村山吉廣作品一覧

  • 中国笑話集
    -
    中国は笑話の歴史もまた古い。それを集大成したのが明末の馮夢竜の『笑府』13巻で、本書はこの『笑府』を中心に周辺の笑話のなかから、中国民族の生活と文学を知るに役立つと考えられる話を選訳。民衆の思想史、生活史として読める。

    試し読み

    フォロー
  • 中国の思想
    -
    孔子・老荘ほかの諸子百家や先賢の思想を伝える漢籍は、日本では客観的知識という以上に、「尊い教えを学ぶための古典」として信奉されてきた。また、近代人文学の対象となってからは、専門化・細分化がすすみ、ときに西洋哲学の概念が安易に転用されることもあった。本書はそうした伝統や枠をこえて、各々が形成された時代背景を踏まえつつ、民族の社会・生活に根差した「総合的な知」として中国思想を描きなおす。上代から現代までの巨大な潮流を時系列で追い、この一冊で中国思想史を読みきることができる名著。
  • 楊貴妃 大唐帝国の栄華と滅亡
    5.0
    唐6代目皇帝、玄宗(712-756年)。名君と呼ばれ、100万人国家を築いた56歳のとき、22歳の楊玉環(のちの楊貴妃)と出会う――。唐王朝の権力闘争、玄宗による華麗なる「開元の治」、安史の乱、国家転覆までの100余年を、『旧唐書(くとうじょ)』『新唐書』『開元天宝遺事』『唐会要』といった文献や、白居易、杜甫の詩歌など豊富な原資料や図版から、詳細なエピソードを採取、検証。平安時代より清少納言、紫式部をも魅了した"世界三大美女"の生涯を、唐の歴史とともに読み解く!*本書の原本は、一九九七年、中公新書より『楊貴妃 大唐帝国の栄華と暗転』の書名で刊行されました。目次 はじめに 第一章 玄宗とその時代 玄宗登場/花は舞う長安の春 第二章 玉環から楊太真へ 鉄牛につながれた橋/女の闘いの渦/女道士楊太真となる 第三章 楊貴妃の栄華 三千の寵愛一身にあり/楊氏六家の栄え/宮中の行楽 第四章 天下大乱 安禄山反す/李林甫と楊国忠/滝関の攻防 第五章 玄宗蜀幸 馬嵬事変/国破レテ山河アリ/安史の乱の背景 第六章 長恨歌の世界 玄宗の晩年/比翼連理の誓い 第七章 余聞・遺事 楊貴妃の最期/日本渡来伝説/宦官高力士/『梅妃伝』をめぐって/画題となった玄宗・楊貴妃 第八章 楊貴妃と文学 楊貴妃と中国文学/楊貴妃と日本文学玄宗・楊貴妃略年表

最近チェックした作品からのおすすめ