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3.0伯爵令嬢イヴァンカが婚約者として対面したのは、つい先日までイヴァンカの従者をしていた男・ジークだった。聞けば、彼はわけあって素性を隠していたが、正体は新フォックスワーズ公爵であるらしい。しかも今回の婚約はジークからの申し込みであるという。「俺はその……お嬢様に手を出してしまいましたから。責任を取ろうかと」 愛を囁くわけでもなければ、ただ責任を取るために求婚したと言うジークに、呆然とするイヴァンカ。身分を偽られていただけでもショックだが、それ以上にジークから愛のない求婚がイヴァンカを落胆させていた。従者と伯爵令嬢では身分が違いすぎると、涙ながらにジークへの恋心を押し殺してきたというのに……。責任など取らずともよいと答えるイヴァンカに、ジークは従者の頃のままの言葉遣いで言うのだった。「拒否はさせません……申し訳ありません、お嬢様」
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-大手総合商社の総務部で働いている弓は、密かに思いを寄せていた上司の結婚式に出席していた。祝福したいとは思うけれどやはり失恋のショックは隠しきれず、会場を抜け出しこっそり涙を拭っていると、他部署の男性社員から優しく声をかけられる。なかなか涙の止まらない弓のことを心配していた彼だったが、涙の原因が失恋であると判った途端、態度が急変。「恋愛なんかに振り回される方が悪い」と恋愛をバカにした態度を取る彼にカチンときた弓は、「じゃあ、私が恋愛の良さを教えてあげる」と勢い任せにとんでもない宣言をしてしまう。弓は知らなかったが、実は彼・柾仁は最近海外支部から転籍してきた社長の息子で、現在は女子社員の注目を集める営業部のエースだった。とんでもない人を相手に啖呵を切ってしまった、と後悔する弓を尻目に、柾仁はその日から総務部に頻繁に顔を出したり食事に誘ってきたりと、執拗に弓に構うようになり……。
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3.0幼い頃、幼なじみの遑(いとま)から意地悪され続けたせいで、26歳になった今でも男性に対する嫌悪が拭い去れない砂羽。そのせいで恋人ができたことはないが、アパレル販売員から企画部への昇進を遂げたばかりの砂羽にとっては仕事が恋人。しかし、そんな砂羽を心配した両親によるお見合い攻撃がエスカレートし、砂羽はとっさに「恋人がいる」と嘘をついてしまう。それでも「恋人を紹介しろ」と食い下がってくる両親を黙らせるため、恋人のふりをして助けてくれたのは砂羽を男嫌いにさせた張本人、遑だった。その日以来、両親に付き合っていると言った手前、それらしい振る舞いをしたほうがいいと砂羽をデートや食事に連れまわす遑。またどうせ、弱みを握って嫌がらせをしてくるつもりだろうと警戒する砂羽だったが、遑はまるで別人のように甘く優しく接してきて……。
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4.6服飾ブランド・メーカーに務める茜は28歳。仕事熱心で面倒見のよい茜は、周囲からも頼りにされているが恋愛には奥手で、入社当時から憧れ続けている上司に思いを告げることはおろか、食事へ誘うこともできないままに歳月を重ねていた。そんなある日、茜は中途採用の新入社員・貴弘の教育係を任される。しかし貴弘は教育係など必要ないほど優秀で、茜が上司に憧れていることもすぐに見抜いてしまう。「相談に乗ってあげる」という貴弘の申し出に、はじめは乗り気でなかった茜だが、貴弘がくれるアドバイスは的確で、茜は徐々に貴弘に心を許し始める。貴弘のアドバイスのおかげで上司との距離が縮まり始めた茜は、ようやく食事の約束を取り付けるが……。
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4.0没落貴族の娘であるルイーゼは弟を学校へ行かせるため、家庭教師の職を探していた。しかし、美しい顔立ちが災いし、なかなか働き口が見つからない。途方に暮れていた時、紹介されたのが「ちょっとワケあり」の貴族令息の教育係。ようやく職を見つけられたことに喜ぶルイーゼだったが、教え子であるカミルはルイーゼよりも年上の青年! 初対面からナンパな態度で侮辱されたことに腹を立て、辞退しようかと思うも「この仕事を断って行く宛はあるのか? 俺には教育係が必要、君には仕事が必要。それなら仲良くしよう」というカミルの言葉に思いとどまる。実はカミルは、とある貴族のご落胤でありながら、爵位とは無関係の存在として、今までろくな教育もされずに過ごしてきた。しかし、爵位を継ぐはずだった兄が死んだことで突然、爵位継承者にされてしまったのだった。20歳を過ぎて、いまだに礼儀作法はおろか、教養さえも身についていないカミルを馬鹿にせず、親身になって教育をするルイーゼ。そしてそんな彼女に心を開き始めるカミル。固い信頼で結ばれた二人の関係はいつしか恋愛へ発展し、ルイーゼはカミルの教育係から婚約者になる。しかし、そんな二人の中を引き裂こうと、カミルの父がカミルの婚約者を連れてきて……。
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3.5保育士の香はピアノが大の苦手。お遊戯会で演奏するため、必死に練習を重ねるもなかなか上達しない。そんなある日、香は園長に勧められ、ピアノリサイタルに行くことに。美しい顔立ちで若い女性から高い支持を受けるピアニスト・伊月の演奏は素晴らしかったが、なぜか香は彼の奏でる音に不安や寂しさを感じ取る。それ以来、伊月の演奏は香の頭から離れず、香は彼の寂しさ・不安の理由を思いながらピアノの練習に精を出していた。子どもたちの明るい未来やお遊戯会の成功を願い一曲弾き終えたとき、どこからか拍手が聞こえてきた。拍手の音に振り返ると、そこにはピアニスト・伊月が立っていて……。
