。逃げた下手人の行方を小次郎たちが調べ始めると――。非道を重ねた者たちには、夜来る鬼・牙小次郎の正義の刀が振り下ろされる!
  • 桜子姫 決定版~牙小次郎無頼剣(二)~
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    牙小次郎は今上天皇の外祖父を父に持つ雲上人だが、江戸の纏屋に間借りし、一浪人として暮らしている。ある日、古道具屋で美しい誰ケ袖屏風を手に入れるも、元の持ち主が返して欲しいとやってきた。仔細を聞いた小次郎が快く返してやると、再度持ち主が訪ねてきて――。不条理な力に流されそうになる人々を助けたい。道理をただす、牙小次郎の刀が唸る!
  • 月を抱く女 決定版~牙小次郎無頼剣(四)~
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    牙小次郎は、立ち寄った刀剣商で、その逸品に目を奪われる。無銘の古刀だったが、主の言い値で手に入れた。その刀、実は徳川家康公から拝領したさる家の家宝で、公金を使い込んだ家臣が、穴埋めのために売ったものだった。刀を返せと高飛車に言う者たちを追い返したが、ある夜盗賊に人質を取られて刀を奪われ――! 非情な人殺しに牙小次郎の刀が唸る!
  • 緋の孔雀 決定版~牙小次郎無頼剣(五)~
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    浮世絵師の残月斎南天は、髑髏に肉付けをして復顔するという珍しい技を持っている。腕を見込んで、池で上がった骨がまたも持ち込まれた。ところが、復顔した舎利こうべと一緒に、南天は行方をくらましてしまう。不可解な蒸発に、牙小次郎も一緒に探し始めるのだが――。人は人の心を持ってこそ人として生きる。小次郎の刀はその正義を守るため、悪を断つ!
  • 黄泉(よみ)知らず 決定版~牙小次郎無頼剣(三)~
    -
    罪人として引っ立てられていく女の目に、小次郎は強い衝撃を受けた。その訴える目に突き動かされ調べてみると、金貸しの婆さんを殺した嫌疑がかけられているという。現場から立ち去る女を見たという証言もあり、罪は明白に思えたが、取り調べは難航していた――。纏屋に間借りする浪人・牙小次郎。道理の通らない悪行は、この男が見逃さない!
  • 提灯奉行
    3.0
    初老の純情侍、御台様と恋に落ちる!  文化九年(1812)六月、九代将軍重の菩提を弔うため、十一代将軍家斉の正室寔子が芝増上寺に向かったのは、夏の暑い盛りだった。老中牧野備前守が先導する百人余の行列が愛宕下に差しかかった時、異変は起きた。三人の刺客が白刃を振りかざして、絢爛豪華な女駕籠に襲いかかったのだ。算を乱した一行に警護の隙が生じた。その刹那、水無月の烈日が照りつける地を蹴って、一人の武士が馳せ参じるや、抜く手も見せず、三人を切り伏せた。幸若舞かと見紛う鮮やかな体捌きに、その場に居合わせた一同の動きがひたと止まった。まさに一瞬の出来事だった。  武士の名は白野弁蔵、表御殿の灯火全般を差配する提灯奉行にして、御目付神保中務から陰扶持を頂戴する直心影流の達人だった。そば近くに呼び寄せた弁蔵を一目見て、寔子の心にさざ波が立った。弁蔵の胸にもほのかな灯がともる。徳川家八百万石の御台所と八十俵取り、御目見得以下の初老の武士の秘めたる恋の芽生えだった。そして、それは、戦国の世に端を発する闇の一族から想い人を守らんとする弁蔵の死闘の始まりでもあった。
  • 嵐を呼ぶ女
    3.0
    北町奉行所定町廻り同心の相良寛十郎が何者かに心の臓を刺され殺害された。下手人の手がかりはなく事件は迷宮入り。しかし、そんな難事件の解決に炎を燃やす女十手持ちが現れた。まだ十八歳の小夏である。元岡っ引きの祖父・辰五郎、そして、亡き父の跡を継いだ同心の相良金吾とともに、憎き下手人に立ち向かう! 人気急上昇中の著者が届ける、渾身の新シリーズ第一弾。
  • 閻魔帳  地獄極楽巡り会い
    値引きあり
    -
    お春とお夏は仏具問屋「播磨屋」の娘で、神田須田町界隈では評判の美人姉妹。二人は女だてらに捕物好きで、姉のお春はその才を見込まれ、岡っ引きの辰平親分から十手を預かるほどだった。ある日、ひょんなことから播磨屋に転がり込んできた若い浪人。男は自分が誰で、どこから来たかもわからないという。だが腰の差料は見事な業物、あるいは身分の高い侍なのか……。三日月主水という仮初めの名をつけられ、姉妹の捕物に手を貸すことになった浪人。だが、とある商家の女中の不審死を皮切りにした事件は、札付きの町方役人の殺しへと動きだす。そしてその背後には、不条理に翻弄された一組の男女の悲哀が隠されていた……。
  • 女ねずみ忍び込み控
    値引きあり
    4.0
    天保五年、世間を騒がせたねずみ小僧がついに処刑された!!そこに跡を継ぐ者が現れる……。それは、ねずみ小僧の女弟子・女ねずみだった!二番弟子の頼りない男を相棒に、江戸の町を駆け巡る。助っ人に加わるのは、ねずみ小僧に恩義のある幕府の小役人!

