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  • 船乗りだった君に捧ぐ
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    レブンブルーと呼ばれる礼文島の海を見に、わたしは北海道へ行く。稚内から船に乗り、海を眺めながら礼文島へ向かう。ところどころで船乗りだった君の手紙を思い出し、ある思いを秘めながら思い出の君と共にわたしは旅をする。

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  • 掌編集 流星マエストロ
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    誰かが見つけるショートショート集。タイトル先行で書いた掌編たち。ある意味エピタフ。そこに刻んだ銘は「tu fui ego eris」あたり――掌編3篇を収録。

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  • 幻の伝統料理
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    貧しい暮らしをしている母娘。母親は、いつも我慢させている娘に美味しいものを食べさせてあげようと、ある料亭を見つけて出かけました。 その料亭はとても立派で、出てくる料理は美しい上にどれも美味しいものばかりでした。母娘はその料理を堪能しますが、妙な風習にも出くわしました。料理を食べ終わると、娘はトイレ行きました。そのトイレを出ようとしたとき、娘は女将たちの話を偶然聞いてしまいます。その話を聞いた娘は……。他二編収録。

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  • りんご守の一族
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    ネコ社会に投げ込まれた子犬ハル。自分だけが違うということでいじめられ、悩みます。ある日、ハルはフジタさんに出会いました。フジタさんはりんご園の主です。フジタさんはハルの新しい家族になりました。そのフジタさんのりんご園で、ハルはりんごと子ネコたちと一緒に成長していきます。

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  • ふうちゃんとそら豆のベッド
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    ふうちゃん&にぃちゃん先生の、ほのぼのとした不思議なお話。にぃちゃん先生は天才物理学者、若い理学博士。いろんな発明や研究をしています。パグ犬ふうちゃんは、にぃちゃん先生の有望な助手?! 「ふうちゃんとそら豆のベッド」は、ある日そら豆を食べてふうちゃんが思ったこと。にぃちゃん先生は、その頭脳で作り上げます。それは、すっかりふうちゃんのお気に入りとなり……。 「ふうちゃんの宿題」「ふうちゃんとイルカのドルフィー」「ふうちゃんとくじらのウォール」の全4編。

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  • 詩集『詩の花束 ― a Poetic Bouquet ―』
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    言葉を詩に編み、一編一編の詩を花のように束ねていった詩集。 美しい花を花束にするには、水揚げや下葉取り、棘取りなどが必要。 詩も復然り。 花に当たる詩もあれば、葉に当たる詩もある。 花束は花と葉の調和でさらに匂いたつ……。

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  • 歌集『フォトジェニック』
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    東京はグラデーションの街なりほんのり混ぜて新しくなる コーヒーの香りただよう窓辺にてぼんやりと待つ雪の日の朝 瀬戸内のレモンを齧るその一瞬気だるい夏が爽やかになる 二次元におさまりきれないフォトジェニックの部分、空気・情感を歌う。

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  • 今日好きになる色
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    一瞬で消えてしまう風景や感覚を、言葉の中に閉じ込めた詩集。小説とは違う世界を楽しみたい方、小説を読むのに疲れた方など、ちょっとひと息入れてみませんか?

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  • ショートの欠片
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    有りそうで無さそうな、無さそうで有りそうな話。あなたのすぐ隣に、側に、驚くようなことや不思議なことが転がっているかもしれません。そんな身近にある話を詰め込んだ、モザイク画のようなショートショート集。「雪魔神」「風邪引き」「コンカツ」など、全十三編。

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  • 水の都、蘇州の恋
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    仕事を辞めた水波綾江は、同じく仕事を辞めた親友・友香と中国旅行へ行く。途中、綾江は友香と別れ、ひとり蘇州へ行く。そこで陸浩宇という男性と出会う。中国に詳しい彼を案内人として、一緒に蘇州観光をすることになって……。綾江は次第に浩宇に惹かれていく。他二篇(「吐魯番の果実」「牡丹の花」)

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  • 鳥になった木蓮の花
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    50年前に大きな地震があり、津波に祖母がさらわれた。祖父は祖母が帰ってくると信じ、祖母が植えた木蓮を枯れてしまってもずっと庭に残していた。ある日、その木蓮……。 表題作「鳥になった木蓮の花」の他、「お日さまとお月さま」「ドングリ君のお仕事」「大きなさかな」「かぼちゃくんの宅急便」「比丘林《ビクバヤシ》」「シャチのルル」の全7篇。

