堀切俊雄作品一覧
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3.4トヨタの利益の源泉である「原価企画」の全貌を初公開! トヨタでは、全社員が原価を意識した仕事をするため、仕事の質が向上しムダがなくなり、付加価値が生まれつづける仕組みがあります。そして、この仕組みがあるからこそ、トヨタでは「利益は製品計画の段階ですべて決まる」と言われています。 本書では、この考え方の根本にある「トヨタの原価に対する考え方」を知ってもらい、そのうえでトヨタの「原価企画の手法」「原価低減のプロセス」、そして「商品別の原価」を追求することで世界No.1の「利益」を生みだしてきた、トヨタの原価低減に対する取り組みについて詳細にお伝えしています。
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-本書は、トヨタ流「原価マネジメント」の指南書です。原価マネジメントとは、トヨタ自動車が高い収益を生み出すために活用しているQCDのうちのC、すなわちコスト(原価)を低減するためのマネジメントのこと。トヨタ自動車が実践している「利益を生む原価」を創り上げるために必要な考え方や具体的な活動方法を伝授します。 トヨタ自動車では、全組織と社員の1人ひとりが原価マネジメントに取り組み、みんなで原価低減を進めていきます。この本では、商品企画から開発、設備設計、生産までの一連のものづくりのプロセスにおいて、必要となる原価マネジメントの考え方や具体な進め方を解説しました。 例えば、設計者であれば、開発リーダーが決めた製品企画や原価企画のプロセスを理解した上で、品質や性能を造り込みながら、開発リーダーが設定した原価の枠内に収まるように検討しながら図面を描きます。原価を抑えるために、前後の工程まで考えます。例えば、生産部門から「こうしたら造りやすくて安くなる」という提案があれば、設計者にフィードバックして設計を変えます。このように、常に原価を考えながら図面を作成します。言い換えると、設計しながら原価も計算しているのがトヨタ自動車の方法です。 これに対し、設計者が性能と品質だけを考えて設計し、図面が出来てから原価を計算するという企業もあります。また、多くの場合、経理部は実務から離れており、原価を造り込む活動を行うことはありません。 日経BPの技術系「教科書シリーズ」の15冊目です。事例内容の充実を図り、図版を大きく掲載した「プレミアム教科書」に仕上げました。