増田明利作品一覧
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3.0ここのところ巷には景気のいい話が溢れている。日経平均株価が史上最高値を突破、金価格史上最高に、春闘満額回答続出……。だけど実感は乏しい。 では一般的な働く人たちの金銭事情はどうだろう。平均年収は478万円だが、実質賃金はマイナスが続き、プラスに転じることはあまりない。社会保険料も上がっているし、物価高もあって、生活に余裕ができたと感じている人は少ないと思う。格差の固定化も心配なことだ。正社員と非正社員の賃金格差は大きく、正社員が平均545万円なのに対して非正社員は平均206万円。人手不足というのにこれでは「やってられない」と怒って当然だが、格差が縮小される可能性は低い。 そんな格差社会の下層に生きる人々の暮らしはどのようなものか。現在の生活の状況、低収入となるに至った経緯、どんな苦労や悩みがあり、どんな将来の展望を描いているのか。そういった生の声や証言を、取材を通して集めたノンフィクション。
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-50歳……。文字に起こして見ても言葉として耳に入ってきても特別な響きを感じる。今風に言うとアラフィフ、世代論的な分類では団塊ジュニアということになる。年齢で見れば完全に中年の域で、人によっては初老と言うこともある。口惜しいが若くないのは事実、だけどまだ老け込む年齢ではないと思っている。しかし、現実は容赦ない。まず肉体的に老いを感じることがある。髪の毛が薄くなった、トイレが近い、老眼が進んだ、関節が痛いなどは50歳になったら多くの人が感じているだろう。健康診断の結果に一喜一憂したり、親しい人が大病して自分は大丈夫かと不安になったりすることもある。 会社勤めの人にとっても50歳は大きな節目となる。管理職でも今より上のポジションを望めるか否かは自分がよく分かっている。取締役、役員へ上っていける人はほんの一握り。ほとんどの人はあと数年で役職定年となって無役に、管理職手当がなくなるから年収はダウン。周りの人たちの接し方や言葉遣いも微妙に違ってくる。会社組織ではよく見てきた光景なので自分も同じかとブルーになる。これが絶対的多数派で「リストラされなきゃ良しとしよう」「余計なことを言って面倒くさい人と思われないようにする」となってくる。若いときは「上司が馬鹿で嫌になる」「こんな会社は辞めてやる」と血気盛んだった人ほど、50歳を過ぎると会社にしがみつこうとする。 人生100年時代と言われるようになったがそこまで長生きする人はそうはいない。男女とも平均寿命まで生きたとしても残りは30年ほど。肉体的、精神的に問題なく過ごせるのは70代半ば頃までだろう。とすると残された時間は25年ぐらい。人生の折り返し点を過ぎて終盤に向かっている。それがアラフィフ世代だ。 今回、13人のアラフィフ世代、団塊ジュニア世代から話を聞くことができたが、考えること、抱えている悩みや不安は当然だが人それぞれ。傍から見たら面白味のない人間、つまらなそうな人生なんでしょうが自分は何とも思わない。あまり努力しなかったけど巡り合わせが良く、それなりに上手くいっている。身の程を悟って高望みをしなければ楽に生きられる。こんな感じで達観して緩く生きることを信条にしている人もいれば、反対にやることなすこと裏目ばかり。45歳辺りから下る一方、何をやっても上手くいかない。あの選択は失敗だった、もっとよく考えていたらともがいている人も。 表面上は順風満帆、幸せでいいじゃないかと羨まれているような人でも、実は悩みや不安を抱えていることもあり、一口にアラフィフ世代と言っても千差万別。人生いろいろ、アラフィフもいろいろ。だけど懸命に生きているんだと教えられた。社会の中核を成すアラフィフ世代がどんな状況にいるのか。年齢が近しい人は同級生がどうしているのかちょっと見てみませんか。しんどいのは自分だけじゃない、もし少し踏ん張ってみようかと前向きになるかもしれません。(「はじめに」より)
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3.5派遣切り、ネットカフェ難民、再就職難…どん底の不景気でクビを切られた人々、彼らはどこに向かうのか?現代社会の闇をあぶりだす衝撃のノンフィクション。 第1章 日雇い派遣はツラいよ 第2章 就職氷河期が尾を引いて 第3章 一度は正社員だったのに 第4章 泥沼のフリーター生活
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3.0累計40万部突破のベストセラー「今日、ホームレスになった」シリーズの著者が今回取材対象に選んだのは「倒産」。 順風満帆な人生が、ある日突然、暗転する「倒産」という事件。経営者、幹部、社員…立場は違っていても、その出来事の衝撃度は計り知れないものがある。 本書では、倒産に巻き込まれた16人のインタビューを収録。いつ誰の身に起こるか分からない倒産、その時、あなたならどうしますか?
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3.2ベストセラー「今日、ホームレスになった」の著者が、体を張って日雇い労働の世界をリポート。 1万円のタネ銭を持ち、日雇い労働&宿なし生活を1ヶ月間、敢行した。 ホームレス、ネットカフェ難民、日雇い労働者……。 彼らはどのような生活を送り、なにを考えているのか? 現代日本の暗部をえぐる骨太ノンフィクション。
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3.8正社員でも生活できない人たち、突然の失業で追い込まれた人たち、女性ワーキングプアの実態、底辺労働に希望が見いだせない若者たちなど、現代社会のいびつな構造を明らかにするインタビュー集。 働いても働いても食えない…。格差社会の悲痛な声。34人の魂の叫びから日本社会の闇が浮かび上がる!
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3.5リストラ、倒産、ギャンブル、バブル崩壊、一家離散、住宅ローン……。順風満帆だった人生が突然崩壊する! サラリーマンから転落し、ホームレスとなった15人に鋭く切り込んだ、衝撃のノンフィクションが待望の文庫化。本書に書かれていることは決して他人事ではない!
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3.5ギャンブル、バブル崩壊、一家離散、住宅ローン、退職…。本書に書かれていることは他人ごとではない。絶対に辞めちゃダメだ!順風満帆だった人生が突然崩壊する! 衝撃のノンフィクション。
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4.0累計40万部突破のベストセラー「今日、ホームレスになった」シリーズの著者が今回取材対象に選んだのは「貧困ビジネス」。 飯場労働者、シングルマザー風俗嬢、ソープランドのボーイ、ブラック企業のSE、テレビ番組制作会社AD、日々紹介の労働者、職業ホームレスなど、17の仕事の現状をインタビューで解き明かしていく。 貧困ビジネスを通して現代日本の闇が浮かび上がる。著者渾身のルポルタージュ!
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