黒曜石さんのレビュー一覧
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登場人物たちの自我が強い
主人公の「俺はこれが好きなんだ!!」という熱意は非常によく伝わってきました。何かを熱烈に愛し、夢中になっている人って「生きてる」って感じがして素敵だと思います。
しかし、夢中になるあまり周りが見えなくなってしまっているところがあるように感じます。2.5次元舞台にあまり関心のない友人の発言に怒って暴力を振るったり暴言を吐いたり、しかし友人の協力によりチケットが手に入ると急に掌を返し親友扱いする…こういう人ってリアルにも時々いますが、周りの人は疲れていると思います。ギャグ色の強い漫画だからと言ってこういうのを笑い話にするのはどうなのでしょうか。
また主人公の「(お気に入りの俳優に)認知されないようにしなきゃ、自分なんかが彼の視界に入るなんて…!!」という考え方もちょっと自意識過剰なのでは…と思いました。俳優さんたちは本当にそんなことを望んでいるんでしょうか。
主人公だけでなくオタク仲間の友人や主人公の姉も思いやりがなく自分本位な感じがして少し悲しくなりました。これは2.5次元舞台関係者やファンたちへの偏見を助長してしまうのではないでしょうか。
主人公たちがもう少し、優しさを持ち周りの人々のことも気にしてくれていたらもっといい作品になったのではないかと思います。 -
無料版購入済み
わざとらしい表現が気になる
桜井さんがしてくれるワンポイントアドバイスの内容は実生活で役に立ちそうなものばかりですし説明イラストもとてもわかりやすいのでそこはいいなと思うのですが、登場人物たちの魅せ方や演出の仕方、ストーリーの進め方が不自然な気がしたので☆2にさせていただきました。
まず、桜井さんがヤンキーっぽい格好をしている理由がよくわかりません。単純に顔立ちや雰囲気が怖いだけなのであればわかるのですが、彼はなぜわざわざ他人に誤解されるようなファッションを選んでいるんだろう…?と思いました。
それから桜井さんの弟の涼くんが怖いです…ギャグ系の漫画なので兄への愛情表現を多少大袈裟に描いているというのはあるかと思うのですが、やり過ぎなところがあると思います。
特に公園で子供を助けた際に近くにいた2人組みの男性たちに兄の悪口を言われた時の対応が良くないと思います。
「あのさー、もしかして昔ヤンキーにいじめられたとか?(相手の反応を見て)あ、図星??それは可哀想だ…でもね…そのヤンキーと兄さんは別人だから。勝手なこと言ってんじゃねえよ。(怖い顔で睨みつける)」
この「昔いじめられたの?」のくだりと最後の威圧は必要なのでしょうか?涼くんはこの後、一部始終を見ていた桜井さんの友だちの女の子に「かっこよかったよ!」と褒められていましたが、私はその女の子に全く共感できませんでした。陰湿さと狂気の心を感じました。
確かに、桜井さんの見た目だけを見て勝手に周りに迷惑をかけてきた人だと認定し、悪口を言った男性たちも良くないとは思います。しかし、それを注意しに行くとしても「あの人はそんな人じゃありません、偏見だけで悪口を言うのはやめてください」とだけ言えば済むことだと思います。
涼くんがしたことはいじめにはならないのでしょうか…?あまりにも主人公や主人公の身内に補正がかけられすぎていると感じました。
全体的に、安易に「かっこいい感じ」や「優しい感じ」を演出しようとしているな、と思えてなりませんでした。登場人物たちの心理描写にも繊細さが感じられなくて、ちょっとがっかりしてしまいました。 -
ネタバレ 購入済み
反面教師にするにはいいかも
このエッセイの主人公であるちかささんからは、自分から男性に働きかけたり少しでも魅力的だと思ってもらえるよう努力したりということをほとんどせず、まさに幸せは誰かがきっと運んでくれると信じている女性という印象を受けました。
中盤に「昔から私の周りにはろくな人が集まらない…」と嘆くシーンがありましたが、これはちかささんが無意識に他者を馬鹿にし、自分のことは完全に棚に上げた批判を繰り返しているから、同じレベルの人ばかりが集まってきている結果なのではないかと思いました。
特に最後に出てきた男性の話はひどかったです。この男性はとても紳士的で常に大人の対応をしてくれており、おまけに靴をプレゼントしてくれたり漫画本を貸してくれたりしてくれたのに相手から次のデートの誘いがなかったというだけで「ダメ男」認定し当てつけのような嘘メールまで送る始末…あなたは自分がフラれるということを想定していないんですか…と呆れました。
まとめですが、この本を婚活の参考にするのは難しいかもしれませんが、人生の反面教師にするは良いのではないか、と思います。自分が愛されたいなら、まず自分が相手を尊重して理解する努力をすべきであるということを教えてくれる気がします。 -
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賛否両論ありそうだけど…
無料ウェブ漫画サイトで冒頭部分を少し読んで続きが気になったので購入しました。
このお話の主人公であり著者でもある横嶋じゃのめさんはあまり家庭運に恵まれなかった方のようで、小さい頃から大変な思いをしてこられたというところがとても気になりました。他の方のレビューでもありましたが、「主人公は考え方が歪んでいる、自分はいくら甘やかされても足りないのに相手には厳しすぎて呆れる」という印象は否めませんでした。
しかし、ここまでキツい思いをされてきたらある程度感覚が歪んでしまうのも無理はないというか、そのあたりは同情します。
また読んでいて違和感を感じた点として、「相手の男性を自分と対等な人間としてではなく、まるでデパートのブランドバッグを見るような目で見ている」というのがあります。
男性は自分が幸せになるための道具でしかない、相手が自分をどう思うかは全然考えていない、というところに恐ろしさすら感じます。そして読み進めてみると彼女の周りの女性(会社の先輩など)も彼女と同じような思考を当たり前のように持っているようで、やはり似た者同士は自然と集まるものなのだなと感じました。
彼女が本当に自分も周りも苦しめずに幸せになれることを祈ります。