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  • 怪盗 黒猫1
    3.0
    妹の仇を追う若殿が鉢合わせした黒影は、巷で話題の義賊黒猫? 長屋の大家は若い女義賊。 住人は癖のある者ばかり。 妹の仇討ちが巡り巡って、女義賊と長屋の衆と共に、悪党退治に目覚める若殿! 長屋の女大家と若殿新シリーズ第1弾! 若殿・結城直次郎は、世継ぎの諍いで殺された妹の仇討ちに出るが、仇は途中で殺されてしまう。下手人は一緒にいた大身旗本の側室らしい? 江戸に出た直次郎は旗本屋敷に潜り込むが、黒装束の影と鉢合わせ。ところが、その黒影は直次郎が住む長屋の女大家で、巷で話題の義賊黒猫だった。仇討ちが巡り巡って、女義賊と長屋の住人ともども世直しに目覚める直次郎の活躍!
  • 鬼譚
    -
    古来よりひとは人知のおよばぬ禍事を鬼の祟りとし、鬼はそれを恨んだ。時を超え、姿を変え、魂を狙う鬼と柳生十兵衛の攻防(鬼柳生)、古城に巣食う鬼の罠にはまった三人の男女の運命(幽霊城)、鼠小僧と勝海舟の父・小吉の意外な親交と鬼退治(熊と鼠)ほか、一条戻り橋から始まったひとと鬼との死闘を描く、珠玉の鬼譚5編を収録。息詰まる、前代未聞の時代サスペンスホラー!

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  • 牙小次郎無頼剣 夜来る鬼
    値引きあり
    3.0
    いずこからともなくふらりと現れ、江戸の片隅に住み着いた素浪人・牙小次郎。傍若無人な振る舞いで毒蛇姫と噂される、水戸徳川家の爛姫からいわれのない怒りを買って、自害に追い込まれた女中お清の怨みを晴らすべく、水戸家下屋敷に単身乗りこんだが……。

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  • くノ一忍び化粧
    3.0
    時は元禄。人みな華美を競う時代に戦国時代から続く忍びがいた。武田信玄が重用した甲陽流忍法の末裔・薊。齢十八の美形くノ一だが、その腕は男の忍者をも時に凌ぐ。彼女に舞いこんだ仕事は、討入りを画策する「大石内蔵助を護衛」せよとの依頼だった。大石に刺客を送る大物首謀者との暗闘が始まる。人気時代作家・和久田正明渾身の新シリーズ第1弾!
  • 外道斬り 影法師殺し控
    値引きあり
    -
    父の仇のため友を斬り、脱藩浪士となった大和郡山藩国目付嫡男・式部右近。討手から逃れる右近は箱根で湯宿を営む元盗っ人の吉兵衛と出会い、二人は共に江戸へ向かう。一方、妻籠宿の名主の元に奉公していた小夜はやむなく人を殺め、身を隠すために江戸で巫女になっていた。小網町界隈に住まい、親仁橋の袂の芋酒屋で偶然出会った三人は、それぞれが抱える闇に心を動かされ、次第に惹かれ合っていく。そんなある日、吉兵衛の昔の仲間が自ら命を絶った。陰陽師として当てて左団扇だった男がなぜ? 死の裏に町方御用聞きの企みが蠢いていることを知った彼らは悪党を闇討すべく動き出すが…。悪い奴を眠らせるのに理屈はいらねえ――江戸の悪に三人が挑む必殺シリーズ!
