SF・ファンタジー - 北野勇作作品一覧

  • あの穴
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    戦時中に作り出された肉弾官能兵器のなかでも、とりわけ名器とされている「さのばびち」…。この兵器に襲われたひとりの男の、エロくてグロい独白。とにかく読めば分かる、読まねば分からない、究極のエログロSF小説!?
  • イカ星人
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    コンビニの裏の秘密工場で生み出されるイカ星人の陰謀とは?  売れないSF作家「K」が、近所のコンビニで手にした謎の求人チラシ。「簡単な流れ作業で高収入、単純で今日から出来ます稼げます」今にして思えば、それこそがKにとってのイカ星人と戦いの始まりだったのだ! イカ星人の秘密工場でつくられるさまざまなイカ製品がもたらす、さまざまな悲劇・喜劇・不条理劇。噛めば噛むほど味わいがでるスルメみたいな北野ワンダー・ワールド。 ●北野勇作(きたの・ゆうさく) 1962年生まれ。大阪府在住。SF作家。1992年『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2001年『かめくん』で、日本SF大賞受賞。著書に『クラゲの海に浮かぶ舟』『どーなつ』『きつねのつき』『どろんころんど』『カメリ』等。
  • ウニバーサル・スタジオ
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    阪神、タコ焼き、通天閣、道頓堀、食いだおれ……魅惑と陶酔のテーマパークへようこそ!  ここはウニバーサル・スタジオ。大阪をテーマにした楽しいアトラクションがあなたをお待ちしています。巨大タコが襲う水上バスの刺激的なライド、四天王寺の亀の池ではカメ型メカとザリガニ型怪生物の痛快なバトル、通天閣からは軌道上イカリングへの魅惑のツアーにお連れします。そして、阪神タイガース優勝を祝しての道頓堀ダイブも心ゆくまでどうぞ。いや現実には、人類滅亡まで二度と優勝できなかったわけですが…。 ●北野勇作(きたの・ゆうさく) 1962年生まれ。大阪府在住。SF作家。1992年『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2001年『かめくん』で、日本SF大賞受賞。著書に『クラゲの海に浮かぶ舟』『どーなつ』『きつねのつき』『どろんころんど』『カメリ』等。
  • かめくん
    4.0
    かめくんは、自分がほんもののカメではないことを知っている。カメに似せて作られたレプリカメ。リンゴが好き。図書館が好き。仕事も見つけた。木星では戦争があるらしい。第二十二回日本SF大賞受賞作。
  • かめ探偵K
    3.5
    街はずれに、寂れた博物館が建っていました。なんの変哲もない建物ですが、その屋根裏部屋には、亀が住んでいるのです。部屋の扉には、クレヨンでこう書かれています。「かめ探偵K」。 かめ探偵Kの仕事は3つ。1つめは 「甲羅干し」。2つめは 「かめ体操」。そして3つめが 「謎解き」。依頼人が持ち込んでくる奇想天外な謎を、かめ探偵Kは甲羅の中で推理していきます。はてさて、どうなることやら……。 SF作家・北野勇作が紡ぐ、どこか懐かしい、でも近未来の小さな小さなおはなし。
  • 北野勇作どうぶつ図鑑(全)
    -
    北野勇作さんといえば、ずばり“動物”。日本SF大賞受賞作『かめくん』はいうまでもなく、『ザリガニマン』『イカ星人』など、その作品の多くには数々の動物たちが重要なモチーフとして登場します。そんな北野さんの作品世界を一冊に集成しました。電子書籍版には北野さんの書き下ろし全解題が収録されるなど、必携版です。北野さんならではの、どこか懐しくて、どこか切ない世界にひたってください。※通常書籍の全6巻に、カバー折り返しのコラムと著者全作解題を収録した電子オリジナル版です
  • 空獏
    -
    「獏」と呼ばれる制御システムがもたらす眠りのなか、延々と戦争の夢を見続けている  昔々のこと。世界が古くなったので、えらい人たちは獏を創って、新しい世界を夢見てもらうことにしました。みんなは安心して獏のなかで眠りにつきました。でも、やがて獏は不安に囚われてしまったのです。自分のなかの人たちは実は死んでいるのではないか、と。まあ、そんなこんなで私は、戦いつづけているわけだ。商店街で敵を待ち伏せしたり、ヒト型戦闘機械に乗り込んだり、西瓜太郎の指揮で悪の王国に奇襲をかけたり。でも肝心の私とは誰か、まったく思い出せないのだけれどね、あの夕陽のきれいな街の風景以外は……。  9つの短篇と10の掌篇が織りなす、不条理で情けなく、けれどヒトに優しい戦争の話。 ●北野勇作(きたの・ゆうさく) 1962年生まれ。大阪府在住。SF作家。1992年『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2001年『かめくん』で、日本SF大賞受賞。著書に『クラゲの海に浮かぶ舟』『どーなつ』『きつねのつき』『どろんころんど』『カメリ』等。
  • クラゲの海に浮かぶ舟
    -
    蛋白質工学を専門とするぼくは、人工の生き物をつくる研究をしていた  科学者になりたかった。科学者になって怪獣を創りたかったのだ。どんなものでも創れるシステム。なんでも売っているデパート。人に夢を見せてくれる機械。大人になったぼくは「会社」の技術開発部に所属して、新しい生き物を作る研究をしていた。だが、意に反した方向で進められることになった研究の続行を拒否し、会社を去ることになってしまった。そのせいであれに関する記憶のすべては、会社によって破壊されることに……。 ●北野勇作(きたの・ゆうさく) 1962年生まれ。大阪府在住。SF作家。1992年『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2001年『かめくん』で、日本SF大賞受賞。著書に『クラゲの海に浮かぶ舟』『どーなつ』『きつねのつき』『どろんころんど』『カメリ』等。
  • ザリガニマン
    -
    この世界のシナリオを書き換えてやろう……そのために、戦い続けるのだ! 『有限会社ムゲンテック』の社員トーノヒトシは、「人類の敵」を開発する最中に、謎の爆発事故に巻き込まれた。破壊された機材、飛び散った現実。生体素材と人間とのインターフェイスは思いがけない事態に発展。彼は「正義の味方」ザリガニマンとなってしまったのだ。ゆけ、トーノヒトシ! 戦え、ザリガニマン! ●北野勇作(きたの・ゆうさく) 1962年生まれ。大阪府在住。SF作家。1992年『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2001年『かめくん』で、日本SF大賞受賞。著書に『クラゲの海に浮かぶ舟』『どーなつ』『きつねのつき』『どろんころんど』『カメリ』等。
  • 社員たち
    3.7
    地中深くに沈んだ会社。社長の愛した怪獣クゲラ。卵になった妻。あっぱれ!大卒ポンプ。不景気なのか戦時下なのか、今日を生き抜く社員たち。北野ワールド全開! 超日常の愛しい奇想短編集。