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4.4ジュエリーデザイン会社社長・遼太郎の秘書として働いている千鶴は、長年付き合っていた彼氏に突然フラレてしまう。しかも理由は、浮気相手に本気になってしまったから、というひどいものだった。あまりのショックにひとり、バーでやけ酒を呑んでいると偶然にも遼太郎と遭遇。仕方なしに事情を説明すると遼太郎は「忌ま忌ましい失恋を忘れたくはないか?」と千鶴をホテルに誘ってくる。千鶴は酔いの勢いもあって一夜を共にしてしまう。そんなことがあった後も、遼太郎の千鶴への態度は変わらない。「あれは一夜の過ち。慰めてくれただけ」と思っていた千鶴に、遼太郎は「俺を恋人にして見返してやればいい」と、またしても信じられない提案をしてきて……。
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2.0なぜか「良家のお嬢様」だという噂が社内で立ち始めて以来、来生乃々香には人生初のモテ期が到来していた。地味で大人しい乃々香には目もくれなかった男性社員が、こぞって声をかけてくるのだ。しかし、乃々香が密かに憧れている上司・檜山凌だけは興味もないといわんばかりのそっけない態度。そのことに寂しさを感じていた乃々香だが、噂はデマだと理解した男性社員が乃々香から興味を失った途端、なぜか檜山は執拗に乃々香に迫ってくるようになる。ガラリと変わった檜山の態度は嬉しい反面、その意図がわからず乃々香はタジタジ。そんなある日、社内にまた噂が流れ出す。それは檜山が会社を辞めると言う内容で……。
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4.030歳になった大塚千柚梨には、忘れられない幼馴染がいる。20年前、千柚梨の転校を機に離れ離れになってしまった、ぽっちゃりとしたクマのような体型の「クマ太郎」こと宮坂功太郎。ある日届いた同窓会のお知らせに、「卒業していない学校の同窓会に行くのは……」と思いつつもクマ太郎に会いたい一心で参加した千柚梨。しかし、30歳になった功太郎は千柚梨の思い出の中の「クマ太郎」とは全くの別人だった。日本人離れした高身長に引き締まったたくましい体。男らしい整った顔立ち。信じられないような変貌を遂げた功太郎に戸惑う千柚梨だったが、功太郎は千柚梨に「昔のように仲良くして欲しい」と懇願してきて……。
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4.7商社で働くウブなOLの美玖は、ある日、元彼にひどい理由で別れを告げられた。すると、そこに居合わせた幼なじみでイケメンIT社長の仁が、「君を幸せにできるのは俺だけだ」と傷心の美玖にプロポーズ。三カ月で好きにならたかったら離婚してもいいという条件付きだった。「残念だが“やだ”も“やめて”も俺を煽るだけだ」――クールなはずの彼が新婚初夜に豹変。快楽を教えられた美玖は、彼の激しい愛欲に抗いきれなくて…。
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4.3ウブな令嬢の琴子に、幼い頃から密かに憧れてた大企業の御曹司・透哉との政略結婚が決まった。同居初日、彼は義務的に自分を抱くのだろうと考えていた琴子の思いとは裏腹に、熱く甘く初めてを刻まれて…。ある日、琴子がとある事情からほかの男性といたところに透哉が鉢合わせし、彼の態度は豹変! 「君が誰のものか思い知らせてやる」――独占欲全開で、本能のまま猛々しく攻め立てる彼の溺愛に、琴子は身も心も抗えなくなっていき…。
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4.7恋愛経験ゼロの光希は、幼馴染のエリート弁護士・柊一からいきなり恋人宣言されてしまう。突然のことに驚くも、柊一は強引に同居をすすめ、なんとその日から高級マンションでのふたり暮らしがスタート! 今まで知らなかった甘く蕩けるような恋人モードの柊一に、家でも外でも甘やかされ翻弄されてしまう光希。そして光希のために弁護士になったという柊一に、強く抱きしめられ深くキスされて…!? 「初めから、お前以外いらない」――戸惑いながらも彼の激しく一途な愛に次第にほだされていき…。
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5.0「必ず俺が幸せにする」――理性派パイロットは妻と娘にだけ溺甘で…! 突如、妹の子を育てることになったCA・みのり。初めての経験に困り果てていたら、天才パイロット・章仁に契約結婚を提案されて!? 彼は航空会社の御曹司でもあり、政略結婚を避けたい事情を抱えていた。始まった章仁との生活はいつしか甘く心地よくなっていく。しかし彼が会社を継がなくてはならない事態に! みのりは自分が足かせになるのではと悩むが…。「絶対にひとりにはしない」――真っ直ぐな溺愛で身も心も溶かされて…!
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5.0「俺はおまえがいればそれでいい」――溺甘豹変したパイロットの愛は限界知らずで! 社長令嬢の雪は、ある危機から救ってくれた憧れのパイロット・匠海と政略結婚をすることに! 秘かに喜ぶ雪だが、対する匠海は結婚に冷めた考え。それでも「一緒にいられるだけで幸せ」と明るく過ごす雪。その姿に匠海の心は徐々に揺さぶられていき…。「俺の心を奪った責任を取ってくれ」――冷徹な印象から一変し溺愛露わに迫る匠海に、雪はタジタジで…!?
