【感想・ネタバレ】信長、天を堕とすのレビュー

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信長の一生を読み解く新たな切り

2021年08月22日

木下先生には「宇喜多の捨て嫁」以来常に斬新な切り口で唸らされてきた。そして、信長の人生という歴史上最大のミステリーについて今回もまた新たな読み解き口を提示頂いた。本書を読了後、、早速改めて読み直そうと信長公記を手にしている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年08月30日

様々な場面における信長の心中が描かれているが、これまで描かれがちだった、ただただ唯我独尊な姿ではなく、時代を変え得る人物ゆえの苦悩が描かれており、一風変わった信長像のように感じた。
同日発売の天野純樹著の「信長、天が誅する」と合わせて読むと、より面白さがます作品だった。

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Posted by ブクログ 2021年10月31日

織田信長は、歴史時代小説で取り上げられることの多い人物の中でもその最もたる一人だろう。
それゆえ、作家は独自性新規性を如何に表すかに注力せざるを得ない。
本書では、「恐怖」をキーワードに、様々な場面で信長の行動を繋いでいる。
「あれ以来、信長は恐怖を感じたことがない」
大阪本願寺との死闘にけりがつい...続きを読むて、信長が得たもの「それは恐怖だ」
「光秀と信長は似ているが、決定的に違うところがある。それは、恐怖を知っているか、否かだ」
日本に恐怖させる存在が見いだせないことから、朝鮮、明国、天竺を征討することに、信長は思い至る。
横死により果たせなかったことを実行したのが、秀吉ということか。

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