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-「やめて、ここは玄関先よ。誰かに見られる」 「見られるのが好きだろ? 覗くのも」 私は隣人をのぞき見しながら自慰に耽ることが、もうやめられなくなっていた。 2週間前隣に越してきた男は、毎晩帰宅するとカーテンのない窓の前で服を脱ぎ捨て、タトゥーに覆われた筋肉質の体を惜しげもなく披露する。 あるときはそのまま股間のふくらみに手を這わせ、またあるときは訪れる美女たちを悶えさせファックするさまを、彼ははばかりもせず見せつけるのだ。 裏庭から私が見ているとは思いもせずに。 私は彼に気づいてほしかった。彼に犯されたかった。 叶わぬ望みに目を閉じ、せつなく募る欲望のままに指を動かす。 デッキチェアの上で思いきりイキそうになったとき、力強い手が私の脚を左右に押し広げた。 ぎょっとして顔を上げると、目の前に立っていたのは、さっきまで窓の向こうにいたはずの彼――! *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『セクシーすぎる隣人~獰猛なイケメンの淫らで甘い罠~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
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-彼と一緒にクリスマスを過ごす―― 心に秘めた夢が、現実に変わるとき。 クリスマスに実家に来て恋人役をしてほしい、ですって? 憧れの医師ニックの誘いに、看護師のイーデンはショックを受けた。 結婚を迫る両親の圧力をかわすためだというが、 彼は1年前に婚約者を事故で失って以来、病院中の看護師に 手を出しているという噂で、私の出る幕などないはずなのに! ところが、彼の申し出には、もう一つ願いが込められていた。 親から見放され、ただひとり難病と闘う幼い患者ベンに 家庭で過ごすクリスマスを味わわせてやりたいというのだ。 イーデンは断りきれず、ベンを連れて彼の実家を訪ねることにした。 これはベンのためよ、と自分の心に言い訳をして。■人気のキャロル・マリネッリがイマージュから放つ本作は、オーストラリアの真夏の聖夜を描いた心温まる物語です。同僚として多くの喜びや悲しみを分かち合ってきたニックとイーデンですが、最近は関係がぎくしゃく。涙なしには読めないロマンスが展開します。
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-姉の忘れ形見を守る方法はひとつ。非情な伯爵の愛人になること。 18歳のタラと姉は、貧困から抜け出そうともがいていた。あるとき貴族階級の兄弟と知り合い、姉は弟と意気投合。タラが困っておどおどしていると、兄のリュシアンに優しく手を差し伸べられた。そしてそのまま夢の一夜を過ごすことに。だが翌朝、彼の姿はなく、枕元には大金だけが置かれていた。私を娼婦とでも思ったの? タラは密かに傷ついた。2年後。姉とリュシアンの弟は結婚した直後に事故死し、生まれたばかりの姪を引き取り育ててきたタラのもとに、突然リュシアンから知らせが届いた。姪と養子縁組をするので引き渡せという。彼は別人のように非情な伯爵へと変貌していた。 ■野心家の姉に操られ、フランス人伯爵と一夜の関係をもったヒロイン。2年後、事故死した姉夫婦の遺児の養育権を主張する彼と再会。幼い姪をめぐって争ううちに、彼への愛を自覚して……。しっとりとした大人のシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0玉の輿を狙う姉に連れられて、とあるパーティーに出席したタラ。そこでタラは、目も眩むような美貌の伯爵リュシアン・マキシムに出会う。タラは見初められて一夜をともにするが、翌朝彼の姿はベッドにはなかった。一方、姉はリュシアンの弟と見事結婚し、ひとり娘を授かった。しかし夫婦は突然の事故で他界してしまう。遺された姪の養育権を巡り、タラは2年ぶりにリュシアンと再会した。彼は悼む言葉もなく冷淡に言い放った。「弟の愛人だった君に姪は渡せない」