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5.0身を引いたのに、元カレ海上自衛官の猛溺愛に絡め取られ…! 会社員の芙優は、幼い弟が迷子になったことをきっかけに海上自衛官の宗吾と出会う。自然と交際に発展し、彼の子を妊娠。プロポーズされるが…。実は芙優の父には借金があり、宗吾の姉を名乗る女性に身を引くよう説得されてしまう。お腹の子を守る覚悟で彼の前から姿を消すが…。娘が2歳になったある日、宗吾と再会。「もう一度俺を好きにさせてみせる」一途で情熱的な彼の溺愛猛攻に、胸は痛いほど高鳴って…。
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4.5姉の身代わりで、大病院の御曹司・雅貴と結婚した百花。実は百花は以前から雅貴に想いを寄せていた。しかし夫婦になっても彼との距離は縮まらず、初夜も迎えていないまま。そんな中、姉と雅貴が怪しい雰囲気になっているのを目撃して…!? 彼は姉のことが好きなのだろうと、離婚を申し出るが――。「今も昔も、百花だけを愛してる」予想外の一途な溺愛が発覚した上、雅貴の独占欲は最高潮に! ウブな百花はとろとろに蕩かされて…。
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4.5社長令嬢の汐梨は、国内屈指の大企業・神楽グループに嫁ぐことが幼い頃から決まっていた。しかし相手の御曹司・瑛士は、初対面で「簡単に政略結婚を受け入れる女は好きじゃない」と冷たく言い放つ。彼に認めてもらうため、汐梨はその日からある約束を守り続けて――。12年後、正式な婚姻に向けて再会すると、瑛士は驚くほど甘い態度で汐梨を抱き潰す。「お前に触れられるのは一生俺だけだ」じっくり愛される新婚生活で瞬く間に彼の手中に落とされた汐梨。やがて赤ちゃんを授かって…。人気作家による【マカロン文庫溺甘シリーズ2023】第二弾!
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4.0家族を失い職もないみちるは、母が生前お世話になっていた社長の家に身を寄せることになった。家政婦として迎えてもらうはずだったのに、彼の長男である御曹司・郁人の嫁になってほしいと言われてしまい…。実はみちると郁人は以前会ったことがあり、密かに惹かれあう仲だった。トントン拍子に結婚することになったけれど、再会した郁人は別人のように冷たくて…。「俺は君を愛せない」――そんな言葉とは裏腹に、郁人の秘めた愛に包まれていく。やがて濃密な初夜を迎え…!?
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4.0金曜の夜。普段なら縁のない高級ダイニングバーで、莉帆は大学時代の友人からドタキャンの連絡を受ける。せっかく来たのだからと一人で飲んでいると若い男性に声をかけられ、その強引さに困っているところを、華やかな容姿をした見知らぬ男性に助けられる。颯真と名乗る彼とはなんとなく気が合い、そのまま二人で飲むことに。別れ際には連絡先も交換したが、莉帆は、もう二度と彼と会うことはないだろうと感じていた。週明け、オフィスで新しい副社長による就任の挨拶映像を見ていた莉帆はがく然とする。そこに映し出されたのは、週末に出会った颯真だったのだ。莉帆は颯真に「新しい副社長はイケメンで、女性社員の注目の的らしい。そういう人は信用ならない」と話してしまっていた。「本人に向かってなんてことを言ったのだろう」と後悔する莉帆だったが、なぜか颯真は莉帆のことを「恋愛対象として気に入った」とアプローチをしてきて……。
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4.5ウブな令嬢の千里は、家同士の繋がりで、外科医の隆成と政略結婚させられてしまう。昔から意地悪で苦手だった隆成のことなど絶対に愛せないと思っていたのに、彼は「すぐに俺を好きにさせてやる」と言い放ち、千里をとことん甘やかしてきて…!? ある日、千里がほかの男と一緒にいたことで、隆成の独占欲が爆発! 「ずっとおまえが欲しくてたまらなかった」――男の本能むき出しで迫ってくる彼に、千里は次第にほだされていき…。
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3.7真面目な優等生として生きてきた25歳の佐々岐千佳は、大学の頃から付き合っていた彼氏に振られたことで自分を変えようと一念発起。ひとりで音楽フェスへ参加するも、初めて経験する会場の熱気に負け、体調を崩したところを華やかな容姿をした見知らぬ男性に助けられる。彼の穏やかな物腰と見ず知らずの他人だという気安さに後押しされ、千佳は彼氏に振られたこと、真面目一辺倒な自分を変えるためここへ来たことなどを話してしまう。彼は千佳の話を興味深そうに聞いた後、「また新しいことに挑戦するときは連絡して」と一枚の名刺を残して立ち去る。そこには、代表取締役という肩書とともに、西条怜司と彼の名前が記されていた。怜司にもう一度会いたいと思いつつも、その肩書に気後れしてしまった千佳は、連絡をすることもできず悶々とした日々を過ごす。しかし、思いがけない偶然により千佳と怜司は再会して……。
