井上直人の検索結果
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一杯のそばに、これほどの世界が広がっているとは――。 本書は、身近で気軽な食べもの「そば」を入り口に、 その歴史、文化、作法、そして世界への広がりまでをやさしく、 しかし奥深く解き明かす一冊です。 フランスのガレット、ロシアのカーシャ、イタリアのパスタ――。 そばは実は、世界各地で独自の進化を遂げてきた“世界の穀物”。 そのルーツをたどりながら、日本のそばがどのように洗練され、 今日の一杯へと結実したのかを紐解きます。 本書は、 食を通じて歴史・経済・文化を横断的に学べる “ビジネスエリートの教養書”としても楽しめます。 世界を知る視点や、一流の嗜みとしての食文化理解を深めたい方にも最適です。 さらに本書の醍醐味は、「知ること」がそのまま「楽しむこと」に変わる点にあります。 そば前の粋な愉しみ方、注文の作法、器や道具に込められた美意識 ほんの少しの知識が、いつもの蕎麦屋での時間を驚くほど豊かなものに変えてくれるでしょう。 ただ食べるだけではもったいない。 そばは、味わいながら教養が深まり、人に語りたくなる文化です。 次に暖簾をくぐるとき、あなたの見える景色はきっと変わります。 「一杯のそば」を、人生の愉しみに変えるための一冊です。 ■目次 ・はじめに なぜ、ビジネスパーソンは「蕎麦」を知るべきなのか? ●プロローグ 今、改めて世界で大注目されるそば ・「SOBA」は世界共通語 ・推し活にも匹敵!? 産業としてのそば ほか ●第1章 一杯のそばに、四千年の物語――歴史と文化で味わう「本当のそば」 ・ソバはどう伝わり、どう進化してきたのか ・百万都市の“元祖”ファストフード ほか ●第2章 一枚のせいろは、技術の結晶である ・そば粉とワインの意外な共通点 ・そば文化の多様性は「非合理」が支えている ほか ●第3章 「うまい!」は科学で証明できた! ・“浮気しないと生きられない”ソバ ・そばの味は「水」と「土地」で決まる ほか ●第4章 土地が変われば、そばの味も変わる――在来種と改良品種の真実 ・このままでは「味の地図」が消える――種の危機 ・苦くて、強い――ダッタンソバの魅力 ほか ●第5章 暖簾の向こうは、日本文化の小宇宙 ・そば屋をさらに楽しむ第一歩とは ・注文の作法――蕎麦前、そば、そば湯 ほか ●エピローグ 一杯のそばは、どこまで拡がるのか ・そば文化の未来を左右するのは消費者 ・そばは私たちに何を教えてくれるのか ほか ■著者 井上直人(いのうえ・なおと) 信州大学名誉教授、京都大学農学博士。1953年東京生まれ。 東京都立武蔵高等学校、信州大学農学部、帯広畜産大学大学院を卒業後、 長野県の農業試験場や畜産試験場の研究員、京都大学農学部助教授を経て、2002年に信州大学教授。 主にアジアや日本の山岳地帯を中心に調査を行い、ソバをはじめとした穀物の民族植物学、 生理生態、食品科学、育種、土壌学の研究教育をしてきた。 日本草地学会賞、日本作物学会賞(論文)などを受賞。 主な著書は、『おいしい穀物の科学(ブルーバックス)』(講談社)、『そば学』(柴田書店)など。 『世界一受けたい授業』(日本テレビ系列)、『人生の楽園』(テレビ朝日系列)ほか、 TV・ラジオ出演、雑誌・新聞連載など多数。