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3.0貧しい暮らしから抜け出そうと、タラと姉は必死だった。姉のフライアは美貌を武器に、ある上流階級の兄弟に近づくと、弟のギイを誘惑することに成功した。一方、タラも兄のリュシアンに見初められ、夢のような一夜を過ごす。だが、翌朝タラが目覚めると彼の姿はなく、代わりに枕元には大金が置かれていた。一年後、結婚したギイとフライアは、生後間もない赤ん坊を残し、事故でこの世を去った。そしてさらに一年後……。姪のポピーの養育権をめぐり、奇しくもタラは、リュシアン――フェランボー伯爵と再会することになった。■野心家の姉に操られるまま、リュシアンと関係をもったタラ。二年後、第十一代フェランボー伯爵となった彼には、かつての面影はなくて……。ホットなシンデレラストーリーをお楽しみください。
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-玉の輿を狙う姉に連れられて、とあるパーティーに出席したタラ。そこでタラは、目も眩むような美貌の伯爵リュシアン・マキシムに出会う。タラは見初められて一夜をともにするが、翌朝彼の姿はベッドにはなかった。一方、姉はリュシアンの弟と見事結婚し、ひとり娘を授かった。しかし夫婦は突然の事故で他界してしまう。遺された姪の養育権を巡り、タラは2年ぶりにリュシアンと再会した。彼は悼む言葉もなく冷淡に言い放った。「弟の愛人だった君に姪は渡せない」
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-私…眼鏡以外、何も身につけていないわ! カーテンの隙間から美しい全裸の男性が見える。 裁縫サークルに集った淑女たちは、紅茶とケーキを前に刺激的なお喋りに興じていた。 「ルーシー、あなた、会を休んでいるあいだにアバンチュールを経験したのではない?」 ルーシーはどきりとした。あの日、世にも美しい紳士と過ごした甘美な時間。あれは現実だったのかしら? 興味津々の視線を浴びながら、彼女はみずからの体験を語りはじめた―― その日、雨でぬかるんだ道を自転車で走っていたルーシーは、バランスを崩し、転んでしまった。 天使のような微笑みを浮かべた美青年イーサンが現れたのは、そのときだった。 逞しい腕に抱き上げられ、どこかへ運ばれていく途中で、彼女はいつしか眠りこんでいた。 ところが目を覚まして仰天した。一糸まとわぬ姿でベッドにいる! カーテンで仕切られた部屋の向こうから聞こえてくるのは、水が撥ね、濡れた布が肌を打つ音。 ベッドを抜け出し、カーテンの隙間から奥を覗き見る。そこにいたイーサンは……。
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-小さなホテルで忙しく働いているエマは、友人の結婚パーティーでルーカスと再会した。かつての上司であり、情熱的な夜をともにした男性だ。だけどそれは過去の話で、どんなに胸が熱くなってもその想いに浸ることはできなかった。それに今は彼と再会したくなかった理由がある。そんな彼女の想いを無視するかのように、ルーカスは熱くふたたび誘いの言葉をかけてくる。避けようにも避けられない想いと、ある“秘密”がエマを追いこむ。そしてついにルーカスは…!
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-彼が欲しいのは私じゃない。おなかに宿る彼の後継ぎだけ。 これから親友の結婚披露宴がホテルで盛大に執り行われる。借り物のドレスに身を包んだエマは、不安と闘っていた。じつは彼女は妊娠していた。おなかの子の父親は、ブラジル随一のホテル王、ルーク・マルセロス──まさかこんな場所で彼と再会する羽目になるなんて!ルークとはロンドンで夢のような一夜を過ごしたが、愛人になるよう迫られ、エマは傷心のまま姿を消したのだった。でも、やっぱり黙ったままではいけないわ。はっきりと告げなければ。この子は私が一人で立派に育てると。 ■熱いラテンの血をたぎらすブラジル人富豪ヒーローと無垢なヒロインのロマンスです。
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-小さなホテルで忙しく働いているエマは、友人の結婚パーティーでルーカスと再会した。かつての上司であり、情熱的な夜をともにした男性だ。だけどそれは過去の話で、どんなに胸が熱くなってもその想いに浸ることはできなかった。それに今は彼と再会したくなかった理由がある。そんな彼女の想いを無視するかのように、ルーカスは熱くふたたび誘いの言葉をかけてくる。避けようにも避けられない想いと、ある“秘密”がエマを追いこむ。そしてついにルーカスは…!