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4.8初心なOLのちえりは、初恋の大地と偶然バーで再会し、意気投合。とんとん拍子で結婚することになり、彼との甘く蕩けるような初夜に酔いしれるちえり。夢じゃないかと浮かれていたら、実は彼の職業は、ちえりのトラウマである航空パイロットで…!? 飛行機恐怖症のちえりは彼が飛行機に乗っていると思うだけで心臓が持たない!と、入籍の翌日に離婚を切り出すも…。「俺はおまえを離さない」――ちょっと意地悪な彼の甘やかな溺愛に、ちえりは身も心も溶かされていき…。
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2.0その日の女王フェイリールのお茶会の主賓は、婚約者のケネス王子。なかなか姿を現さない王子を心配したフェイリールは、自ら王子の様子を見にいくことに。だが、その途中フェイリールは、王子と妹のアデリアが睦み合っているところを目撃してしまう。開き直る二人に、女王はケネス王子との婚約破棄を宣言、アデリア王女には修道院行きを命じるのだった。女王を戴くミレンス王国を統べるフェイリールの婚約破棄はこれで二度目。さすがに女性としての自信を失いかけている。自分は結婚には向かない。その呟きを聞いてしまった政務補佐官のエリクは、あきらめるのは早い、世継ぎを産むのは女王の責務とフェイリールを諭そうとする。ならば結婚せずとも子を成せばよい、父親など誰でもよいと言いだす女王に戸惑うエリクだったが、女王の命で計画に手を貸すことになる。だが、計画は暗礁に乗り上げてしまい、フェイリールは手詰りに……と思いきや、フェイリールは目の前のエリクに世継ぎの父親にと指名するのだった——
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4.6英国コルフォート伯領、アントネルの街。活気に満ちた大通りの裏、貧しい労働階級者の集う小路沿いのベーカリーで、ノエルは働いていた。10歳の頃、店主夫妻により孤児院から引き取られて以来、18年間1日の休みもなく、たったひとりでパンを焼き続けていた。だが、そんな日々は突然、終わりを迎えた。月に一度、ベーカリーの前を通り過ぎる一人の紳士によって。彼はルイス・コルフォート。第四代コルフォート伯爵…アントネルの街の領主だった。ルイスは劣悪な環境からノエルを連れ出してくれたばかりか、ノエルを自分の屋敷で従僕見習いとして雇ってくれたのだ。ルイスの屋敷で働き出したノエルは、従僕の仕事を必死に覚えた。すべては、自分を助けてくれたルイスのため。ルイスの役に立ちたい。その一心でルイスに尽くすノエルに対し、いつしかルイスも、特別な信頼を寄せてくれるようになるが……。
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4.1ウブな秘書の紗世は、イケメン社長の景光と、ある日、酔った勢いで濃密な一夜を共にしてしまう。身ごもったことに気づいた紗世は、彼には告げずお腹の子をひとりで産み、育てることを決意。なのに、ひょんなことから景光と共同生活が始まって、彼の庇護欲全開な溺愛は加速するばかり…。「出会ったときから、俺の心は君のものだ」――独占愛を露わに甘い言葉で迫られた紗世は心を揺さぶられていき…。
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3.8恋愛初心者の麻美子は、とある事情から弁護士事務所で働きはじめる。同僚の若手エリート弁護士・廉に片想い中だが、今の関係を壊したくないと勇気を出せずにいた。そんなある日、ひょんなことからいつも麻美子をからかってばかりだった彼が豹変! 実は廉もずっと一途に麻美子を想っていて…。「君の全部がほしい」――甘く痺れるキスで迫ってくる彼に、ウブな麻美子は翻弄されっぱなし。職場でもところかまわず、とろけるほどの愛をぶつけてくる彼には抗えなくて…!?
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4.5旧財閥家で住み込み家政婦として働く祖母に育てられた莉帆。幼い頃から兄妹のように育った御曹司・樹にひそかに恋心を抱いていた。ある日、彼に突然キスをされ、そのままホテルで一夜を共にしてしまう。すると後日、まさかの妊娠発覚! 身分差から許されない恋だと自覚している莉帆は、樹には内緒で子どもを産み育てることに。しかし、ある日偶然再会してしまい…。 「俺は君以外欲しくない」――会えなかった時間を埋めるように、庇護欲たっぷりに甘やかしてくる彼に、莉帆は気持ちが抑えられなくなり…!?
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4.5恋愛経験ゼロで超ウブなOLの紗衣は、突然挙式当日に逃げ出した花嫁の代役を頼まれた。花婿は、業界トップを誇る総合商社の御曹司・菖悟。いきなり愛の誓いで唇を奪われ、「俺と結婚してくれ」とプロポーズされて…。戸惑う紗衣だけど強引に押し切られ、試しに婚前同居をはじめることに。最初は俺様だと思っていた彼なのに、紗衣にだけは優しく独占欲もむき出しで。「簡単になびかないところも、ますます俺のものにしたくなる」――甘美な世界に誘われあらがいきれない紗衣は、体の隅々までとろける快楽を刻み込まれて…。