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  • 人魚の恋
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    小さい頃に読んだ『人魚姫』のお話。それはアンデルセンが書いた昔々のお話。小さい頃には気付かなかったその奥にある人魚姫のつらさ。自分を人魚に見立てて、恋する心情を短歌に詠んでいく恋の歌物語。歌から広がっていく透明な世界観。現代の人魚の恋の行方は……。歌集のようで歌集ではないような物語。

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  • 春の川岸
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    兄である春雪を好きになってしまった桜子はその恋に悩んでいた。その大好きな兄にもう一度ピアノを弾いてほしいと願い、ピアノを弾き続けていた桜子はもう一人の天才・杉原和音と出会う。和音と付き合うことになり、彼のことが好きなのに、まだ春雪に心がゆれてしまう自分がいて悩む。そして、圧倒的な和音の才能の前に一抹の不安を覚える。 二人の天才ピアニストの間でゆれる桜子の進む道は……

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  • バイバイ、わたしの青い波
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    穂高、彼のことを思うと心が温かくなり、なぜか陽菜の中に青い波が立ち始める。 転校した学校は、同じクラスの睦美とは仲良くなれたが、あまり居心地が良くなかった。ふとした瞬間、なぜか穂高を思い出す。そのせいもあってか、ある夜、彼に会う夢を見る。 その夢の中で、陽菜は返事をできなかったことに後悔の念を抱く。そして陽菜は彼がいるスタジアムへと向かうことに――。

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  • 桜の夢
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    3.0
    1~3巻165円 (税込)
    一人の語り手によって語られていく、いろいろな恋の物語。表題作「桜の夢」は、桜の夢に導かれた春日の君が、気持ちがよく春の野辺にて寝てしまいます。目が覚めてみると、突然目の前に美しい女が現われ……。他「花橘の香り」「真珠の野」の二編を収録。

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  • 金糸雀色の譚詩曲《バラード》
    値引きあり
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    香坂彩葉は、ピアノが大好きな高校生だった。ある日、初恋の男の子に似た男子生徒と音楽室で出会う。その男子生徒は、なんと初恋の男の子の双子の弟だった。彼の圧倒的なピアノ演奏に、彩葉は自分のピアノの才能に限界を感じ、さらに進路に迷う。恋に進路に悩む彩葉の決断は……。 ピアノとともに紡がれていく青春小説。

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  • アフェアー見えなくなったモノを求めてー
    値引きあり
    -
    来栖明日見は、自分の一部だったような彼・高遠快生との関係が突然断たれてしまう。その時の穴が数年経っても埋められず、その穴を埋める何かを求めて彼と語り合ったギリシャへ旅立つ。 そのギリシャの地には、やはり何かを求めてやって来た二人の女性がいた。その二人の女性と出会った明日見は、しばらく彼女らと一緒に旅をすることになる……。

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  • 月にかかる虹
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    和泉と絵は血のつながらない姉弟で、家庭の事情により二人暮らしをしていた。そんなある日、父親の訃報が届く。今まで穏やかに暮らしていた生活が、絵を引き取りたいと言ってやって来た絵の親族に壊され始める。絵の幸せを考え、自分の心と葛藤する和泉。最後、和泉が下した決断とは……

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  • たんぽぽぽん
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    「里の秋」の詩人としてしられる故・斎藤信夫主宰の「花馬車」の後継誌、浅川ただとも主宰の「花時計」(廃刊)に発表された作品群に、新たな作品を加えた横尾湖衣の童謡詩集です。ITの時代にこそ、心なごむ「童謡詩」はいかがでしょうか? まっかな まっかな もみじが 小さなお手て ふっている 秋のおわりを つげながら 静かに 静かに 消えてゆく 秋はあか色 あかね色    (「秋はあか色あかね色」より

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  • 手からこぼれるひと雫の恋
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    恋に、仕事に、趣味にと、日々を忙しく生きる現代の女性たち。街を颯爽と足早に歩いたり、いろいろ悩んだり、時間に追われる毎日です。しかし、忙しさの中でも花に触れたり、空を眺めたり、時には旅に出たりもしています。そんな現代女性の繊細な心を掬い取り、短歌という詩形にぎゅっと詰め込んでみた歌集です。