  • 恋する仕立屋
    -
    いくら惚れっぽくても、悪は許しませんっ! 年若い女大家おはんは長らく借り手がなかった法華長屋に店子が決まって胸をなでおろした。越してきたのは室町一丁目の呉服商・京屋の仕事を専門に請け負う仕立屋三人。その京屋、半年前に身代限りになったが、又兵衛という旦那が買い取ったのだとか。すらっとした男前の才蔵を頭株に、脇を固めるように浅黒い与市、下がり目の小六がこざっぱりした形で、よろしくと頭を下げたから、おはんにすれば、まさに渡りに船だった。だが、この三人、実はお広敷伊賀者という歴とした武士で、又兵衛はその番頭を務める旗本だった。時あたかも江戸では不穏な動きがつづき、大奥の一切を取り仕切る年寄・今和泉と御目付神保中務が世情の安寧を願って白羽の矢を立てたのは、女人に目がないが、酸いも甘いも噛み分けた直心影流の達人・名取又兵衛だった。顔の広い又兵衛が早速、京屋に目を付け、大番頭にしっかり者の紋蔵を据えて百人からの陣容を、あっという間に整えたが、妙な男が紛れ込む。自らを三木助と名乗り、前の京屋の五番番頭だというのだが、これがとんでもない男で……。江戸の長屋は恋あり、剣あり、笑いあり!これぞ著者最高の書き下ろし“大笑い時代小説”新シリーズ第1弾。
  • 三代目五右衛門
    値引きあり
    -
    「その方ら四人には本日只今より身分を捨てて貰いたい」。火盗改の新兵衛は、極悪非道の盗賊を捕らえるべく、捕方の衣装を捨て、江戸の市井に潜り込む。血気盛んな三人の若手同心と共に用意した新兵衛の切り札は、あの大泥棒の三代目、石川五右衛門だった!

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  • 将軍の猫
    3.0
    格式の高い武家の娘ながら自由闊達、「猫」と呼ばれる女隠密・姫子に、老中・松平定信の暗殺を阻止せよとの密命が下る。変わり者のお庭番3人と首謀者を追うが……。書き下ろし時代小説、新シリーズ第一弾!
  • 新装版 夜桜乙女捕物帳
    値引きあり
    3.0
    大店・伊勢屋の主人忠兵衛が、内儀に殺された。ただの刃傷事件と思われたが、その裏には大奥を巻き込む陰謀が蠢めいていた! 町娘の乙女は、父親の北町奉行遠山左衛門尉景元譲りの義侠心から事件の裏に潜む真実を暴くべく探索を始めるが…。新装版で登場!!

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  • 黒衣の牙 新八丁堀つむじ風
    3.0
    江戸の町に、悪を憎み、 弱きを助ける男、南町奉行所定廻り同心・成沢東一郎が帰ってくる! 年若く美形の尼層の水死体があがった。穏やかな表情や遺体の様子から覚悟の自害と見られたが、尼層にはあり得ぬ赤い湯文字から、南町奉行所定廻り同心・成沢東一郎は辱めるための偽装であると見抜く。清廉潔白で可憐な尼層は何故死なねばならなかったのか──その無念が花形同心・成沢の心に火をつけた! 情に篤く、押しは強く、己の正義を貫く男・成沢東一郎と南町奉行所同心たちの八面六腑の活躍を描く人気シリーズの新章開幕!

