はつばつさんのレビュー一覧

3巻のレビューです

アニメですでに放送されてますが、小説1巻分でひとつの区切りです。
原作者さんはここで終わらせる予定もあったとか。
この巻の見せどころはなんといっても、壬氏が猫猫を花街の中から買うこを提案し、猫猫がそれに応じるところ。
ラストの花街に迎えに行くシーンは、アニメよりも、もう一つにマンガよりも、倉田先生の描写の仕方が最高でした。
やっぱり壬氏のもとに走っていくように見せかけて、すっと冬虫夏だけを抜き取り去っていく。
この二人のやりとりが壬猫らしい。がっくりした壬氏の顔が最高ですね。

12巻のレビューです

こちらで購入したのが12巻なので、12巻についてのレビューです。
現在の後宮の闇の原因となるはなしが主です。
先帝の幼児趣味がもたらした女たちの悪意と悲しみ、そして現皇帝の子供が一人しかいない理由。
いつも思うのは、この作品には関係ないように見えて、無駄な話がないこと。小説未読の部分ですが、
もし端折っていたとしても上手に端折られていると思います。
かつての花街の事件はそうでしたね。アニメではきちんとありましたが、今のところ話の本筋には関係なさそうです。

アニメ1期終了後のお話です

アニメ終了後、続きが気になり購入しました。
さすがニナ、監獄の中でも逞しい。
そして必見はアズとセトがはじめて対峙し、アズのニナに対する想いとニナの偽りに気付く場面。
次巻への楽しみがわいてきます。
対してこれまでいい印象がほぼなかったヨル王子が結構かわいいやつになってくるのも見ものです。

話が動いてきた

ここ数刊は、みんながまとまとって勝利する、結果を出すことがなかったので、読んでいて消化不良気味でしたが、この巻は少しだけすっきりすることができました。

期待せずに読んだら

10巻続くのが納得、面白いです。ストーリー自体はベタだけど、まわりのキャラと言動で楽しめる作品。ほどよくキュンキュンさせてくれます。