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  • 雨の向こう
    値引きあり
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    花が大地に 咲きあふれる 草原に吹く 夏色の風 違う時違う場所で 生まれた二人 どうして出会ったの あなたとわたし なぜ なぜ 空は青いの  ねぇ あなた なぜ なぜ 海は深いの  ねぇ あなた             「緑なるあなた」より 詩は人の心。切ない心だったり、嬉しい心だったりなど、いろいろな人の心。だからこそ、それぞれの人の中にある思いと思いがつながって広がっていくのだと思う。

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  • 日本の心を探る
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    1~4巻192円 (税込)
    日本というものがだんだん希薄になっていく時代、日本とはいったい何なのだろうか? 日本人とはどういう心を持っているのだろうか? 日本の伝統と文化、特に日本の古典である物語や和歌、体験等のフィールドワークを通して、その心を探りながら自由に思索していくエッセイ集。

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  • 万葉集の中の女性たち 第一巻
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    千三百年余もの時を超えて、今も読まれ続けている歌集『万葉集』。第一巻は磐姫皇后、倭大后、額田王、鏡王女という四人の女性の歌を見ていきます。歴史書には描かれていない万葉女性のみずみずしい心、歴史書からは見えない女性の役割などが、歌や題詞・注を通してそこに見えてきます。古代の女性たちの歌に、ぜひ触れてみてください。

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  • うちのパグさん ~主にパグの日常~
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    犬のいる生活、犬との生活は、癒やされたり発見があったり面白い。 その犬の中で、ぶさかわと評判のパグ。 パグ犬ヨシノブとその主である菊岡花菜の、ちょっとコミカルでのほほんとした何でもない日常――。

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  • 骨による骨のためのカプリッチオ-惨劇の骨-
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    あたしがクリスマスに一番欲しいモノは彼の愛……じゃなくて、肉。骨であるあたしはあなたの肉が食べたい――!人肉を欲しがる骨が繰り広げる愛と性欲と食欲の狂騒曲。エロとホラーとグロ、ブラックなヘリアンサス文庫、登場。

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  • 二人で紡ぐジャパネスク
    値引きあり
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    雪庵流華道家元の娘・東雲藤乃は、あるデパートで偶然に見た書作品に一目惚れする。そんな中、看板屋と名のる青年、月岡清光が仕事の依頼を受け東雲家に訪れた。その青年があの書作品の作家と知った藤乃は、さらに清光に惹かれていく。しかし、気になる彼には親しい女性がいた……。そして藤乃は、老舗旅館の若旦那からプロポーズされる。

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  • 城崎の虹
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    1巻220円 (税込)
    満員電車で城の石垣のように組まれて働く日々。その日常から離れて、旅によって自己に活力を取り戻そうとする20代後半の女性の物語。表題作「城崎の虹」の他、「鶴舞の空」の2篇を収録。
  • 心のポケットに詩を
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    仕事が忙しい、家事が大変・・・・・・。女性の皆さん、最近心が涸れていませんか? 島崎藤村や中原中也ら文豪たちの詩は、心を潤してくれる魅力にあふれています! 涸れた心、感受性を甦らせるには、素敵なものに触れることが一番。心には水やりが必要です。内面から潤うことも、コンディションを整えるための方法の1つです。 文豪たちの詩を解説しながら、その詩の世界を想像し楽しめる一冊。また、著者の最新作なども一緒に楽しめます。ぜひ、詩に触れてみませんか?
  • あの頃は、日々がきらきら輝いていた。
    値引きあり
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    未来に前向きに進めずにいる佐伯柚紀は、きらきら輝いていた高校時代を思い出す。あの頃は、幼馴染みの大翔と大好きだった司がいた。その中心にはサッカーがあった。サッカーは、柚紀にいろいろな世界を見せてくれた。大好きだった司と共に……。

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  • 虹の生まれる村
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    虹の生まれる村に住む小学五年生の男の子、リク。虹の生まれる村には、毎年一日だけ特別な虹の橋が架かります。虹の橋が架かる先の虹のたどり着く村には、リクの大親友トキオが住んでいます。リクとトキオは、虹の橋の上で会う約束をし、ゆっくりと穏やかに不思議な時を過ごします。トキオは得意なヴァイオリンをリクのために弾く……。

