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雪代教授の怪異学
【教授の裏の仕事は、異形のモノを祓うこと―】 雪代宗司は星那多大学の客員教授であり幻想作家である。宗司はケガレを祓う力を持っており、そのケガレを利用して物語を綴っていた。大学一年生の宇佐見椎奈は、過去のある出来事から異形のモノを視ることができ、宗司のもとで助手のアルバイトをしている。 ある日、いわくつきの事故物件「六角屋敷」の噂を聞いた二人は、怪異の真相を確かめに向かうが――? -
二木先生
どうしたら普通に見えるんだろう。どうしたら普通に話せるんだろう――。いつもまわりから「変」と言われ続けてきた高校生の田井中は、自分を異星人のように感じていた。友だちが欲しいなんて贅沢なことは言わない。クラスのなかで普通に息さえできたなら。そのためならば、とむかしから好きでもない流行りの歌を覚え、「子供らしくない」と言われれば見よう見まねで「子供らしく」振舞ってもみた。でも、ダメだった。何をやっても浮き上がり、笑われてしまう。そんな田井中にとって唯一の希望は、担任の美術教師・二木の存在だった。生徒から好かれる人気教師の二木だったが、田井中はこの教師の重大な秘密を知っていたのだ。生きづらさに苦しむ田井中は二木に近づき、崖っぷちの「取引」を持ち掛ける――。社会から白眼視される「性質」をもった人間は、どう生きればよいのか。その倫理とは何か。現代の抜き差しならぬテーマと向き合いつつ予想外の結末へと突き抜けていく、驚愕のエンタテインメント。2019年ポプラ社小説新人賞受賞作。 -
テディベアは夜笑う
ある日フリーマーケットで古びたクマのぬいぐるみを手に入れた、一人暮らしの大学生・隼人(はやと)。 そのぬいぐるみ・テリーは、「イケメンに化け、人の言葉を話す」謎の存在だった。 しかし、そのことで何か害があるわけでもないため、ちょうどいい話し相手ができたとばかりに 隼人はテリーと仲良くルームシェア(?)を始めるのだが……。 心霊スポットに肝試しに行って霊に遭遇したことを皮切りに、 近所のお弁当屋さん・一泊二日の温泉旅行先・お隣さんのスマホにかかってきた電話……と、 ありとあらゆるところで怪異と出くわす羽目になる二人。 迫りくる霊から逃げまどい、時には死に物狂いの「物理攻撃」で撃破する。 ある意味最強(?)のバディとなった二人だが、 テリーには、隼人の知らない「最恐の怪異」としての一面があった。 -
お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました。
「変な配達員さんがいるんです……」運送会社・さくら配達に、奇妙な問い合わせが相次いだ。その配達員はインターフォンを三回、ノックを三回、そして「さくら配達です」と三回呼びかけるのだという。まるで嫌がらせのようなその行為を受けた人間に共通するのは、配達の指定時間に荷物を受け取れず、不在票を入れられていたという事実。実害はないが、どうにも気味が悪い……そんな中、時間指定をしておきながら、わざと不在にして配達員に荷物を持ち帰らせるというイタズラを繰り返す男のもとに、不気味な配達員が姿を現し――。不可解な怪異によって日常が歪んでいく、生活浸食系ホラー小説!! -
下の階にはツキノワグマが住んでいる
【電子版巻末には水川雅也先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 住んでいた賃貸マンションで火事があり、急遽引っ越すことになった頑張り屋の社会人・ゆり子が紹介されたのは、 「築35年・動物入居可能」の物件だった。 階下に住むのは、胸の三日月模様が印象的な、人(?)の好いツキノワグマ。 誰かとコーヒーを飲むのが大好きで、はちみつケーキが大好きで、ヒグマさんのビールが大好きで、お鍋が大好きで、 冬眠の前にはクリスマス・お正月・バレンタインの贈り物などを一通り済ませてから眠りにつく。 そんなのんびりとしたクマと日々を過ごすうち、ゆり子の少し疲れた心は優しくほぐされていく。 そして彼女はいつしか、ずっと背を向けていた母と向き合ってみようと自然と思えるようになり――。 -
テディベアは夜笑う
【電子版巻末にはNey先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 ある日フリーマーケットで古びたクマのぬいぐるみを手に入れた、一人暮らしの大学生・隼人(はやと)。 そのぬいぐるみ・テリーは、「イケメンに化け、人の言葉を話す」謎の存在だった。 しかし、そのことで何か害があるわけでもないため、ちょうどいい話し相手ができたとばかりに 隼人はテリーと仲良くルームシェア(?)を始めるのだが……。 心霊スポットに肝試しに行って霊に遭遇したことを皮切りに、 近所のお弁当屋さん・一泊二日の温泉旅行先・お隣さんのスマホにかかってきた電話……と、 ありとあらゆるところで怪異と出くわす羽目になる二人。 迫りくる霊から逃げまどい、時には死に物狂いの「物理攻撃」で撃破する。 ある意味最強(?)のバディとなった二人だが、 テリーには、隼人の知らない「最恐の怪異」としての一面があった。