面白いけど役には立たない
考え方ひとつで文章力がつくというようなタイトルですが、たぶんこれを読んでも文章力はつきません。文章力をつける上でおそらく一番大切なことが本文には書かれておらず、巻末の著者紹介に書かれています。「学生時代に6000冊の本を乱読」という部分です。この文章に対する基礎体力があってこその文章力でしょう。これなしに考え方を変えるだけで文章がうまくなるとは思えません。「考え方」以前に相当地道な努力が必要だと思えます。そこそこ楽しく読める内容ですが、文章力をつける役には立たないと思います。