【感想・ネタバレ】AX(アジャイル・トランスフォーメーション)戦略―次世代型現場力の創造のレビュー

あらすじ

「アジャイル」はアマゾンやグーグルといった急激に成長してきたテクノロジー企業が、製品・サービス開発に用いている手法であり、短期間でトライアンドエラーを高速回転で繰り返しながら完成度を高めていくものである。
変化していく局面局面に応じて機敏に反応し自律的に判断し、物事を先に進めていくというアプローチである。
この手法自体はテック企業の製品・サービス開発に限定されたものではなく、営業変革や事業開発、コスト削減など、企業の事業運営自体にも活用できるツールである。

すでに欧米では「アジャイルであること」は生存の必要条件となっており、顧客の変化に対応し自らも柔軟に変化し続ける企業が勝者として生き残り、そうでない企業の淘汰が進んでいる。

日本では、決められたことを正しく進めることが良しとされ、変化に対してどのように対応すればいいかわからず思考停止に陥ってしまうか、状況がまずいことはわかりつつも様子を見ようとするだけで、対応が後手後手に回ることが多くなっているようだ。
「アジャイル」はこのような状況を打破するための強力な手法であり、業種を問わず、イノベーションや企業変革における活用例において、欧米での成果は枚挙にいとまがない。

本書は海外におけるそれらの数多くの学びから、「アジャイル」の活用方法を実践的なガイドブックとしてまとめたものである。社会・消費者の変化に直面している日本企業が、現場レベルで自ら加速し、生まれ変わるための指南書として大いに役立つものとなるはずである。

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Posted by ブクログ

流行りのアジャイルの教科書的本。 日本版だけに書かれた箇所は少し具体的でわかりやすいが、もしかしたら訳者が少し誇張しているのかもしれません。

0
2021年10月10日

Posted by ブクログ

アジャイル開発に関する網羅的な本であり、フィクションの内容を織り交ぜて、組織構成やマネジメントに関しても適用できることを書いている教科書的な本。
具体例を書いてくれているが、全く同じ事例は存在しないため、小説的に読む方が良いかもしれないが、個人的には参考になりづらい本ではあった。
フェーズが変わればまた価値が出る可能性も期待しての評価。おそらく外部から見るのと、内部で仕組みを作る差分が永久に取り除きにくいとも考えている。

0
2021年10月17日

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