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  • 有馬温泉の歴史と陰翳
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    旅好きな作家・松丘夢乃は、有馬の温泉地を訪れる。そこには、神話の時代まで遡る伝説があった。開湯伝説の三羽の烏の話を書き始める。その一方で、有馬温泉には有間皇子や湯女など、悲しい運命を生きた人々がいた。 夢乃は椿の赤や赤褐色の湯の中に、陰翳があるのに気づく。そんな時、幼い頃仲良くしていた紗雪と偶然湯で出会う。夢乃は、湯女といえば有馬のお藤だと思い出し、新たに話を練っていく――。
  • 葵の約束
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    賀茂神社に奉仕する斎院と左大臣家の貴公子との禁断の恋。退下した前斎院は、思い人である貴公子の元に降嫁することとなった。その恋が実ろうとする時、前斎院が何者かの手引きにより行方知れずとなってしまう。前斎院にずっとお仕えしている古参の女房、少納言の君より貴公子宛に手紙が届く……。
  • 薔薇のお時間
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    1巻330円 (税込)
    星宮花野は、世界最大の動画共有サービス「ユアーズ・チューブ」のダイレクターに認定されている上級チューバー。花月薔子という名で「薔薇のお時間」という動画を配信し、人々から「ローズ・フェアリー」と呼ばれていた。 ある日、盗撮された写真がSNSに投稿される。そこから、順調だった日々が崩れ始める。 誹謗中傷を受けた花野は、親友と出会った人々に支えられながら、何とか日常を取り戻そうとする。しかし、さらに事件が起こってしまい、人生の岐路に立たされる……。
  • 雅なる百人一首の世界
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    1巻330円 (税込)
    歌がるたと知られている「百人一首」。藤原定家が撰りすぐった華やかで美しい和歌の世界に触れてみませんか。 小野小町、紀貫之、藤原実方、藤原敏行、藤原忠通の五人の和歌を味わいつつ、歌の心や背景などを見たり、エピソードなども添えて「百人一首」の世界を自由に述べたエッセイ。
  • エンジェルロードで待ってるから
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    桐咲美玲は入社以来、ずっと片思いしていた会社のエース・二階堂に告白しようと決めた。しかし、告白する前にその恋はあっけなく散ってしまう。その恋を忘れるため、有給休暇を利用して小豆島を訪れた美玲。あちこち訪れる先で、なぜか同じ男性に出会う。彼の名は高階奏。まるでイタズラ好きな天使が舞い降りて来たようなその恋に、美玲の胸はときめくのだが……。

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  • 滄浪の歌のように
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    渡辺真依は就職氷河期にあって大企業に就職したいわゆる勝ち組女子である。社内では「見た目は可愛いお嬢さん。でも、中身はスカートをはいた男」と言われるほどバリバリ働いていた。しかし、日々増えていく業務を無理してこなしていくうちに、健康面に不安が出てきて、ついに転職を決意する。転職先では、これまで知ることもなかった社会の負の部分に直面する。生きにくい世の中をどう生きていくべきか、真依は悩み始める。ふと淀川を眺めているうちに、ある詩を思い出す。

