魚肉ソーセージさんのレビュー一覧
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ダーウィンにあらずば人にあらず
進化生物学関連の著作をいくらか読んだが、ダーウィン礼賛にはじまり、いかにダーウィンを正解させるかに腐心する内容が散見された。著者は一線を引いているものの、進化論関連のページの半分近くはやはりダーウィンである。巻末もまたダーウィン批判への自己弁護のようだ。
著者は否定しているが進化生物学界隈はダーウィンの呪縛に未だ囚われており、まず一礼がマナーなのだろう。
毎度ダーウィン礼賛を読まされる読者の気持ちになってほしい。
自然選択は好ましい変異の原動力になり得ないと述べながら、いや自然選択、自然選択とのたまう。
分子レベル、遺伝学的新発見はいくらでもあるのにダーウィンを超える体系的なキャッチワードを見