【感想・ネタバレ】月神のレビュー

あらすじ

明治十三年、福岡藩士出身の月形潔は、集治監建設のため横浜港から汽船で北海道へと向かった。その旅のさなか、亡き従兄弟の月形洗蔵を想った。尊王攘夷派の中心となり、福岡藩を尊攘派として立ち上がらせようとしていた洗蔵。だが、藩主・黒田長溥は、尊攘派の台頭を苦々しく思っており、洗蔵は維新の直前に刑死した。時は過ぎ、自分は今、新政府の命令によって動いている。尊敬していた洗蔵が、今の自分を見たらどう思うのか? 激動の明治維新の中で国を思い、信念をかけて戦った武士たちを描く、傑作歴史小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

福岡藩の月形姓をもつ主人公が2人。2つの視点から維新前(中)と維新後の日本を描いた歴史小説。

視点が2つにしたことで、ボヤけてしまう部分があるのは否めない。洗蔵はともかく潔がボヤけて冴えない。任務の重圧に潰されかけた可哀そうな役人を描写しただけの話に読めてしまう。

1つの作品にせず分けた長編でも良かったのではないか、せめて上下巻にするとか…。

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2019年04月24日

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