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  • 天つ空なる人
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    1巻330円 (税込)
    老舗和菓子屋の一人娘。月瀬穂波は二人の男性の間で心がゆれる。相手は、藤原北家を祖とする家系、かつては清華家の家格を有した西園寺家の次男と三男。西園寺家は楽琵琶の家として受け継がれ、雅楽の楽師を生業としている家柄。次男にはかつて美しい婚約者がいた。それも同じく藤原北家を祖とする近衛家のご令嬢だった。近衛家は五摂家のひとつという家格。そして、三男は誰からも愛される才気あふれる楽師。歪んだ愛と純粋な愛が絡み合い、ある日悲劇が起こる。
  • 恋する短歌
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    1巻330円 (税込)
    親友だった文学好きの真帆が遺した一首の短歌、それをきっかけに短歌の魅力にとりつかれた菜摘。その菜摘が親友の志奈子の弟に恋をする。志奈子の弟は周二、芸大の学生で日本画家の卵。二人の出会いは桜の季節、大学での合同歌会の後に、菜摘は志奈子からある頼まれごとをされる。そこから毎日短歌一首をメールで周二に送る日々が始まる。お互い思いを寄せ魅かれ合っているのに、なかなか進展していかない恋の行方は……。
  • 春風と恋の歌
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    1巻330円 (税込)
    天野由良、今年二十八歳。文学研究者。壬生要、二十二歳。日本画家の卵。要が幼い頃から一緒にいたため、由良はそのままの関係で一緒にいた。ある出来事がきっかけで、お互い付き合っているのかが微妙な関係だと知る。古典文学と日本画の世界、そして短歌と共に描かれていく年の差カップルの恋物語。
  • マリン・スノーの歌
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    1巻330円 (税込)
    小学五年生に出会った男女、真帆と出。ほのかな恋心をお互い持ちながら中学生となるが、父親の仕事のため真帆は両親と共にアメリカに行く。そのため、だんだん出との距離が遠くなっていった。高校生のとき、真帆は日本に帰国をするが……。 短歌を織り交ぜながら、進んでいく恋物語。 他1篇。
  • 奥道後と大蛇伝説
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    旅好きな作家・松丘夢乃は、奥道後を訪れる。そこには、悲しい夫婦大蛇の伝説があった。興味を持った夢乃は、婚約者の与謝野晃と晃の連れてきた子ども・鳴海暁と一緒にある寺を訪れる。夢乃は蛇に関する昔話や神話などを思い出しながら、新たに話を練っていく。 途中、晃が仕事で日本を離れため、夢乃は暁と二人きりになる。暁と取材に出かけた夢乃は夢中になりすぎ、暁の存在を忘れてしまう。また、暁は夢乃に気を遣い一人で散策に出てしまい――
  • サラダボウル
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    四月から「サラダボウル」と呼ばれている中高一貫校で古典を教えることになった玉城梨沙。どうやら担当するクラスの中には、多様なバックグランドを持つ生徒たちばかりのクラスがあるようだ。どう古典を教えていくか試行錯誤する梨沙だが、個性豊かな生徒たちと交流を重ねていく中で梨沙もまた「多様性」や「古典の面白さ」など様々なことに気付いていく――いろいろなことを問いかけてくる、古典の授業を舞台にしたライト文芸。

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  • 世界樹の一族と星の民 ~光と闇のワルツ篇~
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    ある日、森村星史はいつものように寝て目が覚めたら、そこは森の中で異世界だった。美しい森守の少女・シルビアと元の世界に帰るため旅に出る。森を抜けて色鮮やかな花の野を行くと、途中絶世の美女ローズ・フローラに出会う。そのローズ・フローラの恋人は人間に殺されたという。そして、急に花の大地が凍りついていく……。

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  • あなたの姿をもう追う事はありません
    4.3
    メニルは大好きな婚約者カイルのために自分を磨いていた。けれど、カイルは王都の学園にいったきり、メニルに会いに来ることも、手紙を送ってくることもなくなる。不安なままメニルが王都の学園に入学すると、なんと彼の傍には恋人のように振る舞う女性の姿があった。しかも彼が「自分の婚約者は性格も容姿も醜い悪役令嬢だ」と悪評を流しているのを知る! どういうことか問いただそうとしたものの、何故か彼はメニルが自分の婚約者だと気づかない。仕方なく、メニルや周囲の人間が何度も手紙を送ったのだが、読んですらいないようで……!? あまりのことに、メニル以上に周囲の人間が切れ、カイルへの報復を計画し―― ※電子版は単行本をもとに編集しています。
  • 全てを捨てて、わたしらしく生きていきます。
    3.5
    姉が流行り病で死んだため、急遽、代わりとして彼女の婚約者と結婚したサリーナ。ところが、姉を想い続ける夫はサリーナを無視し、そのせいで屋敷の人間にも侮られることに。そんな境遇にも負けず、彼女は流行り病の薬の開発を助けるための商会を立ち上げる。けれど、彼女は世間からの評判も悪く、それが原因で商会の仕事を失敗してしまう。落ち込むサリーナだったが、実は亡き姉が周囲に悪口をばらまき続けていたからだと判明! それを信じて庇いもしなかった実家や、サリーナ本人と向き合うことすらしない夫に愛想がつきる。サリーナは離婚を決意し、ずっと自分を愛してくれる男性と新天地に旅立つことにするが――!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。

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