ノンフィクション - 加賀乙彦作品一覧

  • 加賀乙彦 自伝
    4.5
    私は『永遠の都』『雲の都』を書くために作家になったような気がします。――二・二六事件の記憶、陸軍幼年学校における敗戦体験、医学生時代のセツルメント運動、東京拘置所の医務部技官時代、犯罪学・精神医学研究のためのフランス留学、『宣告』のモデル・正田昭との交流、キリスト教の洗礼…自らの生きてきた八十余年の歩みを注ぎ込んだ九千枚におよぶ大河小説の“詩と真実”を初めて明かした、語り下ろし自伝。
  • 死刑囚の記録
    4.0
    一九五四年、松沢病院の医師として一人の殺人犯を診察したときが、著者の死刑囚とのはじめての出会いであった。翌年、東京拘置所の精神科医官となってから、数多くの死刑囚と面接し、彼らの悩みの相談相手になることになる。本書では著者がとくに親しくつきあった人たちをとりあげてその心理状況を記録する。極限状況におかれた人びとが一様に拘禁ノイローゼになっている苛酷な現実を描いて、死刑とは何かを問いかけ、また考える異色の記録。
  • 宗教を知る 人間を知る
    NEW
    4.0
    宗教を知ることで、自分が、世界が、新しく見えてくる!――「宗教入門の本として、高校生、大学生、学校の先生、お父さん、お母さんに読んでもらいたくて企画しました」 ● 自分の死とか自分の生存を世界と自分とのかかわりの中で考えるとなると、やはり宗教は必要です。人間は、いくら頭でわかっていても、それだけで生きていくことはできません。身体的に納得して生きようとすれば、宗教なしには生きてはいけません。 また、極端な科学優位による弊害も大きな問題になりつつあります。それが端的に現れるのが人間関係で、現代人は自分と外界とのかかわり、自分と他者とのかかわり方がうまくできなくなってきています。……そこに現代という時代がかかえる大きな問題の一つがあります。 そして、この問題を考える場合、どうしても宗教というものを抜きにしては論じられません。――河合隼雄(本文より)
  • 東京拘置所 死刑囚物語
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「死刑囚が「死刑」について語る…希有な書!/「『死刑囚物語』には、現代における拘置所の内部の限界状況における生活が、著者の軽やかな筆致で、ときとしてユーモラスに、ときとして悲惨に描き出されている。」(加賀 乙彦・序文より) 目 次 ★第1章 ただいま「再審請求中」 第2章 わが死生観と獄中座禅20年 第3章 東京拘置所の死刑囚の仲間たち(1) 第4章 東京拘置所の死刑囚の仲間たち(2) 死刑確定者一覧表

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