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-まさか6年もの歳月を経て、初夜を迎えることになるなんて……。 ミアがメイドとして働くホテルに、突然“夫”が迎えに現れた。テオ・アエトン。6年前、ギリシア富豪の彼と恋に落ち、夢のような結婚式を挙げた夜、ミアはどん底に突き落とされた。結婚の目的は彼女の祖父の財産。愛などなかったと知ったのだ。すぐに家から飛び出し、そのままテオのもとへは戻らなかった。だが今、祖父の余命が幾ばくもないと聞かされて、ミアはギリシアへ戻ることを決めた。病床の祖父の前に進むと、テオは表情一つ変えず彼女を引き寄せ、驚きのひと言を放った。「安心してください。ごらんのとおり、僕たちは復縁しました」 ■18歳で最愛の人の花嫁となったものの、その日の夜に家を出たヒロイン。祖父のため、復縁したかのように振る舞ううち、再び夫に恋をして……。シャロン・ケンドリックらしい、ドラマティックでせつない夫婦愛の物語をお楽しみください。
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-ロマンスの巨匠たち~ リン・グレアムの軌跡7~かつて愛したイタリア富豪が提示したのは、後継ぎを産むための強制結婚!大好評のリン・グレアム全作コレクション、第7弾! 最愛の弟が逮捕されたと聞いて、アシュリーは卒倒しかけた。すべては私のせいだ──弟は私に代わって復讐しようとしただけ。4年前、イタリア名門一族の銀行家ヴィートと交際していた彼女は、ある事情から彼と別れ、その後数々の不運に見舞われてきた。ヴィートにはもう二度と会うつもりなどなかった。だがいま、弟を救えるのは彼以外にいないのだ。意を決してヴィートを訪ねたアシュリーだったが、耳を疑うような取り引きを提示され、衝撃で身をこわばらせた。できないわ。後継ぎを産むためだけに結婚するだなんて! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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4.0最愛の弟が逮捕されたと聞いて、アシュリーは卒倒しかけた。すべては私のせいだ──弟は私に代わって復讐しようとしただけ。4年前、イタリア名門一族の銀行家ヴィートと交際していた彼女は、ある事情から彼と別れ、その後数々の不運に見舞われてきた。ヴィートにはもう2度と会うつもりなどなかった。だがいま、弟を救えるのは彼以外にいないのだ。意を決してヴィートを訪ねたアシュリーだったが、耳を疑うような取り引きを提示され、衝撃で身をこわばらせた。できないわ。後継ぎを産むためだけに結婚するだなんて!
