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君を…そういう意味で好きだと思ったことはないよ 橘田の心を埋めようとした親友の高平と、義弟の倉橋。 とある事件によって再会した三人が行き着く先とは―― 一九八九年、とあるマンションの一室で起きた放火殺人。当時十三歳だった橘田と高平は事件に巻き込まれて以来、互いしか知りえぬ思いを共有する。しかし橘田の心の空隙は次第に二人の関係を歪ませ始めていた――。大学進学後、高平との関係を断ち切り、一人事件の悪夢にうなされ続ける橘田の前に現れたのは、義弟の倉橋だった。倉橋もまた橘田の苦しみを知り、心を砕くようになるのだが…。時を経て起きた新たな事件が、それぞれの道を歩んでいたはずの三人の男たちを呼び寄せる。そこに待つのは悲劇か、過去との決別か。
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海神を鎮める役目をもつ瑠璃国の海子・八潮は、後継者としての重責から、精神的にも肉体的にも「支え」となる男性を選ばなくてならなかった。有力な候補として貴族の清栄を薦められるが、八潮は優しくも頼れる存在の屋敷守・入江を、密かに慕っていた。苦しい気持ちを抱えた八潮は、清栄を選ぶ前に自らの想いを入江に伝えるが、拒絶されてしまう。苦しみを押し殺し、神子としての役割を担うために望まぬ相手である清栄を「支え」に選ぼうとするが… 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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十年経っても、まだ好きなんだ 霊に体を乗っ取られ、夜じゅうこき使われる生活に陥った佑。そんなとき心を残したまま別れた恋人・百瀬と十年ぶりに再会し…。 甥の哲を引き取り同居し始めた会社員の佑。霊感の強い哲が覚と名乗る霊と関わったことで、佑は別の霊――楊暁に体を乗っ取られてしまう。昼は売上トップの不動産営業として働き、夜は楊暁の恋人にして主・雨燕に奉仕するハードな毎日が始まるが、とき同じくして哲の担任で元恋人の百瀬と再会する。十年前、心を残したまま別れた恋人に昔と変わらぬ愛しさを感じるものの、それを言葉にできない佑。さらに幽霊たちが状況を複雑にしてしまい…!? 紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを収録した特別版!
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神に意志なんかない。 そう信じる魔法考古学者のユーリスは、“千年前の大災厄は神のご意志”という通説の真実を求め、危険を顧みずひとり各地の遺跡調査を行っていた。 だが、ある遺跡を探索中にゴーレムに遭遇。 死を覚悟したそのとき、強大な魔法を自在に操る、記憶を失った不思議な青年に助けられる。 感謝を伝えるも彼はユーリスの唇を奪い、片言で「美味しい」と告げる。 驚くことに彼は、人の感情を糧に生きる人造人間(ホムンクルス)だったのだ。 自身の名すら忘れた彼にヴィジャと名付け、ユーリスは大災厄を解き明かす鍵となる魔導書〈創造の書〉を求め、ヴィジャは自身のルーツを探すため、ともに旅を続け絆を深めてゆく。 失われた歴史を探す旅の先で、二人が辿り着く真実とは――。