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  • 地獄の清掃人
    値引きあり
    -
    美貌の娘と四人のおっさんたち。法の目を抜けて、はびこる悪事を苛烈に過激に叩き潰す! 町名主の保土屋左兵衛の持ち家に強盗が押し入り、妾と手伝いの娘を斬殺し、有り金を奪って逃げた。盗賊火附改同心の熊坂小吉は、酸鼻を極める血の海の家の中。そこを綺麗にする清掃人たちのなかに、その場にそぐわない美しい小娘が働いているのを見つける。彼女の名は小夜といい、奉行の松平彦左衛門永図のお声掛かりで働いているという。熊坂が探索を始めると、小夜も何かを探っているようだった。理不尽に殺された人の無念の声が聞こえる少女の直観が罪と真実を暴く。 第一話 美魔女 第二話 島破り 第三話 女賊の嵐 第四話 茶室の怪
  • 地獄耳1 奥祐筆秘聞
    -
    飛脚屋の居候は仮の姿、奥祐筆組頭烏丸菊次郎、地獄耳で「悪」を討つ! 二百年前の「淀殿の密書」が大名家藩邸から消えた。 御家断絶必定の密書を巡る、謎の仕掛人の真の目的は? 地獄耳たちが悪党らを暴く。 飛脚屋に居候し、十返舎一九の弟子を名乗る男、実は奥祐筆組頭・烏丸菊次郎の世を忍ぶ仮の姿だった。菊次郎は同役の建部内蔵助とともに、飛脚屋の手下らと闇の悪を暴くために立ち上がったのだ。内蔵助のもとに、陸奥中村藩の留守居役から、戦国の「淀殿の密書」が盗まれて、表沙汰になると御家断絶は必定との相談が持ち込まれ……。菊次郎と“地獄耳”の仲間たちが悪を討つ。
  • 十手婆 文句あるかい 火焔太鼓
    3.5
    白髪丸髷に横櫛を挿す、江戸っ子婆お鹿の、意地と気風の弔い合戦! 木賃宿で皆殺しの惨劇が! 騒然とする奉行所だったが、岡っ引きの駒蔵も殺される。 女房が亭主の弔い合戦と、形見の十手で悪行を暴く! 深川のうらぶれた木賃宿で、宿の主や使用人、三人の泊まり客のすべてが殺される惨劇があった。騒然とする奉行所だったが、目的も分からず下手人の目星もつかない。岡っ引きの駒蔵は、家族の皆と一緒に手分けして見えない下手人を追うが、逆に殺されてしまう。女房のお鹿は息子二人と共に、亭主の敵でもある下手人をどこまでも追うが……。江戸っ子婆の啖呵が悪を暴く!
  • 特命 前篇 殺し蝶
    値引きあり
    -
    突然、寄場詰同心の役を解かれた南町奉行所の帰山貴三郎。小りんという謎の女に連れて行かれたのは、南町奉行の根岸鎮衛配下の与力の元だった。犯科の増大を憂えた奉行は、隠密裡にこれを探索し撲滅せよとの「特命」をくだす。帰山は元門前廻り同心の深草新吾とともに抜擢されたのだ。ある老婆の死に不審を感じて調べると、慎ましい暮らしなのに、どこかに毎月一両もの大金を送金していた。渾身の時代活劇。
  • 特命 残酷な月
    値引きあり
    3.0
    南町奉行の根岸肥前守鎮衛(やすもり)から、江戸で起きる兇悪な犯科を隠密裡に取り締まるべく、特命を受けた同心の帰山貴三郎と深草新吾。その活躍を知った老中から、北陸の小藩で起きている不審な動きを探るように命令が下った。探索の補佐をする小りんと丑松とともに潜入した彼らは、私欲のために藩政を牛耳り、幼君を幽閉した家老の悪逆を知る。策謀渦巻く城下に、特命同心たちの正義の剣が閃く!
  • 特命 身代金
    値引きあり
    -
    南町奉行でありながら、随筆集『耳袋』などを著し、文人としても有名な根岸肥前守鎮衛(やすもり)。彼は江戸府内の捕縛率が上がらないのを憂慮していた。そこで奉行所内でも、特に一騎当千の強者(つわもの)二人を選び、兇悪な犯科の検挙に当たらせている。ある日、屋台の燗酒屋を営むお島の娘千代が拐(かどわ)かされた。犯人は、お島にではなく、なんの縁(ゆかり)もない当代きっての千両役者嵐菊之丞に千両を払えと言ってきた……。
  • はぐれ十左暗剣殺
    値引きあり
    -
    北町奉行所の隠密廻り同心・鏑木十左は、老中・松平定信から呼び出され、火付盗賊改方への出仕を命ぜられる。急なことに戸惑いながらも、自らの気質を買ってくれる同僚たちにやりがいを感じ、かねてより巷を騒がせていた“葵小僧”という凶悪な押し込み盗賊の探索にあたることになった。着任早々、難事件に取り組むことになった十左の新たな戦いを描く。好評シリーズ、新章第一弾!
  • はぐれ十左暗剣殺 悪の華
    値引きあり
    3.0
    下野国の下級武士・由利権八は、常日頃、上級武士たちから、いじめを受けていた。彼は、溜まりにたまった不満を野心に変え、出奔する。その数年後、火付け盗賊改方の同心・鏑犬甘八兵衛が、急死した娘の死因に不審があると、相談にやってくる。探索を引き受けた十左は、本所・深川・両国の貸元の親分たちをも怖れさせる無法者たちの存在を知り…。新章シリーズ代三弾!
