松山剛作品一覧
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3.4世界の調和を保ち、力と平和の象徴とされる7本の聖剣とその使い手『剣聖』。家族を皆殺しにされた過去を持つ傭兵レベンスは、仇を探すあてなき旅の途中、その『剣聖』の一人の警護を請け負った。しかしある夜、彼らの前に小柄な少女が現れる。白銀の髪をなびかせ、その背丈にそぐわぬ大剣を操る彼女はレベンスをあっさりと退け、それ以上の腕を誇る剣聖をも討ち取り『聖剣』を強奪した。剣を交えた際、一瞬かいま見えた“映像(ビジョン)”に家族の仇の姿を見たレベンスは、その白銀の髪を持つ少女を追うが──。
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-「お師(し)さま、そろそろお疲れではありませんか? 私が癒して差し上げますよ~?」 『全ての金属の街』アル・メタリア。近郊の森や洞窟には多くの素材を出す金属外殻獣が棲み、それらを狩って一攫千金を目指す冒険者がたむろする。 その街で『最高職人』として名声を高めていた男・フィーゴのもとに転がり込んできたのは、金属……ともすれば人の文明とすら縁遠い、エルフ族の少女だった。 妙にフィーゴに対して「ぐいぐいくる」その少女の名はルミア。果たして彼女は、何のためにこの街へ――? 「そんなことよりおしさま、ルミアと楽しいことしましょ?」 弟子のおねだりを華麗に受け流しつつ、今日も最高職人フィーゴの仕事が始まる!
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4.4ここにロボットの残骸がある。『彼女』 の名は、アイリス。正式登録名称:アイリス・レイン・アンヴレラ。ロボット研究者・アンヴレラ博士の元にいた家政婦ロボットであった。主人から家族同然に愛され、不自由なく暮らしていたはずの彼女が、何故このような姿になってしまったのか。これは彼女の精神回路(マインド・サーキット)から取り出したデータを再構築した情報 ── 彼女が見、聴き、感じたことの……そして願っていたことの、全てである。 第17回電撃小説大賞4次選考作。心に響く機械仕掛けの物語を、あなたに。
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-動画サイト上に投稿された「歌声だけがない歌う少女」の動画。様々な憶測を呼び、いつしか彼女は「無声少女」と呼ばれ、社会現象となった。 ある日、大学生の青年・永瀬は、突然なぜか世界でただ一人「無声少女」の歌声が聞こえるようになってしまう。彼は彼女の歌詞をヒントに「無声少女」を探そうとする。 動画の少女は誰……? 彼女の歌は、何のために? 目の前に現れた「サクヤ」という女の子は何者――? 全ての答え。それは『愛』。これは切ない『愛』の物語。
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-生まれつき魔力が少なく、何をしても誰にも気づいてもらえない〈世界一影の薄い男〉――カゲウス・インビジブル。根が善人な彼だったが、何をしても気がついてもらえないストレスからその体質を利用してのぞきに明け暮れる残念な日々を送っていた。だがある日、浴場で出会った旅の盗賊・サンディに彼ののぞきがばれてしまう! 彼女が持っていた『真実の七鏡』は世界の真の姿を映し出すアイテム。その力のおかげでサンディには彼の姿が見えたのだ。あまりにも残念なカゲウスを更正するために、サンディは彼を『真実の七鏡』集めの旅に連れて行くと言い出して……!?
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5.0圧倒的な力で魔界を平定した魔王・ヘテロカリスは、暇をもてあましていた。 敵はいない。雑務は退屈。仕事をさぼれば参謀のシャルから説教される。 そんな中、彼は自分と互角に闘える可能性を秘めた「勇者」の一族がいることを耳にし、期待を胸に人間界を訪れる。 ……だが、人間界はモヒカンが跋扈する世紀末と化していた!人間社会が荒廃しているため、勇者の血を引く少女・グランディスは生活を送るのに手一杯。冒険に出るどころではない。 業を煮やした魔王は、勇者を立派に育てるため、一つの決断をくだした! 「俺は――人間界をたてなおす!」
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4.0「探しに行こうよ、タイムカプセル!」考古学者である父の「遺跡ねつ造」事件で、同じ考古学者となる夢を砕かれた青年・英一。失意の日々を過ごす彼の前に現れたのは、10年前に亡くなった幼馴染の少女・明日香だった。驚く英一をよそに、明日香は10年前と同じ屈託のない笑顔で話しかけてくる。彼女は幽霊なのか。それともよく似た他人なのか。困惑しつつも英一は、明日香と共に「タイムカプセル探し」の旅に出るが――。
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-かつて魔術師が隆盛を誇り、その後、「反魔素材」の発明で、大きく衰退を見せた世界。残った数少ない「魔術師」である少女・オットーは、旅のさなかにある一人の剣士と出会う。 その者、「光なき」眼帯の女性剣士。 名を『ジークフリーデ・クリューガー』。 両目とも見えぬはずが、一瞬で野盗の群れをなぎ倒すその力に、「新種の魔術」の片鱗を見たオットーは、その力を研究したいという一心で彼女を追う。それが、身も心も《沼》に落とすことになると知らずに……。 混乱の時代に出会った少女二人の、数奇な運命を描く。
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3.5これは“魔術”が忌避され、呪いとされる時代の出来事――。魔術師たちの監獄である『ヴァッセルヘルム大監獄』に着任した若き刑法官マリアンヌへ、国から衝撃の厳命が下った。それは数年前、魔術師たちの反乱を扇動して捕らえられた男ギルロアとともに、未だ逃亡を続ける反乱の首謀者レメディオスを捕縛せよというものだった。反乱軍と王国軍の戦いで故郷と両親を失ったマリアンヌと、反乱軍の魔術師にして大犯罪者であるギルロア。水と油の二人は、口論を重ねながらも旅を続ける。その最中、マリアンヌはかつての魔術師たちの反乱に隠された“真実”に少しずつ近づいていき――。