【感想・ネタバレ】甘やかな牢獄~奴隷商人サラサ~のレビュー

あらすじ

多くの美女たちを売買してきた奴隷商人サラサは、妹を解放するため、自らを奴隷として売ることを決意した。買い主は某産油国国王の第4夫人の日本人女性ユリエ。彼女はサラサに、王の性の奴隷として仕えること、そして「王を暗殺しろ」という命令を与えるのだが――。傷つきながらも生き抜くため、したたかに闘うサラサの運命は? サスペンス長編!

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Posted by ブクログ

 妹を助けるため、自ら奴隷として売られたサラサ。
 「女奴隷」シリーズ完結編。

 売られた先は、産油国王夫人で、当然王の相手しろよ、てなる。ついでに、夫人は国王暗殺を狙っていて…。
 サラサはクーデターに巻き込まれる。

 っても、絶対へこたれないサラサなので、どんな逆境になってもへんに安心感がある。反対に、奴隷の身から解放され日本でサラサの帰りをまつアリアの方が心配。なんか現実味がとにかくない子なので。まぁ、だからこそ、余計にサラサの家に帰るって気持ちの強さが裏付けされるのだろうけれど。

 で、やっぱりこうなりますよ。
 
 完結編とあるので、これで終わりなんだろうけど、やっぱり最後には救い出してほしいです。
 も、忘れたころでいいので、サラサとアリアを再会させてあげてください<切望

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2020年08月30日

Posted by ブクログ

大石圭『甘やかな牢獄 奴隷商人サラサ』光文社文庫。

官能奴隷サスペンス・シリーズと言うのが正しいだろうか。先の読めぬサスペンスフルな展開が続く。果たして、さらなる続きがあるのか。

奴隷商人として多くの美女を売り捌いてきたサラサは妹のアリアをオークションで買い戻し、自由の身にするために自らを商品とする。因果応報……サラサを競り落としたのは某独裁国家の国王の第四夫人のユリエだった。ユリエに国王暗殺の指令を受けたサラサは……

本体価格820円
★★★★

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2020年04月07日

ネタバレ 購入済み

シリーズの3作目

相変わらず丁寧な文章で止まらなくなるが、物語的には何一つ解決せず、いままでの大石作品のように読み返したくなる文や描写(1作目にサラサが生きる希望を見いだし目の前の風景が違ってみえる描写や『死者の体温』で主人公の目の前で電車に飛び込んだ男の追い詰められていく過程、『湘南人肉医』の食事シーン、『地獄行きでもかまわない』で主人公が今までついてきた嘘がばれ転落する未来を予測しながら焦る心理描写等‥)が一つもなかった。

…とはいえ、続きが気になってしかたない感じで終わってしまったので、早く続きを書いてほしいと願う。

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2021年09月25日

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