  • はぐれ十左暗剣殺 怪盗流れ星
    値引きあり
    -
    非道なことは一切せずに、盗んだ金は貧しい人たちに分け与えている“怪盗流れ星”。町方はおろか火附盗賊改め方ですら、捕まえられず、翻弄されていた。同心の鏑木十左は、独自の探索で追い詰める。しかし、そこにいたのは、盗っ人ながらも世情を憂い、正義感に溢れた若い男。おまけに彼は、加賀から江戸に出て父と暮らす娘に一目惚れしていた。そこで十左は、彼を真っ当にするべく……。
  • はぐれ十左暗剣殺 蜘蛛女
    値引きあり
    -
    三年前の二月から、毎年同じ時期に、立て続けて江戸の街に出没するようになった女盗賊“蜘蛛女”。必死で探索するも、その正体を掴みかね、右往左往する火付盗賊改方の同心鏑木十左たち。しかし、“蜘蛛女”に身内を殺された商人の家族たちが、復讐の一心で、手がかりを見つけた。同じ頃、十左の元職場・北町奉行所で、彼の後任で隠密廻りになった野呂助左衛門も、ある事実に気づいて…。シリーズ新章第二弾!
  • はぐれ十左暗剣殺 黒刺客
    値引きあり
    -
    徒党を組み、大店を襲っては殺戮を繰り返し、金品を奪う兇賊赤不動が江戸を去ったとの情報が入った。その探索のため、火附盗賊改方の同心・鏑木十左が御用旅に出た。しかし、その最中、旅籠に火を放ち、彼に襲いかかる者が次々に現れた。赤不動の手の者か、それとも怨恨か?十左配下の岡っ引きの八十助と、老中・松平定信の命を受けた隠密の紫乃も駆けつけ、未知なる敵に立ち向かう。新章シリーズ第五弾!
  • はぐれ十左暗剣殺 弾丸を噛め
    値引きあり
    -
    白昼、日本橋で起きた辻斬り。斬った浪人は逃げる途中で斬殺。そして、殺されたのは、鳥見役に鉄砲箪笥同心、歌舞伎役者に商家内儀。彼らに繋がりはなく、事件の真相は一向にわからず、奉行所から、火附盗賊改め方の鏑木十左(かぶらぎじゅうざ)に探索が委ねられた。若手同心たちとともに、地道に探してゆくなか、殺された鉄砲箪笥同心の妻に話を聴きに行くと、それは十左と浅からぬ因縁のある女だった。
  • はぐれ十左暗剣殺 笑う女狐
    値引きあり
    -
    賭場で召し捕られた男の密告から、老中首座・松平定信の暗殺計画を察知した火付盗賊改方の同心・鏑木十左。長官である松平左金吾は、もう一人の長官・長谷川平蔵とともに、暗殺を阻止するべく、探索を始める。そして、十左は国元に向かう定信を守るため、隠密の紫乃らとともに奥州路へ向かった。その頃、江戸では、事件の首謀者を捜索中の平蔵が、怪しげな美女を追っていた…。新章シリーズ第四弾!
  • はぐれ十左御用帳
    4.0
    北町奉行所の敏腕同心だったが、捕物で相手を死なせてしまい、牢屋見廻り同心に左遷となった鏑木十左。が、田沼意次失脚後、治安が乱れ放題の江戸を憂える松平定信に、隠密廻り同心として呼び戻され、相役の老同心と組むことになり……。シリーズ第一弾。

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  • はぐれ十左御用帳 家康の靴
    値引きあり
    3.0
    小伝馬町の牢屋敷に捕らわれていた盗っ人の巳之介は、牢抜けを唆され、恋女房の元へと逃げ出した。しかしそれは、老中・松平定信からの頼みで、同心・鏑木十左が仕掛けた探索の始まりだった。江戸城内から持ち出された大御所家康の遺品、そして、事件の背後に潜む失脚した田沼意次の配下たちはどこに? 十左は手下の八十助とお庭番の紫乃らとともに真相を暴く! シリーズ第七弾!