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-たとえあなたの顔が見えなくても、あなたを感じることはできるから。 病気で視力を失ったグレースは、暗闇でもがき苦しみながらも、一歩ずつ自立を目指し、ようやく念願のソムリエになった。あるとき、アルゼンチン大富豪からワイン鑑定の仕事を頼まれ、相棒の盲導犬と共に彼女は現地の大農園へ飛んだ。驚いたことに、グレースを出迎えたのは親友の兄で憧れの人、ナチョ・アコスタだった! まさかこんな形で再会するなんて。彼が“目”となって色を伝え、グレースがワインを口に含む。共同作業はしだいに熱を帯び、祭りの夜、二人はついに結ばれた。だが、なぜかナチョはその日を境に彼女を遠ざけるようになる。あれは一夜の夢よ。傷心のグレースは帰国しようとするが……。 ■ハンディキャップ・ロマンスの旗手、スーザン・スティーヴンスが描く、心揺さぶる感動の逸作をお贈りします。早くに両親を亡くし、5人きょうだいの長男として、弟妹たちをひとりで守ってきたヒーローには、これまで誰にも話せなかったトラウマがあって……。
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4.0この結婚に愛が期待できないことは、最初からわかっていたはずなのに……。 ミラは17歳のとき、政略結婚の相手ティエリと対面し、心奪われた。教養に満ち、目もくらむほどセクシーで、自信にあふれた人!ところが、ティエリの顔に浮かんでいたのは明らかな失望の色。ミラは太って冴えない容姿だったのだ。彼にふさわしい妻になりたくて、ひそかにミラはアメリカへ渡った。婚礼の日までに美しくなろうと。7年後、輝くような美女に変身したミラは、帰国前に偶然ティエリと再会する。そして婚約者とは気づかぬ彼に偽名を名乗り、甘いひとときを過ごした。だが、結婚の日を心待ちにするミラの耳に届いたのは、彼が独身最後のこのときに高級娼婦を買うという噂。ミラは矢も楯もたまらず、自分が替え玉になろうと思い立ち……。■自分の雇った高級娼婦が、異国で心惹かれた美しい女性と知って驚愕するヒーロー。実はどちらも自分が婚約中の、かつて冴えなかったフィアンセの偽りの姿とは夢にも思わず……。ヒーローを翻弄するヒロインから目が離せない、イヴォンヌ・リンゼイの力作です。
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3.5リジーの弟が行方不明になった。手がかりを求めて彼女が訪れたのが、トルコにある宮殿のような大邸宅だった。そこには、褐色の肌をした危険な香りを身にまとったケマルがいた。リジーは、弟の行方をケマルにたずねたが、彼は明確に答えようとはしなかった。それでもひき下がらない彼女に、彼はゆっくりと口を開いた。彼はとんでもない思いつきを口にしたのだった!! もうすぐクリスマス。それまでに彼女の運命は、思いもかけない出来事の連続なりそうだった!!
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-弟が仕事のトラブルでトルコに拘束されていると知り、弁護士のリジーはイスタンブールへ飛んだ。人々にスルタンと呼ばれる大物実業家ケマルと交渉するが、らちが明かない。そこで彼女は、クリスマスまでに弟を帰国させたい一心で、自分が人質になると申し出た。圧倒的な権力を誇るケマルのもと、絢爛豪華なハーレムでの暮らしが始まった。
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1.0リジーの弟が行方不明になった。手がかりを求めて彼女が訪れたのが、トルコにある宮殿のような大邸宅だった。そこには、褐色の肌をした危険な香りを身にまとったケマルがいた。リジーは、弟の行方をケマルにたずねたが、彼は明確に答えようとはしなかった。それでもひき下がらない彼女に、彼はゆっくりと口を開いた。彼はとんでもない思いつきを口にしたのだった!! もうすぐクリスマス。それまでに彼女の運命は、思いもかけない出来事の連続なりそうだった!!
