• 甘やかな牢獄~奴隷商人サラサ~

    シリーズの3作目

    相変わらず丁寧な文章で止まらなくなるが、物語的には何一つ解決せず、いままでの大石作品のように読み返したくなる文や描写(1作目にサラサが生きる希望を見いだし目の前の風景が違ってみえる描写や『死者の体温』で主人公の目の前で電車に飛び込んだ男の追い詰められていく過程、『湘南人肉医』の食事シーン、『地獄行きでもかまわない』で主人公が今までついてきた嘘がばれ転落する未来を予測しながら焦る心理描写等‥)が一つもなかった。

    …とはいえ、続きが気になってしかたない感じで終わってしまったので、早く続きを書いてほしいと願う。

    0
  • 奴隷商人サラサ~生き人形が見た夢~

    シリーズの続編

    大石圭の作品はほとんど読んでるが続編書くのはたぶん初めてじゃないかな?


    『女奴隷の烙印』の続編なのでそちらを読んでないと置いてきぼりを食らうので注意…。

    登場人物の焦燥感を伴う心理描写やマニラの情景の説明がとても丁寧なので、止まらなくなりあっという間に読み終わってしまうこと間違いなしです。

    0