  • はぐれ十左御用帳 狐の穴
    値引きあり
    -
    浅草寺界隈で起きた老女殺し。犯人を捕らえるべく、尽力する北町奉行所の隠密廻り同心、鏑木十左は、彼女の遺品から、三十五年前に起きた血腥い事件を知った。老中・松平定信の命を受け、十左は事件を白日の元にさらすべく、探索を開始する。シリーズ第四弾。
  • はぐれ十左御用帳 逆臣蔵
    値引きあり
    3.0
    元武士らしき老人絵師は、不忠の臣と呼ばれた男の末裔なのか? 島送りにされたことを逆恨みする暗黒街の顔役が巡らす罠とは? 裕福な家が抱える事情につけ込み、騙りを働く男女を捕らえた奴らの目的とは? 過激な捜査ゆえに左遷されたが、老中に見込まれ、北町奉行所の隠密廻りを拝命することになった鏑木十左。その廻りで様々な事件が…。シリーズ第五弾。
  • はぐれ十左御用帳 女侠
    値引きあり
    3.0
    佃新地にある女郎屋の主人からの報せで、偽小判を使った正体不明の男を追っていた北町奉行所の隠密廻り同心・鏑木十左。が、男は殺されてしまった。下手人たちが持っていた提灯に浮かび上がった丸に十文字の紋様から、現将軍の御台所・篤姫の実家である薩摩藩の影が浮かび上がる。それを老中・松平定信に報告するも、意外な返事に十左は……。
  • はぐれ十左御用帳 罪なき女
    値引きあり
    4.0
    小伝馬町の古着商たちから、最近開業した店が盗品を扱っている疑いがあるので、調べて欲しいとの訴えがあった。北町奉行所の隠密廻り同心・鏑木十左は、裏に大がかりな組織があると睨み、探索を始める。同じ頃、手下の岡っ引き八十助のひとめ惚れした武家女が、鉄砲洲の大番屋に入れてくれと懇願してきて…。次々と起きる事件に、十左が疾る。シリーズ第九弾。
  • はぐれ十左御用帳 冷たい月
    -
    北町奉行所の隠密廻り同心、鏑木十左は、主君の子息を疵つけた中間の探索を命ぜられた。しかしその裏には…。御定法の網の目をかい潜って生きる非道の者どもを、相役の老同心、犬甘八兵衛と、岡っ引きの八十助とともに懲らしめる。シリーズ第三弾。

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  • はぐれ十左御用帳 情け無用
    -
    蝋燭問屋の主に狙われている武家女と偶然顔を合わすことになった隠密廻り同心の鏑木十左は、なにか不穏なものを感じ、岡っ引きの八十助を張り込ませたが……。相役の老同心、犬甘八兵衛とともに江戸の埃を払うべく、今日も正義の剣を抜く! シリーズ第二弾。

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  • はぐれ十左御用帳 ふるえて眠れ
    値引きあり
    3.0
    陸奥国棚倉藩の藩政改革は、任された九鬼大内蔵によって成功した。しかし、九鬼は次第に悪政を布くようになり、疲弊した村々が決起すると首謀者を惨殺。そのことを知った老中・松平定信は密偵に探索を命じた。同じ頃、北町奉行所の隠密廻り・鏑木十左は家族の命を絶ってまで密命を果たそうとした浪人が女刺客に殺されるのを目撃。その真相は? シリーズ第六弾。
  • はぐれ十左御用帳 卍の証
    値引きあり
    4.5
    老中・松平定信は、御台所・篤姫から呼び出しを受け、最近、将軍・家斉の様子がおかしいと相談をされた。彼は腹心の部下である北町奉行所の隠密廻り同心・鏑木十左に探索を命じる。早速、大奥に潜入した十左は、家斉を誑かそうとする女中を見つけ、追い詰めた。しかし自害されてしまい、手がかりが消えたかに見えたが、その女の身体には…。シリーズ第八弾。
  • 月の牙~八丁堀つむじ風 決定版~
    -
    南町奉行所定廻り同心、成沢東一郎は岡っ引きの寅吉、密偵のお紋らと共に、日夜、江戸の治安を守っている。唯一の気がかりは病身の妻、信乃のことであった。ある日、薬研堀の料理屋で立て籠もりが起こる。成沢の同僚、当麻三郎助は手柄に焦がれ、その店に急ぐのだが――。人望と実力を兼ね備えた腕利き同心・成沢が活躍する「八丁堀つむじ風」シリーズ、開幕!