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4.0火事のために喉を痛め、オペラ歌手になる夢をあきらめたケイティは、事務弁護士として無気力な日々を送っていた。そんなある日、彼女は仕事でプレイボーイの大物実業家リーゴ・ルッジェーロに会い、ひと目で恋に落ちてしまう。けれどリーゴが彼女の垢抜けない様子に失望しているのも見て取れた。どうせ私なんて。いつものようにすべてをあきらめようとしたケイティだったが、今回はなぜか神様が、彼女に恋愛のステージから降りることを許してはくれないようで…。
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4.0ケイティは陰鬱な面持ちで飛行機に乗り込んだ。行き先はローマ。皮肉にも、彼女の音楽人生の一部になるはずだった街だ。火事のせいで美声を失い、オペラ歌手になる夢も諦めざるをえず駆け出しの事務弁護士として生計を立てているものの、ケイティは恋愛にも人生にも絶望していた。面会相手のリーゴ・ルッジェーロは、プレイボーイの大物実業家。電話の様子では、依頼人である義兄と確執があるらしい。だが現れたリーゴを見た瞬間、ケイティの体は熱くなった。日に焼けた彼の姿は写真よりずっと華やかでセクシーだった。多忙を理由に、リーゴはケイティに秘書役を頼み……。
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-火事のために喉を痛め、オペラ歌手になる夢をあきらめたケイティは、事務弁護士として無気力な日々を送っていた。そんなある日、彼女は仕事でプレイボーイの大物実業家リーゴ・ルッジェーロに会い、ひと目で恋に落ちてしまう。けれどリーゴが彼女の垢抜けない様子に失望しているのも見て取れた。どうせ私なんて。いつものようにすべてをあきらめようとしたケイティだったが、今回はなぜか神様が、彼女に恋愛のステージから降りることを許してはくれないようで…。
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-苦労ばかりの人生の先には、シンデレラストーリーが待っているの? 深夜のオフィスを掃除していたサラは最後に回った部屋で、その大企業のCEO、ベン・ガーディナーにふいに声をかけられた。彼は自社商品のために“普通”の女性の意見を聞きたいと言って、彼女を三つ星レストランのディナーに連れ出した。まさに平凡なサラにとって、それは夢のデートのようだった。するとベンが、サラの意見をおもしろいと思ったのか、1週間のミラノ視察に同行し、アドバイスしてほしいと言い出した。報酬は1万ポンド。家族を養う身には願ってもないボーナスだ。そして脳裏には、ミラノの街を寄り添って歩く二人の姿が――何考えてるの! 清掃員の私が大富豪の彼に似合うはずもないのに。 ■億万長者のベンは、女性とは1カ月以上の関係を持たないと言い切るほどのプレイボーイ。つらいことばかりを経験してきたサラは、彼の申し出がただの気まぐれとわかっていても、胸は自然とときめいて……。心温まるラブストーリーを、気鋭の作家がお届けします。
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-結婚嫌いの公爵の愛人に甘んじる。生まれてくる子のために。 貧しく美人でもないジェナは長年働く王宮で疎外感に悩んでいた。公爵セバスチャンが彼女に興味を持ち、近づいてくるまでは。彼は国王とも親しいらしい。つまりは権力者だ。しかしセバスチャンの誘惑を愛と勘違いし、純潔を捧げた直後、国王にその関係を知られて、ジェナは王宮から追放されてしまう。失意の中、実家に戻り、ベッドで眠りについていたときだった。突然、闇の中からセバスチャンが現れ、ジェナは飛び起きた。どういう手段を使ったのか、公爵は彼女の妊娠を知っていた。そして、ジェナは夜明けが来る前に彼の屋敷へ連れ去られた……。 ■マルセラ・ベルの邦訳デビュー作をご紹介します。百合の紋章で知られる公爵ヒーローと刹那的に求め合った結果、小さな命を宿したヒロイン。彼女は公爵家で手厚く保護されますが、ヒーローに結婚の意思はありません。ヒロインの一途な愛と、赤ん坊の運命は?