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-18歳のエミリーと28歳のヴィンス。10年来の婚約者であるふたりは、ヴィンスの両親が事故により急逝したことで慌ただしく結婚。金はあるが爵位のないエミリーの実家と爵位はあるが金のないヴィンスの実家との間で取り交わした契約が馴れ初めではあれど、10年の歳月をかけて愛を育んできたふたりは幸せな新婚生活をスタートさせた。しかし、ひとつだけ問題が……。箱入り娘のエミリーは「夫婦が手をつないで眠れば子どもができる」と思っていたのだ。それが誤った知識であると親友から教えられたエミリーは、ヴィンスと本当の意味で夫婦になるべく色仕掛けを決行するが、ヴィンスは相手にしてくれない。自分には女性としての魅力がないのだと涙するエミリーに、ヴィンスは神妙な面持ちで打ち明ける。「僕は女性を知らないんだ」 性に対してあまりに無知なふたりは性の指南書に助けを求めた。そこには「最良の初夜」を迎えるために必要な工程が3日間に分けて記されており……。
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-結婚式場で事務員として働いている立原日奈子は、同じ職場の彼から突然フラれ、ヤケ酒を煽った帰り道、変な男に絡まれてしまう。そこを救ってくれたのは、たまたま通りかかった日奈子の務めている式場の支配人・楠橋聡だった。聡は容姿端麗な御曹司というハイスペックゆえ、女性たちの憧れの的ではあるものの、不愛想で近づきがたいオーラを放っている人だった。日奈子もほとんど関わったことがなかったが、話は妙な方向に進み二人は居酒屋へ入ることに。聡は意外にも優しくて、日奈子の愚痴を聞いてくれた。傷心の人恋しさで部屋に帰りたくなかった日奈子は強引に迫り、押し切る形で聡と一夜を共にしてしまう。翌朝目覚めるとホテルに聡の姿はなく、「連絡をくれ」と書かれたメモが残されていた。きちんと話がしたいという聡の呼び出しに応じた日菜子。昨夜の醜態に対する説教でもされるのかと身構えていたが、聡は意外にも交際を迫ってきて……。
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3.5伯爵令嬢のアグネスは恋人を二度も妹にとられている。妖精のように可憐な妹・エリーゼは、男性をひと目で虜にしてしまう。だからアグネスは、伯爵子息のトビアスと交際を始めても、周囲には秘密にしていた。けれど悲劇は繰り返される。トビアスがエリーゼと婚約したのだ。じつはトビアスの狙いは端からエリーゼで、アグネスは利用されていたらしい。しかも時を同じくして、社交界に根も葉もない噂が流れ始める。「アグネスは毎晩、男をとっかえひっかえしている」と。悲しみに暮れるアグネス。彼女に手を差し伸べたのは、犬猿の仲である騎士団長のデニスだった。デニスに鼓舞されたアグネスは、彼と共に噂を立てた犯人を捜す決意をする。デニスは手始めに「噂を打ち消すための婚約」を提案してきた。すでに破談を経験しているアグネスは破棄前提の偽装婚約など嫌だと断るが、どうやら彼は偽装ではなく本当の意味での夫婦になりたいと思っているようで……。
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-朝比奈佳織が経理部からメール室へ左遷されて2年がたった。当時付き合っていた営業部の彼が大きなミスを犯し、その身代わりとなったのだ。それが原因となり彼とは別れた。ある夜、佳織はひとりでバーに立ち寄った。昼間、かつての同僚たちとランチを共にしたことで、彼女たちとの差を痛感し気落ちしていたのだ。そのバーで佳織は、とても整った容姿をした男性「ジュンヤ」と出会う。彼との会話は弾み、佳織は酔いに任せて「私の処女をもらってください」ととんでもない懇願をしてしまう。ジュンヤはそんな突拍子もない願いを受け入れて、佳織を高級ホテルへとエスコートしてくれた。翌朝、佳織は連絡先も残さずにホテルを後にした。昨夜のことは良い思い出にしたかったのだ。しかし、そんな佳織の想いは裏切られることとなる。その日のうちに、ジュンヤと再会してしまったのだ。ふたりの再会の場は佳織の勤める会社。ジュンヤは佳織の働く会社の御曹司だったのだ……。
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4.2「だからもう泣くな。今夜は俺のことだけ感じていろ」──妊娠しづらい体質が判明し、婚約者に捨てられた深春。友人の経営するバーで顛末を話していると、偶然居合わせた常連の男性・廉が耳を傾けてくれた。彼は塾や学習アプリを運営する会社の社長で、勤め先の幼稚園で障害のある子を受け持つ深春は意気投合。酔いすぎた深春は介抱してくれる廉に女としての自信を失った心の傷を打ち明けて──激しく求めあい甘い刺激に満ちた夜を過ごしてしまう。一夜限りと思いを秘めて身を引いたら、なんと妊娠が発覚! ひとりで育てようと決意した深春だったが、「もう二度ときみを離さない」完璧そうなのにどこか陰のある廉にお腹の子ごと深く愛されて!?
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3.7男の人は苦手、なんなら恐い──幼少期のトラウマを抱える男性恐怖症の保育士・紫苑。そんな彼女がお見合いで出逢ったのは、10歳年上のイケメンドクターの大悟。しかし彼は〝超〟強面。 なんとかお断りの言葉を残してその場から逃走した……はずなのに、お見合いは続行!? どうして? と不思議に思うけれど、本当の彼は柔らかで頼もしい小児科医だと知って信頼感が高まり、なにより紫苑への思いやりが溢れていて……。俺とつきあって、男性への恐怖心を克服しませんか?──大悟から提案に紫苑は勇気を出して交際スタートさせれば、彼に惹かれていく気持ちが止まらない! しかし、トラウマを思い起こさせる事態が発生して!?
