あらすじ
食い食われ、他者の命をよすが（縁）に生きる――。
森で暮らす狐の九重は、ある日、巣から落ちた鷹の赤児を拾う。非常食にしようと持ち帰り、食い応えが出るまで餌を与えることにしたが、「とーさん」と呼び一心に慕ってくる子を食べることができず、九重は「よすが」という名を与え親になる覚悟を決めた。成長したよすがはたびたび「俺を食べて。そうしたら九重のお腹でずっと一緒にいられる」と要求してくるが、九重はそんなよすがに対し食欲とは違う“飢え”を感じるようになり…？
狐×鷹の異種族・獣人BL！ 電子限定おまけ付き!!
感情タグBEST3
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美人でかっこいい鷹が受けという設定が大好きです。孤高の攻めが1匹では無く2匹、周りの動物たちと暮らしていく決意をしてすごく良いストーリーでした。もふもふ大好きなので欲を言えばもっとみたいです。
よすが、可愛すぎて。。。
狐の九重と、食料として拾われた鷹のよすが。
巣から落ちていた雛鳥を餌として飼育しようとしていた狐の九重。懐かれるうちに大切に思うようになり、名前を付けて家族になることを決意する。縁よすがと名付けられた雛は成長し鷹であることが分かる。
絵が綺麗で表情が細やか。幼い雛は可愛いながら鷹の凛々しさも垣間見える描写にぞくっとした。
切ない！
狐をはじめ動物の特徴を捉えつつヒト(擬人化？)として描かれていて、パッと見て何の生き物なのか分かるので読み易いです。森のわちゃわちゃしたやり取りが可愛いしほのぼのとします。
ストーリーも脇役のおかげでただの親子連れ(餌を育ててる)のお話じゃなくて、愛の形が変わっていく物語になっていました。
イチャイチャするシーンは少ないし、どちらかと言うと親子愛強めです。かなり歳の差があるはずだけど、大きくなったよすがが綺麗で濡れ場でも差はそんなに感じませんでした。(ショタではありません)
形はヒトであるものの、寄り添う二人が違う種族であることや、性別が同じ(番えない)ことを突き付けられるシーンは情がうつった後には辛いものがあります。そういうところが丁寧に描かれている作品だと思います。
違いや、この先を考えれば考える程に二人の出した結論がハッピーエンドと言えるのか分からないけど、この森でずっと仲良く暮らしてほしい！そう願わずにはいられません。
スモーキーネクターからカナヅキ先生を知りました。やはり線がしっかりしていて絵柄がとても綺麗です。この作品はBLという以上に生物の多様性について色々と考えさせられる作品でした。種を残すことができないのは人間においても生産性がないなどと度々言われていますが、それでも一緒にいたいから一緒にいる選択をした狐の九重と鷹のよすがのように正直に生きられる世の中になればいいなと思います。
切ない
なんと言っても、よすがの表情が最高にいいです。餌が欲しくて泣いているところ、ふと見せる眼力、どう成長するのか、気になって仕方がない。
鷹を擬人化してあんなにも魅力的に描ける作者さんに感服です。
Posted by ブクログ
BLっぽさは少なめ。
惹かれあっている過程を楽しむ感じではなく、
種族違いが一緒に居る意味を探す獣人ならではの葛藤を見守る感じ。
みんなかわいい
個人的には ちょっと辛そうな初体験の描写しかなく、ラブラブえちが欲しかったなぁ。
2巻3巻と続きが描けるようにあえてここまでなのかな？
BL業界は厳しいね
歳をとるごとに（よだかが一人前の雄になって）タチウケ逆転する…とか素敵だなぁと思ったり。
素敵な攻めになると思いますよ！
作者さん買いです
スモーキーネクターがすごく面白かったのでこの作者さんの人外ものが気になり購入。作品が違うので当然が知れませんがまた違った作風で面白かったです。個人的にはもうちょいわちゃわちゃしててもよかったかも。しっとりとした感じで、偶然にも親として育てることになってしまったひとりぼっちの狐と自分をいつか食べてもらえると思ったら鷹のことのお話。異種族で子供も残せない、でも一緒にいたいという後半の葛藤が切なかったです。二人のこころが通じあって一緒に再びいることになってからの様子をもう少し観たかったかも。
孤独な狐のお話
狐×鷹
獣人ではありません
擬人化…なのかな？生態は動物のまんま、狩をします。
リスなんかはドングリ食べてます。
雛のころの鷹が可愛いいいー！
リスをちろっと見る顔が、確かにゾクっとします。
鳥好きなので狐に甘える所とかたまりませんでした。
あと大人になってからの（雛換羽が終わったあとだから人間で言う少年くらい？）羽織袴姿の鷹も可愛いかった！
ただお話としてはちょっと物足りないかな。
感動
子が成せなくても、理由がなくても、最終的に生きたい相手と生きるという選択に胸を打たれました。
どこかジブリのような世界観を持つファンタジーで、絵もストーリーも素晴らしいです。
匿名
いい話だけど好みではない
日本昔話にBLが加わったお話だと思います。
キツネが鷹の子を拾い、常備食として丸々太らせようと思って育てているうちに情が湧いて親となることを決めた、鷹の子とのやり取りが暖かく微笑ましくてすごくいいお話なんだけど、だからこそこのBL部分が背徳感罪悪感となって邪魔をする、自分はそう感じました。BL本にこーゆーのもあるんだなぁ。狐が子を舐めて毛繕いする場面がソレ風に持って行く手段なのだろう。だけど、効果は弱いというか、無理っぽいというか、このストーリーの出だしから毛繕いの場面までを見て、この持って行き方では、やはりBLとは相容れないと思いました。
絵はすごく良いです。人物像より良かった。
動物の種をそれぞれ活かしたキャラデザイン、衣装、表情、見入りました。
