【感想・ネタバレ】カナダ金貨の謎のレビュー

あらすじ

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。
倒叙形式の表題作「カナダ金貨の謎」ほか、火村とアリスの出会いを描いた「あるトリックの蹉跌」、
思考実験【トロッコ問題】を下敷きにした「トロッコの行方」など趣向を凝らした五編を収録。
〈国名シリーズ〉第10弾。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

4話が収録されており、どれも読みやすくてあっという間に読める。
全部良かったけど、やっぱりアリスと火村先生の出会いは衝撃的だった。
ちょっとよそよそしい二人を見ると微笑ましい。
そして最後の落ちも良かった!

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2023年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

偶然、ミステリの分類について調べていたあとだったので、カナダ金貨の謎を読み始めてすぐに、
おお、これがあの倒叙ものか!とわくわくした。
※たしか以前にもあったはずではあるが、もともと細かいことは気にしないタイプなので、その時はあまり調べていなかった。

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2021年10月07日

Posted by ブクログ

表題の中編は作者らしく合理的な理由づけでスッキリした解決。ただ、いわゆる倒叙ミステリ(犯人視点で語られ犯人がわかっている)なので、好まない人はご注意を。
ある短編では火村&アリスコンビのファンには、長らく語られなかったあれがここで明かされるか!というところもあって面白いです。
関西の県警所属のおなじみ刑事たちもそれぞれ登場して、長年のファンとしては元気そうで何より(?)という視点でも楽しめました

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2021年08月15日

Posted by ブクログ

火村とアリスの名コンビが活躍する国名シリーズ10作目。王道の本格推理から二人の出会いを描く掌編まで、バラエティー豊かな作品集です。

ミステリの趣向としては表題作の「カナダ金貨の謎」が面白かった。
ワトソン役であるアリスの視点と犯人側の視点と二つの視点で語られる、倒叙型ミステリの趣向も凝らされた一編
倒叙型ミステリは犯人の追い詰められていく視点が面白いけど、この「カナダ金貨の謎」はいきなり犯罪計画が狂ってしまった犯人の視点から始まるのが面白い。
犯人が狂ってしまった計画を立て直そうと悪戦苦闘する様子と、火村がいかに犯人にたどり着くか。当初の犯罪計画とはどのようなものだったのか。読むポイントがいくつもあって、面白かった。

「トロッコの行方」はトロッコ問題という思考実験を下敷きにしたミステリ。犯人指摘とトロッコ問題を掛け合わせたラストが、運命の皮肉や因果応報を思わせる余情を残します。被害者を突き落とした時刻をめぐるロジックもさすがなのだけど、この余情がいい意味で本格ミステリらしくなくて、有栖川さんらしい雰囲気を醸し出している。

電光石火のごとく事件を解決に導くヒントを見つけた火村。その理由を推理する「エア・キャット」は探偵火村の違う側面が見られる一編で、シリーズファンこそより楽しめる一編。

火村とアリスのファースト・コンタクトを描いた「あるトリックの蹉跌」もシリーズファンとしては嬉しい一編。

王道の本格ミステリから、変わった趣向のミステリ。さらに二人の新たな側面を見せる作品など、存分に火村・アリスコンビとミステリを楽しめる一冊でした。

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2021年08月29日

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