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-根っからのアニメオタクである高山沙里は、大手化粧品会社で働く26歳。ある日、社員食堂でパスタをひっくり返してしまった沙里は、先日フランス支社から帰国したばかりの御曹司・古河雪久に助けられ、彼と並んでランチを取ることに。緊張に身を固くする沙里に、雪久はこんなことを言ってくる。「やっぱり気付かないか」 実は、雪久は沙里の中学生の頃の大親友だったのだ。見違えるほどのイケメンに育った雪久に沙里は戸惑うが、雪久は昔のままの距離感で沙里に接してくる。そのせいで女性社員から嫉妬されるようになった沙里は、社内ではできるだけ他人のふりをしたい、と雪久に訴える。しかし雪久には沙里の訴えとは真逆のお願い事があった。言い寄ってくる女性社員を避けるため、恋人のふりをしてほしいというのだ。絶対に嫌だと拒絶する沙里だったが、沙里のことを熟知している雪久は「沙里のあこがれの声優との会食」を餌に沙里の説得を試みてきて……。
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-父と後妻、そして義妹から虐げられ、屋根裏部屋で寝起きしていた伯爵令嬢のセレナにある日、王弟・シェパードとの婚約話が持ちあがる。シェパードには黒魔術の使い手や王宮の暗部を担う暗殺者といったよくない噂が多く、縁談に苦戦した結果、厄介者のセレナに白羽の矢が立ったのだ。シェパードはセレナに興味を示さず、必要最低限の言葉しか交わさなかったが、実家で使用人同然の扱いを受けていたセレナは、彼との暮らしに幸せを感じていた。しかしセレナにはひとつ、気がかりがあった。それはシェパードが夜な夜などこかへ出かけること。夜になるとこっそりと屋敷を抜け出すシェパードの様子に、セレナは仮説を立てる。彼は吸血鬼なのかもしれない、と。そして徐々に、もし彼が吸血鬼だとして、なぜ妻である自分の血を吸わないのか、と嫉妬のような感情も覚えるようになる。そんなある日、セレナは王妃からシェパードの秘密を聞かされて……。
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4.0公爵令嬢のルーナは、幼い頃から男にまぎれて騎士の真似事をして育ったせいか、19歳になった未だに恋を知らない。それどころか、男勝りなルーナは令嬢たちのあこがれの的だった。そんなルーナの結婚が決まった。相手は王女・エステルの兄であり、ルーナの幼なじみでもある「王国一ふしだらな王子」こと第三王子のヴァレリオだ。実はこの結婚には目的があった。それは、他国の王子との縁談を拒否し続けるエステルに「幸せな新婚生活」を見せつけ結婚に前向きにさせること。エステルのことを妹のように可愛く思っているからこそ、ルーナはこんな馬鹿げた婚姻を受け入れたが、本音を言えばヴァレリオと「仲睦まじい夫婦」を演じることは嫌だった。幼い頃のヴァレリオを知っているからこそ、現在のふしだらなヴァレリオを受け入れることができないのだ。しかし、そんなルーナの心境など知らぬヴァレリオは、演技とは思えないほどの甘い言動でルーナを翻弄してきて……。
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3.0久野沙月は決断を迫られていた。憧れのファッションブランド『クロパーチ』に営業職で入社して3年。クリエイティブ職への異動を希望し続けてきたが、社長から「その可能性はゼロだ」と告げられた挙句、転職を進められたのだ。夢のため採用面接を受ける決意をした沙月だったが、社長に勧められた転職先はアパレルブランド大手『イヴエルヴァン』だった。「こんな大企業に採用されるはずがない……」という沙月の心配をよそに、面接は思いのほか好感触で、その場で採用が決定する。しかし面接の最後に、面接官である副社長の葛西幸孝が、衝撃の事実を沙月に告げる。「俺のこと、まるで覚えてないかな。沙月」 幸孝と沙月は10年ほど前に会ったことがあったのだ。それは沙月がまだ高校生、幸孝が大学生の頃のことで、当時の沙月は幸孝に恋をしていた。別人のように美しい男に成長した幸孝は、プレイボーイ然とした自信に満ちた態度で沙月に急接近してきて……。
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2.6社長秘書として働く美織は、上司であり恋人でもある智樹との関係も良好で充実した日々を過ごしていた。しかし、そんな生活は突然終わりを迎える。智樹から身に覚えのない罪で責められ、別れを告げられるとともに、会社も解雇されてしまったのだ。恋人と職を同時に失った美織は自棄になり、やけ酒の果てに見知らぬ男性と一夜を共にしてしまう。そんな身も心もぼろぼろの美織に手を差し伸べてくれたのは、智樹の秘書をしていた頃にお世話になっていた、取引先である久我ホールズ・ジャパン社の社長だった。美織の秘書としての才能を評価してくれていた久我社長は、美織の状況を知ると「自身の息子である旭の秘書として働いてほしい」と提案してくる。突然のことに驚く美織だったが、無職のままではいられないのでありがたい。しかし、紹介された旭はなんと、自暴自棄になった美織が一夜を共にした、名も知らぬ男性で……。
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5.0新米パティシエの奈子は、ある日交通事故に巻き込まれるが、死を覚悟した瞬間に異世界に召喚され、竜型の精霊クロノと召喚士リディに出会う。クロノの「とびきり甘いスイーツ」として召喚された奈子は、自分の体を差しだすかわりにお菓子を作ってあげることに。それが二人に好評だったため、奈子は彼らと生活を共にして、異世界の材料と格闘しながらお菓子作りに励む。直感で生きるクロノと、寡黙でツンデレなリディからそれぞれ大切にされ、やがて二人と結婚をするが、三人での幸せな新婚生活がスタートしたのもつかの間、リディと結婚したがっていた、この国の王女からスイーツ作りの勝負を持ち込まれ…。
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4.0<極上の結婚>をテーマした、ベリーズ文庫初の挿絵付きアンソロジー! 第一弾は佐倉伊織&櫻御ゆあによる2作品を収録。 奥手OLの清花は、年上のエリート弁護士・柊一に助けられたことをきっかけに求婚される。とんとん拍子で同棲を開始するが紳士な彼が溺甘に豹変して…!?――『一途な弁護士はウブな彼女に夜ごと激情を刻みたい』 家政婦の莉帆は、想いを寄せていた御曹司の樹と一夜を共にしてしまう。すると後日妊娠が発覚! 許されない恋のため、内緒で子供を産み育てることにしたけど…。――『ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています』 (本作は2021年2月刊行マカロン文庫『一途な弁護士はウブな彼女に夜ごと激情を刻みたい』と5月刊行『ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています』を一部編集し、書き下ろしの番外編を追加したものです)