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4.0彼はどこかこの近くにいる。エリザベスは彼の怒りや苦痛、そして恐怖がはっきりとわかった。数カ月前から繰り返し現れる、傷ついた男のイメージ。予知能力を持ち、人の心が読める彼女は、この不思議な能力のためにいやなことばかり経験し、今では山奥のキャビンで一人暮らしている。一つのイメージがこれほど長く、心から離れなかったことはない。彼は今夜、このキャビンにやってくる。わたしにも読めないほど心を固く閉ざし、誰からも見捨てられ、最後の助けを求めてここにやってくる。そして予知したとおり、男は彼女の前に現れた。怪我をした体で銃を握りしめ、拘置所のマークがついた囚人服を着て。
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-消えてなどいなかった熱い想い。そして生まれた新たな命……。 数カ月前に創業者の父を亡くして以来、経営が悪化している会社を救うため、アンナは究極の決断を迫られた。会社を存続させるには、ジェイコブに助けを求めるしかない……。彼はベンチャービジネスの世界で大成功を収め、総資産額が10億ドルを超える富豪となった投資家だ。かつてジェイコブはアンナの捧げた愛を冷酷にも拒絶し、彼女やその家族と完全に縁を切ってしまったのだった。アンナはマイアミの豪華ホテルで開かれた会議の場で、幸運にもジェイコブとの再会を6年ぶりに果たす。彼の別荘で二人きりの甘美な時間を過ごすことになるとは予想もせずに。 ■『愛と裏切りの婚約指輪』で満を持して日本デビューを果たしたカレン・ブースは北米編集部イチオシの筆力を持つ期待の作家です。2作目となる本作は切なくて甘酸っぱい再会の物語。ジェイコブの別荘で甘く熱い時間を過ごしたアンナは予期せぬ妊娠に気づき……。
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-「どうしようもない変態女だな… しゃぶれ! ぐずぐずするな」 この椅子……サイモンとのSMプレイにうってつけだわ。 アンティークショップに飾られた、どこか卑猥な感じのする艶やかな赤い革張りの椅子に、 スーザンはひと目で魅了された。 休暇中、女性のむきだしのお尻を叩く写真を食い入るように見つめていたサイモン。 突如荒々しい暴君に変貌した彼に苦痛と歓喜に満ちたお仕置きを受けて以来、彼女は変態的なセックスの虜なのだ。 全裸で赤い椅子に座る彼に、お尻を容赦なく叩かれる――そんな自分の恥ずかしい姿を想像すると、 めまいがするほどの興奮に襲われ、高価なその椅子を衝動買いしてしまった。 やがて帰宅したサイモンは、椅子を見るなり怒りをあらわにした。 スーザンが震える声で言う。「ごめんなさい、ご主人さま……お願いです、許してください……」 「いけない子だ」パンティをそろそろと脱ぐ彼女に、彼は命じた。「よこせ」
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-路地裏で少年のふりをして暮らす私が、プリンセスの代役ですって……!? 路上で生きのびるため、情報屋のアルは少年のふりをしている。女らしい体のラインをだぶだぶの服で隠して。路上に放り出される前の記憶はなく、本当の名前もわからない。ある日、古代ローマ時代の剣闘士を思わせる男性が訪ねてきた。鋭い光を放つ瞳は金色で、そのオーラに誰もが道を空けた。彼は大富豪リシアス。行方不明のカリヴァ王国プリンセス、ザンドラの情報を集めるようアルに依頼してきた。だが折しも暴漢に襲われ、アルは実は女だと気づかれてしまう!するとリシアスは大金と引き換えに途方もない仕事を依頼する。「きみにプリンセスのふりをしてほしい」 ■気鋭の作家ロレイン・ホールの日本デビュー作は、大人気の男装ヒロインの物語。薄汚い少年の服の代わりに、生まれて初めて美しいドレスを着たヒロイン。過酷な境遇にもめげずひたむきに生きる彼女の初恋の行方は? そして、思いもよらぬ出生の秘密とは……?
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-狙われているのは国王? それともわたし?王宮に渦巻く陰謀が今、襲いかかる。■記者エリカは新国王の戴冠式取材のため、ヴァシュミラを訪れた。驚いたことに、空港に降り立った彼女を出迎えたのはタクシー運転手の制服を着た新国王ニコライ・ザレド二世自身だ。巧みな変装だが、風雅な物腰と輝くばかりの美貌は隠せない。真意をはかりかねながらも、彼女はニコライの案内で市内を見て回った。やがて公園でベンチに座り、彼から前国王暗殺の経緯を聞くうち、異様な光景を目にしてエリカは凍りついた。一台の車が猛スピードでこちら目がけて突っ込んでくる。とっさに二人は、迫りくる車から逃れようと噴水に飛び込んだ!