【感想・ネタバレ】スーパーエンジニアへの道 技術リーダーシップの人間学のレビュー

あらすじ

この本は、先に訳出した同じ著者の本「コンサルタントの秘密」の姉妹編であって、両編合わせて著者ワインバーグ氏のこれまでの仕事の集大成ともいえるものである。著者ワインバーグ氏は、序文において「成功したシステムと不成功に終わったシステムを比べてみて、じきわれわれは成功のほとんどすべてが小数の傑出した技術労働者の働きに依存している、ということに気づいた。」と述べている。

人はスーパーエンジニアというと、技術をよく知っていてどんどんすごいことを思いつく人、といったものばかりを思い浮かべるかもしれない。そしてそういう技術革新能力も貴重である。だが、スーパーエンジニアが本当に「スーパー」であるためには、技術革新の力だけでなく、動機づけと組織化の能力を併せ持っていることも必要だ。この本の用語を借りていえば、「問題解決型のリーダーシップ」を身につけていなければならないのだ。

[訳者まえがき]より

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Posted by ブクログ

ネタバレ

もはや全然覚えていないんだけど、大変な名著とされているよね。開発部の吉田さんが配ってくれたことで有名。

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2015年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルと中身はかなり不一致で、リーダー論の本
このタイトルで読む人が限定されるのは残念
しかし30年前に書かれているのに、今と全く変わらない状況にあるというのはどういうことか
個人的には冗長すぎる「小話」がちょっと後半しんどかったが、章立てになっているので時々読むには良い気がする

メモ)
・他人をリードするか。プロセスをリードするか
・問題解決のリーダーにあるのは「もっとよいやり方は無いか」という信仰
・技術リーダーとして成功する人々のやり方
 -問題の理解
 -アイディアの流れを調整する
 -品質保持
・問題の理解
技術力がどれだけ高くても何を達成するか明確に理解しないと成果は出せない。彼らは「何か面白いことが見つかるに違いないと信じている」人たちで、問題自体を理解したいと思っていない
仕様書を読むという行動に対して、一人の目がもつ信頼性は不十分
・アイディアの流れを調整する
アイディアが少なければ解決策は生まれないが、多いと混乱する。アイディアは練り直しが大切。出すときよりも練り直しに100倍の労力を使う。誤ったリーダーのイメージとしてキラキラしたアイディアをべらべら喋るがある。それは他人のアイディアをおさえるだけでナンセンス。時間と労力が不足してきたらアイディアを出すよりガリガリやる、神すらも6日で新しい生物を考え出すのをやめたのだ。以前にうまくいった、もしくは捨てたアイディアを捨てる、復活させる。
・品質を管理する
問題解決リーダーは目標が定義されれば欠陥を持った解決策を受け入れない。品質を進行につれて計測し、必要なら方針を変える。PJから一歩退いて生き残りの可能性を評価する。そしてアイディアを実施する前に顧客の確認を取る。そして失敗を失敗のままにせず糧としてより創造的なプロセスとしていく
・よりよい戦略を進むとき、人は飛び移るのではなく登る、基本的にずり落ちる。これまでうまくやっていたことを断念しなければならない。だがそのリスクなしに継のフィールドへは移れない
・失敗を成功への跳躍に使う人がリーダー
・人と仕事のどちらを優先するか。判断は不可能
・「力」とは所有ではなく「関係」

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2015年03月21日

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