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4.7有名レストランチェーンの店長の真理に、見合いの話が持ち込まれる。相手は父の勤務する会社の専務で、社長の一人息子だという。写真を見た真理はびっくり! 相手は、中学時代の初恋の人・慎之介だったのだ。とにかく会うだけで良いと言われ、断るつもりで見合いの席に向かった真理は、驚愕の事実を知らされる。慎之介はあることをきっかけに勃たなくなってしまい、女性経験はゼロ。しかし、レストランで見かけた真理だったら勃つのではないかと思い、彼女の父親が自分の会社にいることを知って、見合い話を進めたというのだ。これはあくまでも体面を繕うための仮の結婚。慎之介の機能が回復したら自分とはお別れ? そう思いながらも、徐々に気持ちが抑えられなくなっていく真理は……。
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-叔父の経営するクリニックで働く皮膚科医の沙和は、ある日新商品コスメの雑誌記事の監修依頼を受ける。コスメブランドの担当者としてやってきたのは高校時代の元彼・樹だった。当時彼との交際は順調だったのだが、沙和が自分のコンプレックスのせいで初エッチを拒んで以来一方的に避け続け、高校卒業と同時に音信不通になっていた。仕事のあとに食事に誘われ、話の流れで樹から恋人のフリを頼まれる。渋々ながら提案に乗って彼と付き合ううちに過去の想いが再燃して、二人は再び本当の恋人同士に。しかし、クリニックのクチコミサイトに、治療とは関係のない沙和個人に向けた悪質なコメントが増えて…。
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4.0「うなじから立ち上る匂いがたまらなく好きだ」――警視総監の娘・陽茉梨の理想の結婚相手は警察官ではない人。そんな陽茉梨に両親は、警察関係者、しかも『変人』とのお見合いを提案! 「そんな人は嫌!」逃れるために一人暮らしを始めるが、隣人は陽茉梨が以前スリを捕まえた時に高圧的な口調で注意をしてきたエリート風のイケメンで!? 第一印象は最悪だったのに、冷酷そうな彼がペットの猫に見せる無防備な微笑みや態度からそのギャップに惹かれていく陽茉梨。ペットシッターを引き受けたことで心の距離も縮まっていくけれど、まだ彼の〝職業〟を知らない。 それに、彼は陽茉梨の『匂い』を嗅いでいるような気がして……?
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-「覚悟して。俺はきっと、花蓮を覚えたらずっとこの先、止まることは出来ないと思うから」出張先の上海で、幼なじみで長年の片思いの相手である雲雀奏太と食事することになった花蓮。男性経験ゼロにもかかわらず、花蓮はなりゆきで「いま好きな人がいて、過去にも数人と付き合ったことがある」と口にしてしまう。雲雀に「(好きな人がいるなら)こういうのも最後にしようと思ってる」と言われてしまうが、なぜか二人は甘い雰囲気に。しかし体を繋げる直前で、彼は自分のホテルに帰ってしまう。傷つき、もやもやを抱えて帰国した花蓮は雲雀を避けて暮らしていたが、その間に同僚に付きまとわれ……。好きだからこそ前に踏み出せない二人のもどかしすぎるラブストーリー。
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-中学生の頃から好きだった憧れの小説家の担当になることが決まり、バーでひとり祝杯をあげていた編集者の香月芽依。隣に座った男性と意気投合して盛り上がった結果、芽依は酔ったいきおいで彼と一夜を共にしてしまう。しかし、その男性こそが担当する作家・黒澤悠だった。芽依は担当を辞退しようと考えていたが、悠が不眠で悩んでいるのを知り、さらに芽依と過ごした夜はぐっすり眠れたと聞いて、彼の家に泊まり込んで夜を一緒に過ごすことを決めてしまう。あくまで作家のサポートの一環だと自分に言い聞かせていた芽依だったが…。恋愛に縁のなかった仕事一筋女子×過去を抱えた不眠小説家の、ワンナイトからはじまる公私混同(?)ラブストーリー。第15回らぶドロップス恋愛小説コンテスト受賞作。
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4.0「存分に俺を好きになれ」 冷酷御曹司と偽りの夫婦になったら、親友のシークレットベビーごと愛されて!? 親友の忘れ形見を育てる未菜に突然告げられたのは、美貌の若き不動産王・理人からの契約結婚の申し出。彼は親友を捨てた冷酷人間のはずが、一緒に過ごすうち、優しさと真実に触れていき…。しかも未菜に対しては気づけば溺愛全開に!? 戸惑いと葛藤の中、「俺は君でなければ結婚しなかった」という理人のまっすぐな求愛に、未菜の心も次第に揺れ始め…!
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-「君は悪い子だ。俺を煽って」 再会した彼と独占欲剥き出しの子づくり婚 音楽の夢を諦め、ウィーンを訪れた花奏。異国でのトラブルを弁護士・喬也に助けられ、優しさに身を委ねて濃密な夜を共に…。想いを秘めたまま帰国するも、彼が突然現れて、まさかの熱烈求婚!? しかし喬也の父が出した結婚の条件は、半年以内に子を授かること。「早く俺の子を身ごもらないとな」――喬也の甘い手ほどきで蕩かされる日々が始まって…。 本作品はWeb上で発表された『愛妻指名~結婚の条件は半年以内に懐妊することです~』に、大幅に加筆・修正を加え改題したものです。
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4.6「可愛い君を、誰にも渡したりしない」 婚約破棄された令嬢は、極上旦那様に娶られ…! OLの椿はある日、大学の先輩・鳴上と仕事で再会。彼は椿の初恋相手だった。大手商社の副社長だが、経営者の血筋でないと揶揄された彼を見て、名家出身の椿は思わず「私と結婚しましょう!」と口走ってしまう。その場しのぎのはずが、初めて愛を知った鳴上は溺甘に豹変。――「どうしようもなく好きで好きで堪らない」と椿はありったけの熱情を注がれ…!