  • 夫婦十手
    3.7
    岡っ引き・七五郎(しちごろう)が無惨(むざん)な死骸(むくろ)で見つかった。一人娘のお蝶(ちょう)は仇討を誓うが、下手人は藪(やぶ)の中。父の十手を返しにいったお蝶は、南町奉行所吟味方与力から新たに十手を拝領することになった。夫となった虎三と夫婦で事件の探索に当たっていた折、七五郎惨殺事件の糸口がつかめた。そして浮かび上がった「真相」とは――。本邦初の「夫婦目明し」シリーズ第1弾登場!
  • 妖怪十手
    -
    岡っ引きの三次は、万年金欠で恋人もなく、隣家から漂う魚の焼ける匂いで空腹を満たす冴えない日々。ある日、寺からもらった薄汚い布団で寝ていると、幼い兄弟の声が。毎晩続く怪異のせいでふらふらしていると、屈強な浪人に「死相が出ている」と預言され…。とぼけた岡っ引きと剛腕の浪人が繰り広げる、痛快退魔活劇!

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  • 夜桜乙女捕物帳
    値引きあり
    -
    大店・伊勢屋の主人忠兵衛が、内儀に殺された…ただの刃傷事件と思われたが、その裏には大奥を巻き込む陰謀が蠢いていたのだ! 町娘の乙女は、父親である北町奉行遠山左衛門尉景元譲りの義侠心から事件の裏に潜む真実を暴くべく探索を始めるが……。

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  • 読売り雷蔵世直し帖 1 彼岸桜
    3.0
    浅草花川戸町に店を構えていた書物問屋・巴屋の若主人、新五郎が殺された。以前からお上を批判する瓦版を出していたこともあってか、新五郎の死を機に巴屋に稼業差し止めの沙汰が言い渡された。そして一年後、巴屋を再興して倅の仇を討とうと決意した雷蔵は、昔の仲間を集めて罠を張るが…。書き下ろし痛快時代小説、待望の新シリーズ第一弾。
  • 読売り雷蔵世直し帖 3 初雁翔ぶ
    3.0
    真綿問屋『多田屋』に閻魔と名乗る盗賊が押し入り一家を皆殺しにして百両だけを奪い姿を消した。奉行所の懸命な探索を嘲笑うかのように、閻魔は同様の押し込みを繰り返す。書物問屋『巴屋』の雷蔵は殺された者への怨みを晴らすべく閻魔を裏獄門へと誘う罠を張るが……。書き下ろし痛快時代小説、好評シリーズ第三弾。
  • 読売り雷蔵世直し帖 2 螢の川
    3.0
    怪しげな布教をしている尼天教に入信したまま帰らぬ妻を連れ戻してくれと、子連れの浪人が読売り屋の雷蔵のもとに駆け込んできた。雷蔵は、巧妙に法の目をかいくぐり悪事を働く輩を裏獄門にかけていく。書き下ろし痛快時代小説、シリーズ第二弾。
  • 夜来る鬼 決定版~牙小次郎無頼剣~
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    いずこからか現れた浪人を、江戸唯一の纏屋の女将・小夏は離れに住まわせることにした。不思議な存在感を放つこの男から、生活費として千両もの大金を預かり、番頭たちも思案顔だ。そんな折、馴染みの小間物屋の女中が死んだとの知らせが入る。――謎めいた浪人・牙小次郎が、その剣の強さで罪なき者の嘆きを背負い、悪を成敗する!
  • 鎧月之介殺法帖 女怪
    値引きあり
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    藩の危機を救うため、潜入した公儀の隠密を討ち果たしたものの、臨月だった妻を殺されたうえ、幕府の仕置きを畏れた藩重役たちに裏切られ、脱藩を余儀なくされた掛川藩槍奉行の木暮月之介。姓を鎧と変え、素性を隠して深川に暮らす月之介は、ある日人斬りの科で北町奉行所に捕縛されてしまう。北町は冤罪と知りながらその首を刎ねようと画策するが、月之介は上役に不審を抱く定廻りの弓削勘太郎に助けられ、脱牢に成功した。弓削とともにお尋ね者となりつつも、月之介は罠の裏側に北町与力を操る大盗一味の存在を掴み、探索に乗り出すが…。癒されぬ過去を背負いながら、闇に巣くう悪を相手に修羅の剣で立ち向かう、書下ろし活劇シリーズ第一弾!

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