【感想・ネタバレ】企画のレビュー

あらすじ

今、あらゆる場所で「企画できる人」が求められている

Web、SNSがインフラ化し、誰もが情報発信できる現代は、1億総クリエイター時代とも言われる。ブロガー、YouTuber、インスタグラマーなど、様々な「つくる人」から熱狂的な支持を集め、今なお売れ続けるロングセラー書『人がうごくコンテンツのつくり方』から3年。本書では「逃走中」「ヌメロン」など、さまざまなヒット企画を生み出してきた著者が、コンテンツの源ともなり、今、あらゆる企業・人が求めているもの、「企画」をテーマに書き下ろす。

「企画=アイデア」ではない。企画とは「決めること」である。

企画という言葉から「アイデア」や「発想」を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。つまり、企画ができる人とは、素晴らしいアイデアを閃く一部の「特別な才能の持ち主」だと。本書ではそういった従来の企画に対するイメージや常識を覆す。企画とは、端的にいえば「決めること」であり、どんな人でもできるようになるものである。本書では、「企画とは何か」を再定義し、企画力の正体を解き明かす。また、「企画」と「コンテンツ」の違いから、いかにして企画ができる人になるか、その具体的方法までを伝授する。

■本書の構成
序章 企画とは何か
第1章 生まれる企画
第2章 人と企画
第3章 伝わる企画
第4章 進む企画
第5章 企画を受け取る
第6章 企画力の正体

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Posted by ブクログ

ネタバレ

企画を考える前提条件をあげてから考え始める。
自分の工数6割
社内リソースなし(儲かり具合で変わるので必須でない
お客さんの予算、注力領域、、、
 で、何できるか考える。




先回りして動く。タクシー先によんでおくとか、何にでもあてはまるけど
--------------|---
【企画を始める時】
・企画は前提条件を整理してから考え始める。★
そうすることで、考えるための選択肢が見えてくる。

・企画とマネタイズはセットで考える。原価も利益も★
そうすることで、どのくらい活動できるか?いつまで続けられるか?が見えてくる。

【企画のポイント】
●インプットしまくることが大事。大量のインプットにはメリットが2つある。
メリット1 既にあるパーツを置き換えたりまとめたり組み合わせたりする。考え方を真似る。
メリット2 他人に企画を伝えるときに例え話を使うことで正確なイメージを与えることができる。

インプットのコツは、他の人が興味を持ってギュレーションしてくれた情報をインプットしていくのが効率的。
テレビの十倍速とかも大衆の感覚が掴めるので良い。
情報ターミナルになればもっとラク。情報発信しておけば自然に集まる。★
 例えば、この人と飲む時はこの話をしよう等の事前準備して意識して情報発信しておく。他にも常にこんなことに興味あると言っておくとか。★

インプットは、尖った情報、つまり第三者によってそぎ落とされてない生に近い情報(例えば誰かの相談事、現場の空気感等)と丸い情報(マーケティングデータ等の平均化されている情報)の両方を持っておく。
尖った情報をもとに企画しないと誰の心にも刺さらない。悪い情報は決裁者を説得する手段に使う。

・企画をストックしておく。
メモ魔になる。ボツになった時もメモを残しておく。
・企画しまくる。ボツになるのが殆どだがそれが当たり前。

●アイデアを出す時は、既にあるものを結びつける。その時には人起点で考える。
 例えば、居酒屋でビールを飲む人の気持ちと、椅子に座る人の気持ちをかけ合わせて考える、、とか色々な状況の人の気持ちになって結びつけて考える。

(ユーザー ※サービスを使ってる人
消費者 ※使おうと思えば使える準備ができている人
生活者 ※使うかもだが予定ない人 のくくりがある。)

・とんでもDX企画に注意★
新しい技術を世の中に展開しても感情が置き去りだと刺さらない。DXの手法でこれができる、だけ提案しても無理。
大事なのは生活者目線で
こういう不満あるでしょ?
(←ポイントは普遍の感情、面倒いらつくモテたい等★) 
そんな時はこれ。と提案しないと刺さらない。
そういう発想にするために人起点で考える。

・フリのある企画にする。周知の事実を上手く使ってオチを考えると、みんな勝手なイメージを持って見るから意外性が出る。
・自分をペルソナにして企画するとニッチなニーズも顕在化させやすい。
・置き換えするだけでもいい企画になる。知ってることを使えるのでハードルが下がるという利点もある。
・世界観を操作する。似た事例(研修を学校の授業に例える)をあげるとイメージしやすく、全く違うものと紐づける(ラーメン巡りを宇宙旅行に例える)と意外性がでる。


【企画を世に出すために】
●企画は世に出してから価値が出る。企画すなわち何かを決めて、それに対して誰かの反応が生まれる、そこまでしたら企画が産まれたことになる。
①まずは世に出して+②実現させることが大事。
②実現させるとはどこまでのことを言うのか?決めておく。長く続けるものと短くて成功するものは特徴が違う。
①世に出すまでに承認者はリスクヘッジをする。そうするとどんどん丸い企画になっていく。

・企画を考えたら検索する。類似企画があればニーズがある証拠。その企画の悪い部分を見つけてより良い企画にする。
・企画は差別化する必要ない。見せ方、伝え方が違うだけで別の企画になるから。

【企画を受け取る】
・承認した後は一緒に進める共犯者。敵対しない。
・こだわりを見極めろ。企画の節々に根拠があるかを見る。


余談
仕事に失敗の少なさ、正確性を求められていたのは大量生産を担っていた時代。今はロボットにできない創造性が求められている。何度失敗しても自分で企画して実現させていく人のほうが活躍する。
それは失敗ではなく実績としてこんなことにも挑戦できる、という捉え方をすべき。

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2021年12月18日

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