【感想・ネタバレ】ワールド イズ ダンシング(1)のレビュー

あらすじ

シェークスピアより昔に世阿弥がいた。「わびさび」の走り、世阿弥がいた。庶民の代表者である芸能者が、国を、社会を変える! 世阿弥こと鬼夜叉は、父親・観阿弥の命令でとりあえず舞っている美少年。観阿弥が頭をつとめる人気の一座・観世座に所属しているが、何故舞う必要があるのか常に疑問に思っている。そんななか、ある小屋で、貧弱な体と枯れた声、下手な動きで舞う女を見かけた。いいはずないのに、その姿に鬼夜叉は「よさ」を強く感じたのであった…。「身体」を武器にした中世ダンスレボリューション、開幕!!

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混沌時代の芸能を極めた男

猿楽の世界で極め、観世流を創始した世阿弥(鬼夜叉)の若き日々を描いた物語。政道に不満を持つ民衆のやけくそとも言える爆発的な踊り、春をひさぐ白拍子、「夢幻」を知り、鬼夜叉を好くという不気味な男、そして商人を目指す少女、彼らとの出会いが鬼夜叉の踊りの世界観を広げる起爆剤となる。そして、迎えた大舞台で鬼夜叉一生を決定づける人物から目をつけられる事になる。歌舞伎の源流とも言える猿楽の世界を分かり易く描いており、非常に楽しい物語になっている。

#アツい

0
2021年09月09日

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