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3.0〈極甘な結婚〉をテーマにした極上溺愛アンソロジー! 【年下御曹司×シークレットベビー】【冷酷副社長×契約結婚】【執着ドクター×9年越しの再会愛】の3作品を収録。 互いの家の事情でエリート御曹司と別れ、内緒で息子を産み育てていたら…。「絶対に手放さない」再会した彼の一途な愛に捕まり!?――『欲しいのは、あなただけ~年下御曹司はママも子供も一途に愛す~』葉月りゅう・著 最悪な結婚回避のため女嫌いの御曹司と契約結婚! 冷めきった夫婦関係のはずが、「俺のものにする」と独占欲全開に溺愛されて!?――『「俺に愛情は求めるな」と言い放った女嫌いの御曹司が、契約妻を猛愛するまで』櫻御ゆあ・著 具合が悪いところを助けてくれたのは敏腕外科医。彼とは初対面のはずなのに、「ずっと君が好きだ」と甘い執着愛で囲い込まれ…!?――『大嫌いなドクターが最愛の夫になるまで』宝月なごみ・著 (『欲しいのは、あなただけ~年下御曹司はママも子供も一途に愛す~』と『大嫌いなドクターが最愛の夫になるまで』は2024年2月~3月に、一部書店で配布した特典を修正・加筆したものです)
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4.2今やこの屋敷に、エメロードが主の実娘であることを知る者はいない。エメロードは、使用人同様——いや、さらにひどい扱いを受けている。サルファス男爵家を仕切るのは、エメロードの継母サビーヌと連れ子のラニエ。母を亡くしてからわずか三か月、父はサビーヌと再婚した。その父も、心の病で遠い州端の教会病院に入院させられている。あれから四年半。サビーヌが意に反する者を次々と解雇するため、使用人たちの顔ぶれもすっかり入れ替わってしまった。いじめ抜かれて心も麻痺してしまったエメロードのもとに、ある日、国王の側妃として迎えたいとのお触れが届く。王妃に子ができないためだというが、一度も面会したこともないエメロードは戸惑い、継母と義姉はヒステリックに喚き立てる。誰もが現実を受け入れられないまま、翌日エメロードを迎えに来たのは、国王の異母弟ジルベスト。政争を避けるため臣籍降下したジルベストは、エメロードに代わってラニエを側妃にと抗議するサビーヌに冷徹に対応し、エメロードを城へと導いた。国王一家と対面を果たしたものの、お渡りがまったくない日々、エメロードを気にかけてくれるジルベストに、エメロードは少しずつ心を開いていく——
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4.3建築設計事務所でデザイナーとして働く二十七歳の莉子。仕事中は女を捨て、機能性重視の服装と無難なメイクで完全武装をしているけれど、普段の好みはその真逆。それを偶然、憧れの建築家・加賀弘樹に知られてしまう。しかし彼は、女を捨てるのは勿体ないと魅力的な男の顔で彼女を口説いてきて? 強烈に女を意識させる甘い誘惑に、莉子は愛妻家という噂を承知で「一晩だけ」彼と過ごす。けれど翌日、罪悪感から逃げ出した莉子を、弘樹はあの手この手で甘やかし、まさかの猛アプローチ!? 「俺の好きにしていいと言ったのは、君だ」ワケアリ御曹司に甘く攻め落とされる、極上ラブストーリー! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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4.5元恋人に盗作をされて、傷心でニューヨークに滞在していたライターの玲奈。彼女はテツと名乗る美青年と出会って助けられ、流れから彼にこれまでの不運を打ち明け慰められる。その上、自分を尊重して誠実に接してくれるテツに心を許し、酒の勢いもあってつい彼と一夜を過ごしてしまう。翌朝、二度と会わないつもりでテツのもとから逃げた玲奈だけど、ひょんなきっかけから彼と再会することに。しかもテツは、実は大企業の若きCEOだった! 自分とは住む世界が違うとまたまた逃げる玲奈。けれど、彼は世界中どこまでも玲奈を追って甘く口説き―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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4.4三年間も付き合い、結婚寸前だった恋人を会社の後輩に寝取られてしまった紗那。どん底の気分でヤケ酒をしていた彼女は訪れたバーで職場のちょっぴり苦手な上司、隆史と会い、酒の勢いで彼に失恋の愚痴を吐き出すことに。そこで記憶を失い翌朝目覚めると、なんと裸で隆史の腕の中!? 昨晩、何があったのかはっきりしないものの、慌てて口止めをお願いする紗那に、隆史は条件として不眠症で悩む自分の家で暮らし、腕枕の重石役になるよう言い出す。しかも、彼は厳しい上司の顔から一転、傷ついた紗那をじっくりと囲い込むように溺愛し始めて…… ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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-石之守家の者は、56歳になると死ぬ。1000年前に交わしたという「覚書」の謎に、世代を超えた三人が迫る壮大なファンタジー。 石之守家の者は、56歳になると死ぬ。例外なく死ぬ。村の大地主で石之守酒造の社長・石之守清はまもなく56歳になろうとしている。清を助けたいと行動を起こしたのは、代々緑王神社で宮司を務めてきた家の一人息子で、まだ高校生の水島華山と、幼馴染みの長谷川泉子だった。世代を超えた三人の奇妙な友情。神職見習いの華山は祈りを込めて祝詞を上げ、泉子は願掛けをして、何とか清の命を永らえようとしているが、石之守村では1000年前の神との約束がまだ続いている。泉子が時折口にする「太古の記憶」とは? 石田衣良と「裏」名著を味わう文学サロン「もっとも危ない読書会」主催第5回ショートショートコンテスト石田衣良賞受賞作「直葬のオラトリオ」を元に加筆修正した表題作と、三人のその後を描く連作。