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  • どーなつ
    -
    どこまでが自分でどこまでが他者なのかわからない……この記憶はほんとうに自分のもの?  父の迎えを待ちながらピンボール・マシンで遊んだデパート屋上の夕暮れ、火星に雨を降らせようとした田宮さんに恋していたころ、そして、どことも知れぬ異星で電気熊に乗りこんで戦った日々……そんな“おれ”の想い出には何かが足りなくて、何かが多すぎる。いったい“おれ”はどこから来て、そもそも今どこにいるのだろう? どこかなつかしくて、せつなく、そしてむなしい曖昧な記憶の物語。連作短編SF小説。 ●北野勇作(きたの・ゆうさく) 1962年生まれ。大阪府在住。SF作家。1992年『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2001年『かめくん』で、日本SF大賞受賞。著書に『クラゲの海に浮かぶ舟』『どーなつ』『きつねのつき』『どろんころんど』『カメリ』等。
  • NOVA1【分冊版】社員たち
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    とにかく社長が出てきてくれないことにはなあ……おれたち社員はどうなるんだ?北野勇作(『かめくん』で第22回日本SF大賞受賞)のペーソスあふれるショートショート。SF界屈指の翻訳者/書評家・大森望の責任編集でお届けするオリジナル日本SFアンソロジー『NOVA1』(全11編)の分冊版。「社員たち」(解説:大森望)に併せて、「序」(大森望)収録。【作品冒頭】 敵の攻撃によって地中深く沈んでしまった会社を残された同僚たちといっしょに掘りはじめてもう半年近くになるのだが、あてにしていた失業保険がなかなか出ないこともあって、いよいよ貯金が心細くなってきた。そのせいなのかどうなのか帰宅すると、ねえ今日はどうだったの、どんな感じなのよ、などと妻がしつこく尋ねてくる。

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  • 100文字SF
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 Twitterで発表された約2000篇の【ほぼ百字小説】から200篇を厳選。たった100字で無限の時間と空間を創造する、まったく新しいSF【固定レイアウト型】
  • 虫歯治療
    -
    嫌なことはつい先延ばしにしてしまう性格のわたしだったが、ついに痛みがこらえられず、仕事の空き時間に会社近くの歯医者へ向かった。商店街から一本外れた路地の、古ぼけたビルの4階にあるその歯医者で、わたしはとんでもない体験をするのだった…。誰もが一度は行ったことがある歯医者だからこそ、自分にも起こりそうな恐怖体験。背筋がひんやりする傑作SF小説!

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  • メイド・ロード・リロード
    3.5
    まったくさっぱりちっとも売れないSF作家・湯浅のもとに、昔の担当編集者から電話がかかってくる。 「えっとぉ、ライトノベル、書けますか?」。生活に困っていた湯浅は、書ける見込みもないのに一も二もなく承諾。そして打ち合わせの日、指定された喫茶店へと赴くと、なんとそこはコテコテのメイド喫茶だった……。 メイドに囚われ、四苦八苦しながらライトノベルらしきものを書き進めていく小説家の姿を、個性派SF作家の北野勇作がシュール&コミカルに描く。 メイドの絶対領域とシュレディンガーの猫の関係とは?
  • レイコちゃんと蒲鉾(かまぼこ)工場
    3.9
    蒲鉾工場に勤めるぼくが巻き込まれるのは奇っ怪な事件ばかり。怪物化した蒲鉾に社員が誘拐されたり、食べられちゃったり……。特殊事件調査検討解決係の一員として、係長に危険な任務を押しつけられる毎日だ。ちょっと生意気な小学生「レイコちゃん」との冒険が、ぼくをさらに不思議な世界へと運んで行く――。奇妙でどこか滑稽でなんだか怖く、なぜだか懐かしい、SF大賞作家が贈る大人のためのファンタジー。

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