あらすじ
童謡を歌いながら、アイツがやって来る!ネット上に実名を晒された悪辣なレイプ犯や鬼畜なキャバ嬢が、次々に処刑されていく――。掲示板に犯行声明を出す「森のくまさん」を名乗るシリアル・キラーの正体は!?第9回『このミステリーがすごい!』大賞最終候補作に、全面的に手を入れて生まれ変わった、編集部推薦の「隠し玉」です。
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Posted by ブクログ
ミステリーなのかはわからんが、
読みやすい構成
全体的におもしろい
次のくまさん候補が見え隠れして、続編とつながりがどうあるのか期待できる
Posted by ブクログ
タイトルの可愛らしさとは似つかわしくない狂気っぷり
物語の最初から狂ってそうな人物は上がっていて
この人かこの人なんだろうなと読み進めて
やっぱり。という展開
読みやすい展開だったが楽しめた
展開が進むにつれ、呼び方が
『まーくん』から『九門くん』
と変わっていき、
『もりのくまさん』になるのが
本性が暴かれていくようで面白い作りだと思った
残った女子学生も狂気
どんな殺し合いをするのだろうか
Posted by ブクログ
レイプ犯、鬼畜教師、悪党ばかりを狙う連続殺人犯「森のくまさん」。ネットで犯行声明を公表し、世間を騒がせる。警察は犯人を追うが、嘲笑うかのように殺人は続き。
悪党として殺される奴らのクズっぷり、イジメ、殺人描写が生々しくて、気が滅入る。
暴力シーンが多いけど、最後はけっこう呆気ない。
犯人はそう、あなたが考えたその人。
割とすぐにわかってしまう。
兄妹の2組のカップル、女子高生、警官拳銃強奪事件と様々な視点が交差して進んでいくのが、目まぐるしい。
全体を通して、ネットの危うさがジワジワきて、自分が知らないうちにさらされてる可能性を考えると怖い。
13日の金曜日じゃないけど、これ続きそうだよねっていうラスト。
Posted by ブクログ
読んでからあとがきで知りましたが、このミスの隠し球制度の作品だったそう。
琴乃ちゃんがかわいそう。次作で復讐するのかしら?
とても読みやすい文章で、つかみもおもしろかったです。ただ、犯人が浅はかでしたが…
次作に期待!
Posted by ブクログ
法に代わって裁きを下す、森のくまさん。
それが生まれるまでの話と現在とを組み合わせて話が進む。
ちょっとなるほどそんな方法でやるのかと想いつつ、段々不憫にも思える。
ミステリーとしてはすぐにどういうことかは、わかってしまうけれど、最期の展開はなかなかにどうなるのかはドキドキする。
なんか続編もあって既に手元にあるので、また読もう。
Posted by ブクログ
ストーリーはダークヒーローに近いものを扱っており個人的に好きな部類でした。
ただ読んでいくと、「森のくまさんの正体は何となくこの人かな〜」と思っていたら難なく当たってしまったので、特別なひねりもなく物足りなさが残りました。
終盤の犯人とヒロインのやり取りの中で、“命乞いをしろ”や“滑稽だわ”という台詞に「天空の城◯ピュタ」かよ!と1人でツッコミを入れてしまいました笑
続編があるそうですが、読むか迷ってます…
う~ん
レビューで言われてる程のどんでん返しは感じませんでした。むしろ予想通りというか...これは○○トリックに一時期ハマっていた自分のせいかもしれませんが。解説に書かれていた受賞を逃がした理由とがストンと納得できました。
限定された登場人物の中でストーリーが収束していけばこうなるわな...○○の罠が余り機能していないと感じました。ただこれは〇〇ミステリーとしての思いでテンポや構成がスッキリしていて一気に読めました。エンタテインメントとしてはよい作品と思います。
Posted by ブクログ
読みやすかった。一気読み。
関係がうまくいっていた二組のカップル。
日々の忙しさと、ちょっとした違和感。
見えなかったもの、見ようとしなかったもの。
たいしたことはないと、みなかったもの。
少しずつ綻び始める。
信じたいけれど疑ってしまう。
九門の言い分、自分が考える正義。
シリアルキラー。ヒーローじゃなく神になる。
時代が産み出した。
みんなは次から次へと新しい事件に目を向けるが一人だけ九門の考え方に傾倒している存在が…
事件は解決したけれど、関わった人たちの心の不安はそのままで終わる。光は見えないまま。
琴乃と、明日香のネットの書き込みが静かに怖さが残る。
Posted by ブクログ
このミス大賞 隠し玉作品
シリアルキラーもの。無難に面白かった。
〜内容〜
構成がきちんとしているので読みやすい。最後の病室のくだりの後、次代森のくまさん候補が健介,明日香,琴乃の3人になったところで終わらせて欲しかった。それともあえて明日香が次代と匂わせて裏切る仕掛けが続編で用意されているのか。既に続編を購入しているので、次回作を読むのが楽しみ。