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5.0いつ、誰によって、どんな目的で作られたのか。その源流は何か。どのような人たちに伝承、利用されてきたのか――。日本の言語文化史の中核であった「いろはうた」に秘められた日本語の歴史と、そこに見えてくる現代語表記の問題に迫る。日本語をめぐる知的な営為のあり方を探り、従来の国文法を超克した日本語の姿を描く、日本語史研究の古典的名著。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌聖と仰がれた藤原定家すら『古今和歌集』の和歌が理解できていなかった。したがってその流れを継承する現今の注釈者にも和歌表現の基本が理解されていないということである。『古今和歌集』から複線構造による多重表現になっている作品を中心に十二首を選び、徹底した表現解析を試みる。〈みそひと文字〉という31個の仮名連鎖の枠のなかで、どのような「言の葉」をどのように操作し、「ひとの心」の繊細な動きを表現しているかを解明する。旧著『やまとうた』を隅々まで書き改め、さらに新たな一章を加えた書。奥深く秘められた和歌の〈心〉にアプローチする方法を、分かりやすく提示する。同時刊行する『仮名文の構文原理[増補版]新装版』に提示した新しい考えを裏づけた書である。
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